283.やっぱりまだまだ暑いのにゃ

あぢぃずら〜

あっついっ⋯

🔆🔥🔆🔥🔆🔥🔆🔥🔆

「暑さの峠は越えたと言ってなかったか?」「まだまだず〜っと暑いではないか」

「どこが暑いのでしょう」「快適な気候ではありませんか」

「そうだっちゃ」「これ以上気温が下がると寒いっちゃよ」(※宇宙猫の故郷は灼熱の星です)

「オマエら変だろー」「さすがのオレ様だってまいってるんだぜぇ」

「拙者は暑さをしずめる術をですな⋯」「会得しておりますのでな⋯」

暑いではござらんかー!

「修行ができてませんね」

「僕は忍者ですから」「この程度の暑さくらい へっちゃらですっ」

「暑さでへこたれては忍者の恥!」「気合いを入れれば どうってこと⋯」

「どうってことないですからねっ」「ちょっと休めばすぐ回復して⋯」

やっぱ暑いじゃないかー!

2020-08-31

154.陰陽師奮闘中!

 拙者は小判蛮八。宅配のお兄さんではなくて陰陽師でござる。
 殿や奥方様が外からお戻りになると、しっかりお清め(手をナメナメ)を行なってござるし、邪気払いもするのでござる。奥方様は時々悪霊召喚の儀式(ホラー映画鑑賞)を行うので油断ならぬのでござるよ。屋敷を守るのが拙者の仕事でござりますからな。

 この壁に結界を張って、悪霊が侵入できないようにするのでござる。拙者の強力な祈祷で、これまでこの家には一匹たりとも禍々しいものは入れておりませぬぞ。それでも奥方様はなかなか諦めてくれぬので、いつも頑張って防御し続けているのでござる。時間がかかって手ごわいのでござるよ。

 それに拙者は、奥方様のため毎朝欠かさず洗面水も清めておるのに、肝心の一番不浄な場所からは今も締め出されたままなのでござる。

 こここそ拙者が力の限り盛大にお祓い(水をバシャバシャまく)を執り行わねばならぬ場所。苦労して入ってもすぐにに追い出されてしまうのは何故でござろう。

 きっと奥方様は拙者の力をお認めでは無いのでござる。拙者はまだ子猫なので(とっくに大人だし大猫です)もっともっと大きくなって、より強力な魔術を繰り出さねばならぬのでござる。いつかあの結界の壁も壊して、二度と悪霊達がこちらを窺えぬようにしてみせるのでござる。

2018-05-10 00:21 

97.ぼわわん!

 コバンを一言で表すと「もっさりしたヤツ」です。とにかくニブイというか空気読めないというか、何も分からない子なのです。家内安全・無病息災を願って連れて来た魔除けの黒猫なので、日々邪気払いやお清めに奔走し、現実社会の猫常識は通用しません。何か教えようとしてもキョトンとしているだけで、別世界しか見ていないのです。

 毎朝顔を洗う前に、洗面台で水を清めようとするコバンを、降ろさなければなりません。キッチンや風呂場さらにTVに映る滝なども、清めようと頑張ります。いちいちどけないと何も出来ません。しかも作業が終わって振り向くと、いつの間にか音も無く真後ろに座っていたコバンが「背中をお守りしておりました」などと言うので驚きます。ママがまたがないと自分でどく事はありません。普通の猫なら踏まれそうになれば慌てて逃げますが、コバンは動きません。

 トイレ掃除中にトイレの置いてあった所で寝てしまい、元に戻そうとしたらそのまま挟まれてしまったコバン。「こっ、これはどうしたことでござるか!?」
 彼が移動するのを期待できないので、持ち上げなければなりません。これが大変なのです。

「何が大変なのでござるか? 拙者はまだ子猫でござる」いいえアンタはもうとっくに大人ですっ! 巨大に育ちましたっ!!

 コバンの自己イメージ「そんなはずはござらん」

 実際のコバン(ゴンとガンが二人で入っている場所に一人でいっぱいになる大きさ)

 コバンの自己イメージ「拙者はもう”ぼわわんの術”を使っておりませんよ。大きくなるはずがありませぬ」

 ”ぼわわんの術”というのは、少しずつとかいつの間にかではなく、ある日突然大きくなる不思議な成長術で、コバンが持っている魔力のひとつです。コバンはこれで、一生懸命コバンの大きさに追いつこうとするダンゴ君を、引き離して来ました。

 ”ぼわわん”しなくても、毎日そんなに爆食いしてれば大きくなるんですよっ!

2017-05-29 18:05 

74.陰陽師また昇進?

  コバンはおデン様の声で目を覚ましました。
「ダンゴ! ダンゴはどこじゃ!」「相変わらず呼んでも来ない奴じゃっ!」(女王様の憂鬱)

「ダンゴは夜回りと下足番で疲れ切って寝ております。拙者でよろしければ御用を伺いまする」
「乳母がわらわの鼻に毛玉取りジェルを塗りおっての。自分で舐めても取りきれないのじゃ」

「では拙者がお手伝い致しましょう。ペロペロペロ⋯」
「お前の悪霊払いはちっとも効かぬがな(ホラーマニアは嫌われる) 少しはわらわの役に立つのじゃぞ」
「ですが拙者は奥方様からオーバッカの称号を授かったのでござりますよ」
「なに⋯?」

「今までオーバッカだったドンごろー殿はチューバッカに格下げ出そうで」

「あぁ⋯それは⋯なぁ⋯」

「バーカ! 」ゴンゴンが言いました。

「それはお前が大バカ者だって意味なんだよっ! ドンごろー以上のなっ!!」

「ううぅ⋯そんな⋯拙者は馬鹿ではござらぬっ⋯」

「まぁ…まだ若いのだし、修行に励めば大丈夫であろう」
 おデン様が慰めますがコバンは泣きやみません。 

「うっ…ひっく…ぐずっ…拙者は皆に馬鹿にされておったのか」 

 泣き疲れてフテくされたコバンは、すっかりブサ顔になってしまいました。 

2017-03-13 18:58 

31.陰陽師昇進!

「お前は誰じゃ」突然おデン様がお尋ねになるので、コバンは驚いてしまいました。
「拙者は小判蛮八 この家の陰陽師にござります」

「挨拶に来ねば駄目ではないか」「えっ!? 拙者一年程前からおりまする」

「お忘れですか? 蚊帳に穴を開けたおり、お褒めの言葉をいただきました」
「おお! 蚊帳に入り口を作ったのであったな。あれは見事であった。あの後何処におったのじゃ」
「毎晩夜廻りを行っておりますが」
「ブツブツうるさいのはお前か」(ダンゴ君大作戦)
「いえあれはダンゴにござります。拙者は魔物の番をしておりますので」

「この家に魔を放っておるのは乳母(ママ)ではないのか? あの袋で禍々しいモノ(ホラー映画)を持ち込んでおるのじゃ」
「調べて参ります」

「これはピザの匂いですな。何処ぞのオヤジとフレンチブルの匂いもしますが、悪霊はおりません」
「その袋から取り出した物にお化けが入っておるのじゃ。わらわの夢にまで侵入するぞ」(女王様の憂鬱)
「拙者がお守りいたします。任せて下され」

  おデン様がコバンを、新しい衛兵に任命しました。それをダンゴ君が遠くからジト~ッと見ています。

波乱の予感がします。

2016-11-25 18:18