
コバンはおデン様の声で目を覚ましました。
「ダンゴ! ダンゴはどこじゃ!」「相変わらず呼んでも来ない奴じゃっ!」(女王様の憂鬱)

「ダンゴは夜回りと下足番で疲れ切って寝ております。拙者でよろしければ御用を伺いまする」
「乳母がわらわの鼻に毛玉取りジェルを塗りおっての。自分で舐めても取りきれないのじゃ」

「では拙者がお手伝い致しましょう。ペロペロペロ⋯」
「お前の悪霊払いはちっとも効かぬがな(ホラーマニアは嫌われる) 少しはわらわの役に立つのじゃぞ」
「ですが拙者は奥方様からオーバッカの称号を授かったのでござりますよ」
「なに⋯?」

「今までオーバッカだったドンごろー殿はチューバッカに格下げ出そうで」

「バーカ! 」ゴンゴンが言いました。

「それはお前が大バカ者だって意味なんだよっ! ドンごろー以上のなっ!!」

「ううぅ⋯そんな⋯拙者は馬鹿ではござらぬっ⋯」

「まぁ…まだ若いのだし、修行に励めば大丈夫であろう」
おデン様が慰めますがコバンは泣きやみません。

「うっ…ひっく…ぐずっ…拙者は皆に馬鹿にされておったのか」
泣き疲れてフテくされたコバンは、すっかりブサ顔になってしまいました。
2017-03-13 18:58