
ママはいつも何かと猫達を褒めてくれます。可愛いと言ってもらって、ドンごろーは喜んでいます。寝っ転がっているだけなんですけどね。

「ダンゴ君エライわねー。よくジャンプ出来ました」わずか80センチ跳んだだけで大げさなのは、スコさんがジャンプの得意な種類ではないからです。

「おデン様も頑張ったわね。よく跳べました〜」こちらは75センチ跳んだのでした。

ボンにゃんは隠れているつもりなので「ボンにゃんはどこかしらー。見つけられないわぁ」などと、遠くからママが叫ぶのを聞いて得意そうです。

ゴンゴンはやる気なさそうな態度でも「ゴンゴ〜ン ちゃんとお返事して良い子ねぇ」と褒めてもらいましたよ。

褒めまくっていると、呼ばれたら来るようになるので、また褒めてもらえます。「ドンごろーお名前呼ばれたら分かるのね。お利口よ〜」お名前が分かるのがお利口ですかね。

コバンは毎日水遊びでまわりをビチャビチャにするのに(本人はお清めのつもり)「コバンくん今日もお勤めご苦労様ぁ」と声を掛けてもらいます。

時には意味のない行動も、ママは褒めてくれます。「ドンごろー穴掘り上手ねぇ」いったいどのへんが上手なのでしょう。

ガンちゃんのはほとんど破壊行動ですが「ガンちゃんホリホリすごいわねぇ」と、まったく理解不能な発言です。

しかし本当のことを告げてしまうと、猫達は自分のクマの所にこもって、スネてしまったりするのです。
だから日々褒めて褒めまくって良い子に育てようと、ママは努力したのです。その結果⋯⋯。

あちらこちらの通り道の真ん中で、無防備にひっくり返っているような、アホ猫ばっかりの家になってしまったのですね〜。
2021-09-24