154.陰陽師奮闘中!

 拙者は小判蛮八。宅配のお兄さんではなくて陰陽師でござる。
 殿や奥方様が外からお戻りになると、しっかりお清め(手をナメナメ)を行なってござるし、邪気払いもするのでござる。奥方様は時々悪霊召喚の儀式(ホラー映画鑑賞)を行うので油断ならぬのでござるよ。屋敷を守るのが拙者の仕事でござりますからな。

 この壁に結界を張って、悪霊が侵入できないようにするのでござる。拙者の強力な祈祷で、これまでこの家には一匹たりとも禍々しいものは入れておりませぬぞ。それでも奥方様はなかなか諦めてくれぬので、いつも頑張って防御し続けているのでござる。時間がかかって手ごわいのでござるよ。

 それに拙者は、奥方様のため毎朝欠かさず洗面水も清めておるのに、肝心の一番不浄な場所からは今も締め出されたままなのでござる。

 こここそ拙者が力の限り盛大にお祓い(水をバシャバシャまく)を執り行わねばならぬ場所。苦労して入ってもすぐにに追い出されてしまうのは何故でござろう。

 きっと奥方様は拙者の力をお認めでは無いのでござる。拙者はまだ子猫なので(とっくに大人だし大猫です)もっともっと大きくなって、より強力な魔術を繰り出さねばならぬのでござる。いつかあの結界の壁も壊して、二度と悪霊達がこちらを窺えぬようにしてみせるのでござる。

2018-05-10 00:21 

174.子猫大猫大きな子猫?

 日本猫の体格は、生後一年ほどで大体決まります。でも洋猫の中には、3歳くらいまでじわじわ大きくなる種類があるのです。まだ成長中(?)のコバンは、大きくなるにつれ、みんなに恐れられるようになってきました。

「アタチのそばに来ないでよー」「こいつアタチの3倍あるのよっ」

「遊ぼうでござる〜」「やだねっ!オマエでかすぎっ!」

「拙者はまだ子猫でござるよ」「どこが子猫なんだよっ」「わらわは知らんぞ。女王のわらわより大きな者など認めぬからな」「オラも知らねーだ。ボスのオラよりでかくなるなんて許せねーずら」

「拙者は大きくなってなんかいないでござるよ〜」「そうですよ」「コバンは最初からこの大きさです」「僕の倍の大きさのままです」
 それはー。ダンゴ君もいっしょに大きくなったからでしょー?
「え!? 僕たち大きくなってますか??」

 ほーら、見てごらんなさい。これが仔猫の時でしょ。そして今はね⋯。

「わーー!! 寝床が小さくなっているのでござる!」

2018-09-08 19:14 

184.お菓子をくれたらお祓いします!

「今夜はハロウィンでござる」「拙者も出かけるのでござる」

「おぉ! そうであったな。今夜の主役は黒猫じゃ」「町へ出て魔を祓い、菓子をもらってくるが良い」「皆様は行かないのでござるか?」「大人じゃからな」

「お菓子をもらえるのはコドモだけだぜぃ。オマエもう大きいだろ」「拙者はまだ子猫でござる」「そんなに でけーのにぃ?」

「拙者は大きくても子猫なのでござる」「菓子をもらえるのが子供だけなら、なおさら絶対に子猫でござる!」
「ガンちゃんも行かないのでござるか?」「私の加工は怖すぎると言われました」

「わあぁぁぁぁ!! 心臓に悪いでござる〜」「ショックで死人が出そうでござる〜」「家から出ないでくだされ〜」

「ダンゴはいっしょに行くでござるよね?」

「僕まだ頭が痛いんですー」「僕のぶんもお菓子もらって来て下さーい」
「では拙者ひとりで行ってくるでござる」

「はっぴ はろぅぃぃぃん!」

 今夜コバンが訪ねて行ったらお菓子をやって下さい。お礼に玄関を清めるそうです。

2018-10-31 00:00 

201.陰陽師謹慎中

「拙者まだ子猫だというのに謹慎のうえ、修行のやり直しを命じられたのでござる」

 ※理由は前回「わるだくみスペシャル」でご覧下さい。

「精神修養の為またこの岩屋にこもろうと⋯」「むむむ、む?」

「なんといつの間にか岩屋が狭まっているではありませぬか!」

※コバンの自己イメージ

「おかしいでござるな〜」

「この洞窟なら良さそうでござる」

「中を覗いてはなりませぬよ」「秘密の修行でござるでな」

「☀︎☁︎☂︎☃︎⚡︎⚡︎⚡︎!!」「☼☾✸!!!」「✯!★!☆⋯」「⋯す⋯すぴ⋯☮︎☺︎」「⋯⋯ぐぅ⋯⚐❀⋯⋯」

「オオオぉぉぉぉーっ!」「滝よ清めたまえぇぇぇ」「我に力をぉぉぉ!」

「うおおぉぉぉぉー!」「山よ力をぉぉぉーっ!!」

「拙者これこのとおり完全復活したのでござる!」「もう決して失態などありませぬぞ」
 本当に大丈夫なんでしょうかねー。

2019-02-15 23:01 

236.怖いの怖いのとんでけー!

 人間が怖いコバン。インターホンが鳴ると慌てて逃げてしまいます。

 お客様の前でもいつも通りの様子で、写真を撮ってもらう連中がいるのですけどねー。(この時の写真)  出て来ない子達もいたようですよ。

「客人はもうお帰りになられたのでござるか」アンタどこに隠れてたのよ。「隠れていたのではござらん。ちょっと寝入っておりましてな」ふーーん。

「アタチはととちゃまのお相手しかしないのっ」はいはい。分かってますよー。

「なな、なんと! また誰か来たのでござる!!」
 お客様になついて撫でてもらっている奴もいたのにー。(この時の写真)

「客人はお帰りになられたのでござるか?」アンタ何おびえてるのよ。

「せ、拙者はおびえてなどおりませぬ!」「こ、怖くはありませぬが⋯よんどころない用事があり⋯」でも涙ぐんでるじゃない。無理しなくていいのよー。

「うぅぅ⋯。黒猫はニンゲンに捕まったら火あぶりにされるのでござるよ!」いつの時代のどこの国のハナシよ〜。スットコランドには猫好きな人しか来ません。それに今月は黒猫が主役のイベントもあるでしょ? もう泣かないのよ。

「ハロウィンでござるか?」そうよ。「またお菓子をもらいに行けるのでござるね?」そうよ。
 元気出しなさーい。

2019-10-04 22:01