315.おニューハウスでネンネしよう

 猫達が気に入った電車ハウスを、ママが買い足してくれました。「みんなちゃんと乗車しただか?」

「ふぇ〜い。むにゃむにゃ⋯」この車両には、外を見ながら居眠りしている乗客がいます。

 こちらの車両では、すでに気持ち良く寝入っていました。

「僕はやっぱりトラックの運転がしたいです」

「拙者はこのベッドを頂きましたのでな」確かにそのダンボールも、新しいのと替えてくれたんだけどね⋯。

「こんな宇宙船も届いたから、オラがチォックしとくずら」それ宇宙船じゃないと思うよー。

「異常無いようだから、まずわらわが使ってみるのじゃ」

「アタチも入ってみるのよっ」

「オレも乗ってみるぜぃ」「居心地は悪くなさそうだけどなっ」

「なーんか眠れねぇなオレ」今まで電車で爆睡してたんだから当たり前でしょ。「飛び立つ宇宙猫を、1匹・2匹って数えてると、眠くなるそうですよ」

「いったい何匹いるのか気になって、かえって眠れねえよぉ〜!」

2021-04-23

283.やっぱりまだまだ暑いのにゃ

あぢぃずら〜

あっついっ⋯

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「暑さの峠は越えたと言ってなかったか?」「まだまだず〜っと暑いではないか」

「どこが暑いのでしょう」「快適な気候ではありませんか」

「そうだっちゃ」「これ以上気温が下がると寒いっちゃよ」(※宇宙猫の故郷は灼熱の星です)

「オマエら変だろー」「さすがのオレ様だってまいってるんだぜぇ」

「拙者は暑さをしずめる術をですな⋯」「会得しておりますのでな⋯」

暑いではござらんかー!

「修行ができてませんね」

「僕は忍者ですから」「この程度の暑さくらい へっちゃらですっ」

「暑さでへこたれては忍者の恥!」「気合いを入れれば どうってこと⋯」

「どうってことないですからねっ」「ちょっと休めばすぐ回復して⋯」

やっぱ暑いじゃないかー!

2020-08-31

277.洗濯機を替えたら⋯

え? 洗濯機を替えるのですか!?

「いけませんよ」「この機械は大切なものなのです」ママも気に入ってたけど壊れてるんだって。「いえ、壊れてなどおりません」故障続きだから新しいのを買ったの。「ダメですよ!」

「わしゃこの装置を守るのじゃ」ワン・アンそこどいてね。「わしを倒してどかしてみぃ!」何言ってるの、業者の人が来たわよー。

「ガタイの良いニンゲンを二人もよこすなど卑怯なっ!」「わしとした事が装置を奪われてしまったにゃ」

「アレが無いとどうなっても知らんがや〜」ちゃんと新しいのが届いたでしょ?「別のではいかんのにゃ。あれは特別な装置だったがや」まさか“神様メール(2015ベルギー映画)の洗濯機”じゃないわよねぇ。

「ワームホールが喪失したのかぁ」「新しく設定するのに何ヶ月もかかるらしいです」「迎えは来ないのでしょうか」「宇宙船もまだ修理中ですよ」「当分ここで雑魚寝だっちゃ」「タバさんとクスさんは何故宇宙猫にそっくりなんすか?」「その昔 初代クウ・ネルダス男爵が空から降りてきた美猫と恋に落ちてな」「それってもしかして あのお方じゃ⋯」アンタ達うるさいわよー。ママに見つかっても知らないからねっ。

「だからダメだと警告したでしょう」「しかも新しい機械のスイッチにカバーを掛けましたね」ママが、洗濯機の調子が悪くなるのは猫がボタン押すせいだろうって、操作できないように付けたみたい。

「これでは皆帰れませんよ」

ワームホールをつなぎ直しても

装置を動かせないじゃありませんかー!!」

2020-7-5

238.スタートリック・王子の守護者

「わしはワン・アン」「グフフ殿下の乳母を務めた者だっちゃ」ガンザニア王家では、乳母はボディガードを兼ねて、屈強な武者が務めるんだったわね。「わしはグフフ殿下をお守りする為に、息子のアン・ワンを殿下の侍従兼影武者に据えて、子猫の頃から鍛えてきたんじゃよ」

「こらアン・ワン! しっかり鍛錬しておるかに?」「あ、いえ、私はグフフ⋯」「そうだアン・ワン。たとえ身内に聞かれても自分は殿下だと答えるのだぞ」「私はちが⋯」「その調子だアン・ワン! どのようなことがあっても絶対に殿下のフリを続けるのだ」「だから⋯」「行けアン・ワン! 」

「走るのだー! 鍛えるのだー!!」

「わーーー!」

「息子は阿呆で手こずったものの立派な武者になりましてにゃ」今のはホントにアン・ワンかしら? 「わしが二人を育てたんよ。見れば分かるがや〜」

「ほれ。右が殿下で左がアン・ワン」「比べれば全然違うっちゃよ〜」右がクス・ネルダス男爵で左がタバ・ネルダス候だって。「それはその⋯わしゃ武道が専門だからじゃに」「⋯ここでも警備の者を訓練しておりましてにゃ」

「こら! しっかり戦わんか!」「せせ、拙者は呪術で戦うのでござるよ」

「地球の技はその程度か!」「うわぁ! 宇宙カンフーだぁ」

「この程度でまいるとは軟弱な忍者め。しっかりするっちゃ」「う〜〜」

「殿下に無礼を働く奴を 懲らしめるのもわしの仕事!」

「寝る時も薄眼を開けて 警戒を怠らないだっちゃ!」

※この物語はフィクションで、写真に写っているのは全部ガンちゃんですからねっ。

2019-10-17 20:31

204.スタートリック・チームの危機!

「最近チームにたるんだ者が見受けられ、正体に気付かれそうな事態も発生しています」「我々は私一人のフリをしてこの家に居候しているのですから、本当は何匹もいると悟られては困るのです」

「へぇぇ。そのおマヌケは誰だっちゃ」「クスさん知っとる?」

「お前じゃないのか? アン・ワン」

「よぅ! 白玉鳩子ちゃん」「誰が白玉鳩子なのよっ!」「オイラが添い寝してやるっちゃ」「あんたガンちゃんじゃないでしょ」「なぁに言ってるっちゃ。グフフ殿下に決まってるっちゃよ」

「バカかオメーは!! グフフ殿下は自分で殿下とは名乗らんわい!」「親父だってアブねーだっちゃよ」

「オラも一緒に寝るずら〜」「わしに寄るんじゃねーだ! 地球猫めっ!」

「ほおぉ。ワン・アンもアン・ワンも、親子揃って能天気ですなぁ」「お言葉ですが、タバ様にもお気を付けいただきたいものです」

「クンクンクン。匂いは同じみてぇだな。ドンごろーそっちはどうよ?」「尻尾はガンちゃんに見えるだよ」「やめないかお前たち。調べてもボロは出さないぞっ」

「そういうエン・オンだって、この家のPCで勝手に宇宙メールを出すのはマズイでしょう」「えっ!? 僕がメール打ってるって何で分かったのですか?」

「家のニンゲンに見られたらどうするのだ!」「グルル殿下こそ目が宇宙仕様に戻っちゃってますよ」

「とっくにバレてんのにな〜」「今さら何をモメておるのじゃ」

「げっ!」「えっ!」「へっ!」「ひっ!」

「まさか私が宇宙猫だということまでは⋯」

 モチロンみんな知ってますよー。

2019-03-07 22:21