ママは以前にも何度か、ホラー写真撮影について解説しています(ホラー写真を撮りましょう・他) 今回またご要望がありましたので、いくつかのポイントと注意点について説明します。

花粉症の季節で目が充血していたらチャンスですよ。しかし上の写真をツイートしたら「すぐ病院に行け」とか、大変に評判が悪かったもようです。何でもホラーにしないと気が済まないのは、どうかと思いますね。


同じ写真でも雰囲気が変わるサンプルです。花の写真なら生き生きと可愛く見せるのがフツーでしょう。ママは可愛いものを撮るのが苦手で、右のように色調整するのが正解だと信じています。


明るい場所でも、露出を落としたり色味を変えて、夜の雰囲気にしてみましょう。


建物の撮影では、看板が写らないよう注意して下さい。商標権の問題以外にも、ホラー使用を嫌がる人が多いので、ボカシなどの読みにくくする処理が必要です。右で廃墟感を強調していますが、まだ使われているビルです。


個人のお宅なら、なおさらプライバシーに配慮して下さいね。(敷地に入らない・個人情報や場所の特定を避けるなど) 石を投げられたりしても知りませんからね。



誰も写真を撮ろうと思わないような何でもない場所こそ、実はホラー向きです。側を通る人から怪しまれても、メゲないで素早くシャッターを切りましょう。じっくり考えたりしていると、不審者として通報されます。


店舗では、飲食物をインスタに上げるのは歓迎でも、ホラー化はまず許可されません。これは店内ではなく、上階の吹き抜けから撮っているのです。立っている人も赤の他人なので、顔が見えないようにしましょう。苦情が来たら、速攻で削除して謝りに行くのですよ。


建築物の撮影自体は問題ないのです。ただ加工のやり過ぎは、デザインの改変として、問題になる場合があります。そして完璧にデザインされたものほど、加工するとリアル感は失われてしまいます。

素材が見つからない・分からないという人も多いですね。でも例えばこのような、いつもの猫写真でも、怖くするのは可能です。



1・トリミングして真ん中に居た猫を右に寄せます。2・左側に赤色を足してコントラストを強めます。3・右側を暗くして明暗を強調します。

目線の先に空間を広く取るのが、通常の構図のお約束だとしても、逆もアリなんですよ。背後に気配を感じさせるのは、ホラーならではの手法です。
2022-03-27