
ママは子供の時から筋金入りのホラーマニアです。当時漫画では楳図かずおさんの「へび女」が、全国の小学生を恐怖のどん底に突き落としており、トラウマになりそうな怖さにママもハマっていました。中学生になるとクリストファー・リーのドラキュラシリーズを見る為、名画座通いを始めます。制服のまま映画館に入り浸っていたので、見つかると補導されますが、その心配よりホラー見たさが優っていました。(捕まった経験はありません)

ビデオの時代になった頃の家は山中(?)にあり、滅多にレンタルショップに行けませんでした。今の家は近所にツタヤもあるし、ネットでも見られるようになったので、さぞかしたくさんホラーを楽しめるのかと言うと、そうでもありません。パパは怖いのが苦手な人なのです。パパが留守にしているか、書斎にこもって仕事をしている間に上映開始します。それでもまだ問題なのが猫達です。
ボスのドンごろーは勇気を振り絞って様子を伺っています。

猫は突然大きな音がするのをとても嫌います。悲鳴などもってのほかで、ホラー映画は最悪なのです。始まるとみんなどこかに逃げてしまい、おデン様などは明らかにお怒りになります。

コバンは固まってしまって動けません。

かわいそうなダンゴ君はひとりで怯えています。

パパと猫達のヒンシュクを買いながらも、全く肩身が狭くなったりはしないママなのです。
2017-02-13 18:19