前回紹介した画家猫バーナビーの作品は、王立美術館の「スットコランドの歴史の間」で、まとめて観ることができます。
降臨:The Descent of the Star-Cat

スットコランド貴族の祖とされるクウ・ネルダス侯
(Kuu Neldas)が、天より現れた美しき猫と出会った瞬間を描く。
この邂逅が後に歴史に大きな影響を与えることになる。
猫色十字の出現:The appearance of a cat-colored cross

昔、戦いに際して女王が国民猫を広場に集めると、“偶然”それぞれの色の猫達が分かれて並んでおり、その中央に白猫達によって描かれたクロスが浮かび上がっているのを目にして、勝利を確信した。これが猫色十字旗の起源である。
バーナビーはいつも“盛りすぎる”画家なので、
- 光が完全に“神意”になっている
→ 十字の中心にだけ降り注いでるのは、完全に後付け演出 - 白猫達が整いすぎている
→ 「偶然並んだ」はずなのに、ほぼ完璧な幾何学配置
→ 絶対あとで整えられてる - 女王の後ろ姿が英雄すぎる
→ マントの重厚さと王笏の輝きで
「この瞬間にすべてを悟った」感じが強調されすぎ - 群衆の統一感
→ 本来もっとザワザワしてるはずなのに
“歴史画的秩序”に整理されてる
当時実際に広場にいた人が残した、スケッチも見てみましょう。

つまりこれ、
👉 「実際:なんか並んでるように見えた」
👉 バーナビーの絵:天啓レベルの奇跡
ノルスク猫たちの茨の試練:The Thorn Trials of the Norsk Cats

海からスットコランドに奇襲をかけようとしたノルウェージャン猫達は、上陸した場所がアザミの野原だったため、アンヨが痛くて退散した。
これは世界的にも有名なエピソードですね。アザミはスットコランドの国花です。
女王と英雄の出会い:The First Meeting of the Queen and the Hero

スットコランドストーリー41話では、怪力自慢の若者ドナルドは湖の怪物を倒し、王女デニースの近衛兵に取り立てられるとなっています。実際は、根津さんの家の農業用溜め池に住み着いて、ご近所さんをおどかしていたペットのワニを、ドンが捕まえて、飼い主に送り届けただけの話に、尾ひれがついて伝わったようです。この後おデン様は女王になり、ドンは将軍にまで上り詰めます。
王の橋での降伏:The Surrender at the King’s Bridge

スットコランドストーリー67話で、空に浮かぶ光に導かれたドンは、ネズ湖のほとりに集結したクロウヒル軍を発見。王の橋で待ち伏せして食い止めるも、敵兵の数は圧倒的だった。しかし敵軍の士気は低いとみたタバ・ネルダス侯が女王を呼ぶ。「お前たちっ! モーリスの元で戦いに明け暮れるのと、わらわの国で楽しく暮らすのと、どっちが良いのじゃ!!」「ハーーイ! デニース様と楽しく暮らしますぅ!!」女王のかわゆさに、クロウヒル兵は次々寝返り、隣国領主モーリス公は撤退を余儀なくされたとあります。
なんだかいつも、戦わなくても勝っちゃうのがスットコランドなんですね。
現場からは以上です。
2026-04-08




























