280.目線の先にはにゃにがある?

 猫は時々何も無いところをジッと見つめていたりします。ほとんどは遠くから聞こえる音に集中しているだけで、そこに何かが見えている訳ではありません。考え事をしているのかも知れないですしね。え? 猫も考えるのかって? 色々考えてるみたいですよ〜。

「最近誰かがアタチを見てる気がするのよー」「暗闇から視線を感じたりするわっ」

ぎくっ!

「不気味だからコバンにお祓い頼もうかしら〜」「きっと悪霊に狙われてるのよっ」

むむむむ⋯それはぁ⋯そのぉぉぉ⋯

「オレ今日のイタズラどこでやろーかなぁ」「オトンの書斎でマーキングしたら出入り禁止にされちゃっただろ?」「オカンが買いだめしたトイレットペーパーにもやったのが見付かっちゃってさぁ」アンタこそアクマ憑いてるんじゃないの? コバンにお祓いしてもらえばー?

「えーっと今日の指令は⋯」「夜廻りと下足番は終わったけどー」「まだなんか忘れてる気がする⋯」「思い出せないよー」ダンゴ君頑張ってるわね。

「あの音はなんじゃ!?」「上空からヒュンヒュンヒュンヒュンと聞こえて来るではないか」それガンちゃんのUFOだと思いまーす。

「ブォンブォンブォンて音もしてるずら〜」ワームホールの工事なんだってさー。

「地球に来てからずっと気になっていたのですが、あの天井に漂っている透き通った人は何者でしょうか?」

ええっ!?

2020-08-02