116.スタートリック外伝

「久しぶりだにー。アン・ワンだっちゃ」「えぇっ? 何度も出てるのに覚えてねぇのけ? グフフ殿下の侍従のアン・ワンだっちゃよ」「ここのおばちゃんもオイラ達の見分けがつかねぇけど、ちゃんと見とりゃ分かりますよなぁ 殿下?」

「わたしはタバ・ネルダス侯爵ですが、何か⋯?」「あ、すんづれいしますた。こっちゃが殿下でしたな?」

「俺はクス・ネルダスだよ。タバの父親さ」「え? するとあちゃらが殿下だかね?」

「このたわけもんが!!」「 わしゃオメーの親父のワン・アンだがや!」「ひぇ〜〜っ! 親父ここで何しとるっちゃ??」「ブルル殿下のお供で来たっちゃ」

「私はブルルじゃなくてグルルですけどね」「えぇ〜〜っ!?」「グフフはどこですか?」

「僕はグルル殿下の侍従のエン・オンですよ」

「わたしはタバ・ネルダスですっ!」

「俺はクス・ネルダスなんだって!!」

「グフフ殿下どごさ行ってまったっちゃ〜?」

 その頃グフフ(ガンちゃん)は地球のお友達と爆睡中だったのでした。

※スタートリック辺境編で登場人物を確かめたい方はこちらです。

2017-09-11 21:30 

80.スタートリック辺境篇

〇前回までのあらすじ (常連の読者さんはもう驚かないですよね?) 
 シワワン星ガンザニア王国の96番目の王子「シャブリ・ペロン・グフフ・ベローチェ」は、学問・武道共に歴代王子の中で最高の成績を修め、伝説の英雄“ガンザー”の再来と呼ばれていた。しかし宇宙の平和を案ずる父王は、王子達を次々大使として他星に送り、グフフを次期王の候補として王宮に残す嘆願を認めなかった。さらにグフフの赴任先として選ばれたのは、天の川銀河の最果ての星「地球」だった。その未開の地では、着陸誘導システムが何者かに破壊されており、墜落事故によりグフフは侍従と離れ離れになる。

〇登場人物紹介

 ガンザニア王ガルル

「すべての王子は、宇宙の平和に尽くさねばならぬ。例外は認められん!」

 王妃ウルル

「でもあの子はまだ幼いのですよっ!」

 実権を握る第3王子グルル

「王家の安泰の為には たとえ子供といえども、反乱分子となり得る者を置いてはおけません」

兄に反感を持つ第21王子ブルル

「王宮は魑魅魍魎だらけなのさ」

王子達の指南役の第4王女パルル

「グフフはここに残すより遠方に行かせた方が安全なのです」

〇第80話 (ご存知とは思いますが、あと79話は探しても見つかりません)

 森の中をさまよったグフフは山賊に取り囲まれるも、その首領クス・ネルダスはお前は自分の子供とそっくりだと言う。

「これでも俺は男爵と呼ばれていた男なのさ。盗癖がたたって城を追い出されたが、息子のタバは女王の信頼が厚く、侯爵の位を授かったんだ。今では諸侯会議の議長だぜ」「あんた困っているならタバの所に案内してやるよ」

「かたじけない。私はどうしてもこの星の王にお会いして、和平協定を結ばねばならないのです」「そのタバ様がお仕えしているのが、この星の女王様なのですね」
「コノホシっちゅう土地は知らんが、スットコランドの女王だよ。デニース様に聞けば何か分かるさ」
 クスと共に森を抜けて城に向かったグフフは、悲鳴を聞きつけ若い女性を救った。

「お嬢さんご無事ですか?」「ネルダス様!? アタチは大丈夫だけど女王陛下が心配よっ!」「城に急ぎましょう!」
 つづく⋯。

 ※女王デニースとネルダス侯については こちらをどうぞ「スットコランドストーリー第67話」

2017-04-03 19:05 

32.スタートリック

 よく晴れた日なら、人間に偽装した宇宙人は簡単に見分けられます。影が無いからです。光学迷彩を施しているせいです。
 夜や曇りの日は別の方法を試してみましょう。人通りの多い道で、周りの人に聞こえないような小さな声で囁きます。「あっ!火星人だっ」遠くから振り返る人が居たら宇宙人です。地獄耳なのです。
 また交通量の多い通りの横断歩道じゃない所を、堂々と渡る人も宇宙人です。地球の交通ルールを知らないのです。車に轢かれないか心配する必要はありません。絶対に大丈夫です。宇宙人が轢かれたというニュースを聞いた事はないでしょう?

