325.猫屋敷の怪・もっともっと

 猫屋敷の脇の運河では、不思議なものをよく見かけます。

「ボク落し物でーす。誰か拾ってくれませんか?」
未確認物体漂流中!

 この白っぽい物(右中央)は木の枝かと思って見ていたのですが、クネクネと泳ぎ回ったのち潜って行きました。雨で暗いので、解像度を上げてもよく見えません。

 猫屋敷の中では、コバンが邪悪な影に襲われています。「な、何でござるかっ!!」

 おデン様は、謎のまっくろくろすけの出現に、困惑のご様子。「なんじゃコレは?」

 キッチンではボンにゃんが降ってくるので、ドンごろーとダンゴ君が驚いていました。「なんずらぁ!?」「どしたんですかっ!」

 ドアの下の隙間には、異界へと誘う妖怪のお手手が⋯。

 お布団の下にも潜んでいるので、ゴンゴンが見張っています。

 こちらではダンゴ君が、勇気を出して触ってみました。「こ⋯これは⋯」

 ゴンの背後からは、オニが覗いていますし、前に居るコバンのほっぺたが、半分に切れているのも気になるようです。「アイツ変じゃね?」

 考えてもよく分からないので、ガンちゃんの生首に寄り添って、眠ることにしました。

 運河ではオバケが笑っていましたよ。

2021-07-03

324. 猫屋敷の怪・リターン

 空に謎の生命体が浮かんでいた日⋯。

 猫屋敷の中ではドンごろーが、ホラーハンドに襲われていました。「今日は尻尾を抜かれねぇように、うまく逃げるずら〜」

 けれどガンちゃんは、取られてしまったようですね。

「えっ! 私の尻尾ありませんか!?」

「尻尾なら電車にあったわよっ」窓辺の生首が教えてくれました。

 この電車には、色々な尻尾が付いているのです。

 ここには2本ありますね。

「一本拾って来ましたよ」「たまにはシマシマのも良いでしょう?」

 新しい尻尾をもらって、安心して寝入ったガンちゃんの、お尻からお手手が生えて来たようです。

 しばらくすると手が伸びた上に、よく見るとニンゲンの指も出て来ていました。

「自分のものではない尻尾を、付けてしまったせいではござらんか?」そういうコバンの尻尾も、シマシマになっちゃってますよー。鼻も口も消えていますしね。

 その頃、外にはたくさんのクラゲ雲が、押し寄せていたのでした。

2021-06-27

 ※次回「猫屋敷の怪・もっともっと」に続く⋯。

286.猫屋敷の怪・フォーエバー

 猫屋敷では今日も、小さな生首が見張りをしています。

 生首達は背中に乗っていたり、めり込んでいたり⋯。

 思わぬ場所から覗いていたりします。

 ゴンゴンは「背後霊なんていねぇよ」と言うのですが⋯。

 何者かに取り憑かれてしまった猫もいるので⋯。

 ダンゴ君は、眠っていても片目を開けて、警戒を怠りません。

 窓の外では、ゴジラが咆哮し⋯。

 ラドンが飛来。

 ビルの向こうから様子を伺う赤い影もいます。

 まどろみかけていたガンちゃんも、気配に気付いてハッと目覚めました。

2020-09-23

262.猫屋敷の怪・まだまだ

 猫屋敷の窓辺から何かがこちらを見つめています。

 部屋の中では怪しい影が飛び回り⋯。

 腕が長すぎるイキモノや⋯。

 もぞもぞ動く毛玉が⋯。

 さらにこちらは海辺に生息するらしい“UMA”達。

 背後霊に取り憑かれた者もいます。

 いつもはゴンゴンの体にガンちゃんの首が乗っていますが⋯。

 今日はガンちゃんの体にゴンの首が生えたようです。「えっ!? そんなはずは!」ガンちゃんが慌てていますね。

「ゴンゴンの首ならワシも持っているだがや〜」ワン・アンの所にももうひとつ転がっていました。

 ドンごろーの尻尾はまた無くなっています。「ありゃ?」
 そして何故か耳も逃げてしまいました。

「耳がねえっ!」「耳がねぇよ!?」

「耳がなくなっちまっただよー!!」

2020-03-20 20:32

212.猫屋敷の怪・またまた

 いつもはゴンゴンがガンちゃんの生首を背中に乗せているのですが⋯。

 今日はガンちゃんがゴンゴンの生首を持っています。「それがどうかしましたか〜?」ゴンは魂が抜けていますね。「⋯⋯⋯」

 ドンごろーはまた尻尾を無くしたようです。「えっ!? オラの尻尾また逃げたのけ?」

「尻尾なら棚の猫ベッドにあったわよ」窓辺に転がっていた小さな生首が教えてくれました。

 あ! 見つけたわ。これね。

「そそっ⋯それは拙者の尻尾ではござらぬか!? さっきから無いと思っていたのでござる」

 じゃあ これかなぁ?

「それは僕の手なんですよ。オトリにしてわなを仕掛けてるんです」誰に仕掛けてるのよぉ。

「この尻尾ではないのか? わらわが捕まえてやったぞ」

「やだやだ。オラそんな尻尾はいらねぇだ」あれっドンごろー? いつのまにか尻尾が戻って来てるよ。

「良かったですねー」ガンちゃんはゴンゴンの生首を枕に眠りにつきました。

 こっちではアン・ワンが首の無いゴンの体を抱えて寝ます。

 安心したドンごろーも白目をむいて眠ります。
 不思議な不思議な猫屋敷の夜が更けて行くのです。

「きゃははははははは!」

2019-05-03 00:00