86.ニャンコはいいのだ!

 ママが子供時代の家には柴犬や鯉がいて、ママ自身は金魚・インコ・ハムスターなど色々な動物を飼って来ました。最初の仔猫は40年以上前に道で拾い、連れ帰る途中で逃げられたのに、2日後に何故か家の前に座っていました。以来自分で飼ったのは10匹で、それ以外に母の所や祖母の家の猫合わせて10匹程とも、それぞれ同居していた時期があり、散歩途中に仲良くなったノラも20匹以上います。色々な子を見て思うのは、猫はみんな全然違うという事実です。

 母が飼っていたある猫は、狩り上手でモグラや鳩などを採っていました。しかしある日、どこからか焼きたてのサンマを咥えて来たのには困りました。それでも近所の人には「この子が来てくれるおかげでネズミが居なくなりました」と感謝されたりもしたのです。

 祖母の家にいた大きなオス猫は、目の前の港に停泊していたヨットから、2匹のメスを誘って連れて来ました。ヨットの人が、猫の居ないのに気付いたかどうかは分かりません。数日後に出航してしまい、残された猫達はずっと祖母の家で暮らしました。このメス達は食事の時間になると、友達のノラも呼んで来てみんなで一緒に食べていましたよ。

 猫というのは可愛がってあげても出て行ってしまう場合があり、逆に呼んでもいないのに勝手に住み着いてしまう子がいます。複数の家に通ってゴハンをもらう奴がいると思えば、絶対に懐かない者もいます。

 ぶんぶんキャッツも、みんなそれぞれにおバカで困り者ですが、猫はそれで良いのです。

2017-04-20 23:00 

57.ど忘れ・忘却・物忘れ

 昨日パパは作家さんの所にメガネを置いて来てしまい、夜遅くに取りに戻りました。呆れていたママも人を笑えません。「ボケ老人になるのが怖い」と言っていますが、ママは若い頃からかなりボケていたのです。

 時々何かをしようとして隣の部屋に行って、何をしに来たんだか思い出せなくなります。何かの最中に電話が掛かって来るとか、誰か訪ねて来るとかすると、それまでやっていた作業をすっかり忘れてしまいます。

「バースデイ・ブルー」で自分の誕生日の不満を書いていたママは、猫達の誕生日を覚えていません。2日も過ぎてから突然思い出して「ハッピーバースデイ」を歌ってくれます。どうせ猫だから分からないと思っているんでしょうか。 (※ドンが舐めているケーキは、本物ではなく食品サンプルの物入れです)

 パパも猫達の名前をど忘れして「おいゴン! ガン! ドン!」と全部呼んでみたりします。「ぶんぶんキャッツ」の名前はみんな紛らわしくて、よく聞き間違えや言い間違えがあります。さらにママが「スットコランドストーリー」「スタートリック」のお話で、別の名前も付けるので、よけい混乱するのです。

 健康情報番組などで物忘れに効くという知識を仕入れても、しばらく経つと内容を覚えていないので、あまり役に立ちません。それより困るのはママの、都合の悪い事は全部忘れちゃう性格の方です。

2017-01-25 18:56 

53.ぶんぶんハンティング

 暖房が行き渡るのは狭い家の利点です。(負け惜しみ) ここ何日かの寒波にも、ヌクヌクとのんびりしてる「ぶんぶんキャッツ」です。みんな本当に甘やかされて育ってますね。

 昔パパとママと私(ブン)が暮らしてたのは、山奥(??)の広い家。周囲は自然が豊かだったので、よく色んな虫が入り込んで来ました。私が巨大な蜘蛛やムカデとじゃれてると、決まってママが大声をあげて、横取りしに来ました。見つからないで楽しめた時は、飽きてからママにあげました。へろへろになったゴキブリなんかを見せに行くと、いつもキャーキャー喜んでくれたものです。

 ママがくれたおもちゃは、遊び終わったらちゃんとお靴に入れておきました。ラーメンのスープ袋やミントチョコの包み紙は、冷蔵庫の下に収納していました。現役「ぶんぶんキャッツ」は、誰も何も片付けません。もらったおもちゃも片っ端から色んな隙間に入れてしまって、すぐに遊べなくなるのです。

 だいたいオス達は狩りがヘタです。ゴンゴンは1センチくらいの小さな蜘蛛でも、じっと様子を見るだけです。運動神経は抜群なのに、気が小さくて手が出せないのです。ガンちゃんは勢い余って空振りするタイプ。ドンごろーは鈍いのでやっぱりダメ。ギンさんが居た頃は、彼女がさっさと仕留めてました。狩りの名手だったのです。

 ネコ科の動物では、狩りが上手なのはメスの方です。おデン様は皆を押しのけて、ボンにゃんは小さくてもすばしっこくハンティングが出来ます。

 ダンゴ君だけは、毎日真面目に狩りの練習をしています。猫砂などをぶっ飛ばしては追いかけて、腕を磨いているのです。充分に訓練をした後は、使用済みの砂つぶを、パパにプレゼントしてくれます。

2017-01-16 23:38 

3.私はもう死んでいる!?

 その年、人生で一番悲しい別れを経験したパパとママ。
 つらい2ヶ月を過ごした後、やはり猫の居ない生活には耐えられないと思いました。
 私を探した時には、あんなに時間を掛けたのに、たまたま見かけたゴンを選んでしまったのは、そのせいかも。

 ゴンゴンは私と同じ目の色をしてるんです。
 前回のペット業界用語を思い出してくださいね。
 彼は元気でお喋りで甘ったれ、好奇心旺盛で頭も良い子です(つまりサイアク)
 ママはいつも私に「ブンは世界一の美人さん」「世界一の良い猫ちゃん」と言ってました。
 そんな私と20年もいっしょに居たからか、他の猫はアホかもしれないって事を、忘れてたみたいです。
 パパとママの、寂しくなってしまった部屋を賑やかにしたいという願望は、思いっきり叶えられます!!
 どかーん!!と思いっきりね。

2016-10-25 19:49

1.ぶんぶんキャッツが やって来る!

ハ〜イみなさん!! 私はブン。

アメリカンショートヘアーの女の子。年齢はヒミツ。

ブログを書くのは初めてです。

これから我が家のニャンコ達を、少しずつ紹介していきます。(いったい何匹いるんでしょ?)

まずは私。

パパとママは私と出会う前から、最初に飼う猫の名前をブンと決めていました(なんで??)

そして長い間探し回った後ついに、背中に漢字の文(ブン)という模様がついた私を見つけたんです!

きっとパパとママと私は、運命の赤い毛糸?で結ばれていたんですねー。 

2016-10-23