 ところで我が家の宇宙猫の方ですが、最近気になる噂があります。
 ガンちゃんは二人居るというのです!

 壁を舐める奇行はともかくとして、この二人見分けが付きますか? 
 目付きのおかしいのは元からですよ。(宇宙人現る)

 仲の良いはずのゴンゴンが疑いの目を向け、ドンごろーが不思議そうに見つめる彼。

 ママは毎回ゴハンを、きっちり計量スプーンで計って出しています。早い時間に無くなってしまう日と、いつまでも余っている日があります。
 ガンちゃんはママが大好きで日に何度も“指ちゃぶ”をせがみますが、ママを見ただけで逃げ出す時があります。何も悪さをしていないのに、慌てて逃げるのは何故でしょう?

 あなたはだーれ?誰なんでしょう。

2016-11-28 19:45 

21.謎の円盤 U M O

 この街に引っ越して来てからママは、度々不思議な物体を見ました。子供の頃から何度かUFOは目撃していますが、猫浦では首を傾げたくなるような妙な物が出没するのです。(本文と写真はモチロンまったく関係ないです)

 うちのキッチンの窓からは100メートル程先の交差点が見えますが、夜は人影がやっと判別出来る程度の暗さです。ある真夜中にママがコップを洗っていると、ここをレッカー車に引かれたアダムスキー型円盤が通りました(!?)

 寝ぼけていた可能性はありません。漫画編集者の妻は完全な夜型です。長年ポストから朝刊を取って帰宅するような夫を待って暮らして来たので、夜は大丈夫です(午前中はダメです)

 別の日の深夜には、タクシーの屋根に乗っかったミニUFOが通過しました(???)

 何故1秒かそこらで通り過ぎてしまう物体を目撃出来るかと言うと、それらが通る時もの凄く明るくなるんです。少し前から交差点の片側がどんどん明るくなり始め、思わず何が通るんだろうと注目してしまいます。

 交差点のさらに先には運河が見えますが、水面を船のように航行するUFOを見た事もあります。どれも工事現場で点灯しているライトを、数十個も並べたような明るさで通り過ぎます。

 この街に何か原因があるのか、それとも家に居るあの猫が問題なのか⋯(ママの頭の中にも問題がありそうです)

 リビングの窓の外からはヒュンヒュンヒュンヒュンというような金属音が聞こえる事もあります。すぐにカーテンを開けて確かめようとしても、静かに寝静まった街が広がるだけです。

 パパに報告すると「あ良かったね。金曜日は遅くなるよ」とか落ち着いた反応が返って来ます。パパは当然ママに慣れています。
 それでもママは絶対に何かがおかしいと、今日も言い続けているのです。

2016-11-12 18:13 

5.宇宙人現る

 おトモダチ作戦は大失敗し、うるささが2倍になっただけ!!
 2匹が交互に休みながら遊ぶので、猫じゃらしタイムも際限無し。
 運動能力ではベンガルに勝るとも劣らないガンちゃん。ジャンプ力ではゴンゴンを凌ぐ程。
 そんな二人が張り合って騒いだら、どんなにうるさいか判りますよね。
 夜中も収まらない凶暴猫台風を恐れて、ババとママは蚊帳を吊って寝るようになりました。
 眠っていると突然仔猫が、顔めがけて降って来るからです。

 その場跳びでも2メートルはジャンプ出来ます。よくドアの上に跳び乗っています。

 しかもこのガンちゃん何だかヘン(性格はゴンと違って温厚。誰とでも仲良くする良い子です)
 最初にママが不思議に思ったのは横目。
 猫は普通目で追いかけている物のほうに顔を向けます。ガンは顔を動かさず横目だけで物を見ます。
 人間の言葉はすべて理解します。
  鳴き声もニャーとかミャオじゃなくピェーとかピャー。
 お腹が空いたら、自分で棚からクロワッサンやポテチを取り出し、袋を噛み破って食べます。ミルクは嫌いです。中国茶などをたしなみます。
 書類も噛んで断裁します。机の上に出ている紙はすべて断裁しないと気が済みません。仔猫シュレッダーと呼んでいますが、笑い事ではありません。パパは会社に提出する精算書類や添付レシートを、噛み痕だらけにされました。
 書斎に居るのを見かけて、居間に向かうとそこにも居ます。かと思うと家中どこを探し回っても居ません。時々消えてしまうんです。

 宇宙人と言うとグレイのようなタイプを思い浮かべますか?
 それとも人間に擬態していると思いますか?
 でもあなたの横に居るその猫、本当に地球猫でしょうか???

2016-10-27 19:56