
この街に引っ越して来てからママは、度々不思議な物体を見ました。子供の頃から何度かUFOは目撃していますが、猫浦では首を傾げたくなるような妙な物が出没するのです。(本文と写真はモチロンまったく関係ないです)

うちのキッチンの窓からは100メートル程先の交差点が見えますが、夜は人影がやっと判別出来る程度の暗さです。ある真夜中にママがコップを洗っていると、ここをレッカー車に引かれたアダムスキー型円盤が通りました(!?)

寝ぼけていた可能性はありません。漫画編集者の妻は完全な夜型です。長年ポストから朝刊を取って帰宅するような夫を待って暮らして来たので、夜は大丈夫です(午前中はダメです)
別の日の深夜には、タクシーの屋根に乗っかったミニUFOが通過しました(???)

何故1秒かそこらで通り過ぎてしまう物体を目撃出来るかと言うと、それらが通る時もの凄く明るくなるんです。少し前から交差点の片側がどんどん明るくなり始め、思わず何が通るんだろうと注目してしまいます。

交差点のさらに先には運河が見えますが、水面を船のように航行するUFOを見た事もあります。どれも工事現場で点灯しているライトを、数十個も並べたような明るさで通り過ぎます。

この街に何か原因があるのか、それとも家に居るあの猫が問題なのか⋯(ママの頭の中にも問題がありそうです)

リビングの窓の外からはヒュンヒュンヒュンヒュンというような金属音が聞こえる事もあります。すぐにカーテンを開けて確かめようとしても、静かに寝静まった街が広がるだけです。
パパに報告すると「あ良かったね。金曜日は遅くなるよ」とか落ち着いた反応が返って来ます。パパは当然ママに慣れています。
それでもママは絶対に何かがおかしいと、今日も言い続けているのです。
2016-11-12 18:13