92.猫切れ

 猫飼いというのは家の猫はもちろん、他所の猫も野良猫もみんな可愛いと思うものです。自分の犬の犬種に興味が集中する犬飼いさんとは対照的に、どの種類でもブサイクでも、猫がみんな好きなのです。

 外に出かけると茂みの中や建物の隙間など、猫の居そうな場所を覗き込む習慣が付いています。見つけるともうそれで嬉しくなり、映画などを見ていても、猫が出て来るだけで喜んでしまいます。

 ゴールデンウィークには泊りがけでどこかへ行かれた方も多いでしょうが、猫飼いは旅行などでしばらく猫をさわれない日が続くと、猫切れの禁断症状が出るのです。観光地でも風光明媚なスポットでも、一応猫を探さないではいられません。

 ママは旅先でわざわざ猫カフェに行ったことがあります。お客さんの中には猫飼いも多いでしょう。猫を飼えない人達だけの癒しの場なのではなく、家に猫が居ても別の猫を触りたいのです。これは”浮気”ではなくて、猫を見かけると引き寄せられる”ビョーキ”なのです。

 ホテルの部屋に到着しても「ここに猫が居ればなぁ」と思ったりします。寝る前には”ウチの子達”に電話して、声を聞きたくなってきます。

 お土産を選ぶ時でさえ、猫が描かれたラベルなどがあると、つい手に取ってしまうではありませんか。結局その土地の名物でも何でもない猫物も、買って帰ってしまいます。
 一度感染してしまうと、猫が切れないように補給し続けていなければならない、困った猫中毒なのです。

2017-05-11 19:18 

86.ニャンコはいいのだ!

 ママが子供時代の家には柴犬や鯉がいて、ママ自身は金魚・インコ・ハムスターなど色々な動物を飼って来ました。最初の仔猫は40年以上前に道で拾い、連れ帰る途中で逃げられたのに、2日後に何故か家の前に座っていました。以来自分で飼ったのは10匹で、それ以外に母の所や祖母の家の猫合わせて10匹程とも、それぞれ同居していた時期があり、散歩途中に仲良くなったノラも20匹以上います。色々な子を見て思うのは、猫はみんな全然違うという事実です。

 母が飼っていたある猫は、狩り上手でモグラや鳩などを採っていました。しかしある日、どこからか焼きたてのサンマを咥えて来たのには困りました。それでも近所の人には「この子が来てくれるおかげでネズミが居なくなりました」と感謝されたりもしたのです。

 祖母の家にいた大きなオス猫は、目の前の港に停泊していたヨットから、2匹のメスを誘って連れて来ました。ヨットの人が、猫の居ないのに気付いたかどうかは分かりません。数日後に出航してしまい、残された猫達はずっと祖母の家で暮らしました。このメス達は食事の時間になると、友達のノラも呼んで来てみんなで一緒に食べていましたよ。

 猫というのは可愛がってあげても出て行ってしまう場合があり、逆に呼んでもいないのに勝手に住み着いてしまう子がいます。複数の家に通ってゴハンをもらう奴がいると思えば、絶対に懐かない者もいます。

 ぶんぶんキャッツも、みんなそれぞれにおバカで困り者ですが、猫はそれで良いのです。

2017-04-20 23:00