119.漫画編集者の脚本教室・リアクション編

 集中講座第3弾始まりますよ〜。

 みなさんは文章を書くのに、テーマを決めて“起承転結”で構成すると教わりましたか?
 全部忘れて下さい。
 まずテーマですが、人類の命題だの普遍的な価値だのを追求してはいけまへん。書くのは「あなたの好きな事」に尽きます。
 しかし初心者が作品を作ると、雰囲気だけのものになります。イメージや世界観は細部まで作れるのに、何も起こらないのです。
 それならと事件を起こし(起) その結果が(承) 波及して行って(転) 衝撃の結末を迎える(結) ような話を作ろうと悩んでも、書けなくなります。     
 この脚本教室がストーリーより先にキャラ作りから始めたのには、ちゃんと訳があります(テキトーに言ってるんじゃないのよ〜)
 ストーリーを先にして、それに沿って人物を配置すると、ただの駒として動くリアリティーのない人間になります。
  緻密な構成や意表を突く展開はプロに任せて、話作りの基礎をここで学んで下さい。
 まずはあなた自身が好きになれるキャラを、作りましょう。それが出来たらストーリーの基本はこうです。

 〇何かが起こる→リアクション

 〇また何かが起こる→リアクション(内面で何かが変わる)

 〇またまた何かが起こる→前とは違うリアクション(行動が変わる)

 〇自分からアクションを起こす→状況が変わる

 場合によってはこれが繰り返されたり、アレンジされて物語になります。これに導入部分(主人公のキャラを見せるエピソード)と、エピローグを足して完成です。

 重要なのはキャラの魅力を伝える事です。
 これは常にリアクションに現れます。
 その人の長所だけでなく、短所もリアクションで見せながら、好感を持ってもらえるキャラにしましょう。
 そして物語のヤマ場・自分からアクションを起こすまでの心理に、説得力がないとダメなのです。
 何故・何の為に・何をしたいのか、パーソナリティーをしっかり作ってあれば、主人公が勝手に物語の中で動き始めるはずです。

 とにかく先ずは、何か書き始めてみましょうね。

※この講座は漫画原作やライトノベルを書いてみたい初心者向けです。質問がある方はコメント欄か「お問い合わせはこちらから」でお寄せ下さい。 

2017-09-28 18:30 

119.漫画編集者の脚本教室・リアクション編」への4件のフィードバック

  1. 脚本教室を読んでいたら書きたい気持ちがむくむく出てきました
    実はソネブロのサブブログでショートショートは以前書いてたんですが
    また書いてみようかな~

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  2. そうだったんですか〜😀
    書いて書いてー🖋📖ぜひ書いてみて下さいっ😲

    いいね

  3. 劣等生の僕がきたよ。今度こそ落第しないよう頑張ってみるから。
    誰だっ、ポリポリなんて言っているのは。

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  4. いいえっ。先生には分かっているのよ。あなたは出来る子だって✨🌟
    私と一緒に試練に耐えて巨人の星を掴むのよっ!! ⚾️

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