33.ドンごろゴロゴロ

 コタツの中から地響きのような音がするので、めくってみるとドンごろーです。人間のオヤジなみの迫力あるイビキをかきます。
  パパの枕元で寝ようとすると「うるさいからあっちへ行け!」と追い出されます。「オラ、イビキなんてかかねえだよ。そんなの一度も聞いたことねえだぞ」
 ママは「短鼻系だから仕方ないのよ」と言います。「オラやっぱり耽美系だっただな!」(何がやっぱり??)「オラを分かってんのは、おっかあだけだ」

 最近ドンごろーは落ち込んでいます。家に来た途端一目惚れしてから、ずっと好いて来たおデンには嫌がられ、一の子分と思っていたダンゴには殺されかけ(ドンごろー危機一髪) もう一人の子分であるコバンは、何と自分を差し置いておデンと仲良くなりました(陰陽師昇進)

 ママは人気者だと言ってたのに、「ドンごろーの優雅な一日」には、ひとつもnice!が付かなかったし、コメントも貰えませんでした。
「ホントはオラ嫌われ者だっただか」
 ママしか味方がいないと思ったドンごろーは、歌を歌ってくれるようにせがみます。 「おっかあ! オラのお歌を歌ってぐでー」

 ママはいつもお腹をコニョコニョしながらテキトーな歌を聞かせてくれます。「どんどんドンごろうぉんおんおん! 皮の良いドンごろうぉんおんおん!」
 ドンごろーはこれを聞くと、嬉しくって大ゴロゴロしてしまいます。

これで安心してイビキをかきながら眠れるのです。

2016-11-30 18:30