393.猫トイレお困り対策室・2

使い方間違ってますよー!

 ドンごろーが寝ているのは新しいトイレです。昔ママが探していた一体型でフチが高い形状の物が、今は色々あります。この6年間で、メーカーもやっと“立ってする”アホンダラ猫達の存在に、気が付いてくれたのでしょうか。カバーやフードは砂の飛び散り対策にはなっても、マーキングでは本体との隙間から外に漏れ出します。

 このトイレにはクリップを挟める出っ張りがあり、壁をペットシーツで囲んでいます。こうしないと床を汚して大変なのです。

 上にあるスペースが猫達のお気に入りの寝床になっている為、シート交換が面倒でも買い替えられません。ダンゴ君は忍者なのでトイレするのは速いんですよ。

 コンパクトさの割には大きなコバンも問題なく使っています。よくこの巨体があの中に収まりますよね。

 ゴンゴンが使っているのは、欲しい形が無かったので仕方なくママが手作りしたソフトバケツ。入口と持ち手が破れてきたので取り替えます。

 ガンちゃんが入っている物も、猫達が飛び乗る衝撃で屋根が壊れました。板を被せて使い続けていましたが、今回一緒に取り替えます。左脇にある四角いバケツは、ゴンのマーキング専用です。ここにトイレを置いても横でやり続けるので、わざと小さなバケツを設置したのに、何故か窮屈な体勢で使い続けていました。

 新しいトイレもバケツ型です。ママがもしやと思ってミニバケツの位置に置いたら、何の違和感もなくこの中でするようになりました。長年の悩みがあっさりひとつ解決です。底がカーブして引っ掛かりがないので掃除しやすいし、これは買って良かったみたいですね。

ダンゴはすごくトイレが速いです。
説明をしている間に、危機が迫っていました!

「こらアン・ワンっ!外でしちゃダメでしょ!?」 

ドンのこの体勢は掻き出しの合図です。

 やってくれちゃいましたけど、今日はまだマシな方です。ほとんど全部外に撒き散らす場合もあります。 

 ドンの後始末をしている間に⋯。

「こらワン・アンっ!使い方間違ってるでしょー!?」

2022-10-02

29.猫トイレお困り対策室

 ゴンゴンはトイレの底が見えるまで徹底的に穴を掘り、ドンごろーは富士山のようにうずたかく砂を掛けまくります。この二匹がコンビで炭坑夫だったらエライことです。掘るのと埋めるのとで進みません。

 仔猫だったドンごろーが寝ているトイレは、すぐに使えなくなりました。オス達が立ったままトイレするようになったからです。トイレの中に立って外にしてるんでは、トイレの意味がありません!
 スプレー行動と思えるコレのせいで、ママの掃除が面倒になりました。フード付きトイレも、フードと本体の隙間から漏れ出るので大変です。相手が猫でも少しはしつけられますが、本能的な行動を抑えるのは困難です。人の方が出来る対処法を考えるしかありません。それでも不満タラタラのママは、オス達に向かってコンコンと説教したりしてました。
 不毛な説教で気が済んだら、次は理想のトイレ捜しです。

 ガンちゃんが半分外に出たまましてるのは、ゴンゴンを警戒してるんです。ゴンは人のトイレを邪魔しまくります。終わったらダッシュで逃げるんですよ。
 ママは継ぎ目の無い高い壁に囲まれたタイプを探し回りましたが、なかなか見付けられませんでした。仕方なくソフトバケツを買って、自分で入り口部分を切り抜き手作りしました。

 ケージの中にも入る大きさで良いのですが、一年くらいで破れてきます。

 これは後に探し出した物ですが、入り口が高く年寄り猫には使いづらいです。同じ理由で、上から出入りするタイプも元気な猫にしか使えません。スロープを設置したりすると、広い置き場所が必要になります。

 屋根を猫ベッドに出来るこのトイレは便利ですが、やはりそのまま使うと継ぎ目から漏れます。中にペットシーツを、クリップで止めて使ってるんです。夏場に蒸れるので、付いていた猫ドアも外してしまいました。

 結局、楽に使える猫トイレを見付けられなかったママは、「だからトイレじゃなくてお前達が悪いのよ!」と、今も怒りながら掃除しています。

2016-11-21 21:38