
猫浦には「居酒屋・立ち食い蕎麦・コンビニ・歯医者」ばかりがあり、どこかで開店準備の工事が行われていても、出来るのは大抵この中のどれかです。以前コンビニの前にウ〇〇座りしていたお兄ちゃんが「ローソ〇ばっかし」と呟いていたのを聞き、思わず「ホントよねー」と言いたくなりました。(言ってないから)

食文化の貧しさはともかく、歯医者さんが多いのは謎です。大したものは食べないのに、虫歯はよくできる町民なのでしょうか?? ママはお金持ちが多いと言われる区の中で、最も貧乏くさい(!?)町だと言っています。(良いレストランも何軒かあるにはあります)

パパとママがこの町に越して来たのは、4丁目に高層マンションが立ち並ぶ前で、まだ工場跡地にコウモリ(!)が飛んでいた頃です。立派な橋が架かるまで、整備されていなかった路地には「立ち〇〇するな!」の手書き看板がありました。今はそこに植栽が施され、何もご存知ないオサレな新住民が行き交っています。

後に潰れたビデオ屋には、ヨレヨレのジャージを着てサンダル履きの、脱力しきった人々が訪れていました。この店は会員カードを忘れても、顔パスで貸し出してくれたのです。先に電話するとすぐに在庫確認して取り置きOKと、スンバラしいサービスぶりでした。

いつしか2件あった本屋が無くなり、花屋もパン屋も無くなり、ますますコンビニと立ち食い蕎麦が増えて行って、野良猫は減り、ママの体重は増加の一途を辿る(これは町とカンケイないでしょ)不思議な不思議な猫浦なのです。
2017-02-02 20:38