274.マスクは正しくつけましょう

「アタチもう暑いからマスクはイヤよっ」ボンにゃん外さないでね。我慢しないとコロナウィルスは猫にも感染するのよ。

「そうですよ。マスクはきちんと身につけてないとね」ダンゴ君? 身につけてればいいってもんじゃないでしょ。

「そうずら〜。ちゃんとかぶってねぇとダメずら」ドンごろーも使い方間違ってるわよ。

「このようにしっかり頭と耳を守るのですね」ガンちゃん 何か勘違いしてませんかぁ?

「えっ!?」「コレは頭を守るものではなかったのですか!?」その使い方じゃ意味ないです。

「だけどさぁ。ウチには魔除けの黒猫が居るんだぜぃ。マスクなんていらなくね?」「無病息災にご利益あるんだろ?」ゴンゴン それはそーなんだけどね。

「拙者をお呼びでござるな!」

「拙者の陰陽術なら疫病退散などお手の物でござるよ」コバンくん アンタ前見えてないでしょ。

「やっぱりマスクはしていた方が良さそじゃの」さすがおデン様 その付け方で正解でーす。

みんなも暑いけどマスクはしましょうねー。

2020-6-10

114.悪猫ゴンジャラス 

 ゴンゴンのどこが悪猫なのかと思っている皆さんに、我が家のこれまでの損害額明細をお見せしたいです。心臓発作を起こします。これを知ったら、温厚なパパだって「山奥に捨ててこいっ!」などと怒り出しかねません。ママはゴンが来て1時間で「捨ててこようか?」と言いました。(その頃の様子→凶暴仔猫の対処法) 実際ベンガルは、手に負えなくて手放される数の多い猫種です。しかしゴンの場合問題なのは、その獰猛さよりも、ろくでなしな性格の方でした。

 あまりに悪さばかりするので、ママは日記に“今日のバカタレ”という項目を作ろうとしたくらいです。頭痛の種になるのでヤメましたが、もし先週の分を書くとすると「トイレに飾ってあったフィギュアの頭をもいで便器に流した」と「ハンディシュレッダーのハンドルを噛み砕いて使用不能にした」でしょうか。毎日やっている「他の猫に噛み付いてベッドから追い出す」とか「ママの顔めがけて飛びかかる」などはもういちいち気にしません。椅子の背もたれをかじり切って分解したり、他の猫のハウスにマーキングし続けて駄目にしたり、パパが定年退職した後も仕事を続けているのは、ゴンのせいで余計なお金がかかるからだそうです。

 ゴンに襲われた誰かが悲鳴を上げるのを聞くと、パパとママは(ゴンを選んでしまった)後悔に苛まれます。ゴンが誰かに噛まれて悲鳴を上げている場合は、あいつが悪いに決まってると決めつけます。大抵は当たってます。

「オカ〜ン。ごめんちゃい。オレ悪い子ちゃんだけど、悪い事すんのおもしれーんだもん。仕方ないじゃん。でもオレって可愛いよね〜。愛してるだろ〜? なー オカ〜ン!」

 お喋りでうるさいのもたまりません。

2017-08-28 19:00 

107.ぶんぶんNo.1

 ドンごろーだよ。スットコランドで一番エラくて一番キュートなにぇこだよ。

「一番偉いのはわらわじゃ!」
「一番キュートなのはアタチよっ!」

 う〜〜んとそんじゃ⋯一番モテ⋯

「一番モテるのはオレだなっ!」
「一番賢いのは私です」

 え〜〜っとでも⋯一番おお⋯

「一番大きいのは拙者でござる」

「一番大食いなのも拙者でござる!」

「そして一番馬鹿なのも拙者!!」

ぼわわんっ!

 ううう⋯

 ⋯なんかオラ負けた気がするだ。

「お屋形様どうかしましたか〜?」

 ぶんぶんキャッツはみんな相変わらずです。

2017-07-14 20:19 

75.ダンゴ君は2度死ぬ

「ダンゴ! ダンゴはどこじゃ!」「相変わらず呼んでも来ない奴じゃっ!」(女王様の憂鬱)

 ダンゴ君はおデン様の声で「はっ!」と目を覚ましました。

 そして信じられない場面を見たのです。

「おデン様とコバンが⋯ちゅ⋯!?」「え⋯!!!!!

「そうかっ! 耳折れ同士は結婚出来ない。だからおデン様は僕を諦めようと⋯」「つらい決断をなさったんだなぁ」「だったら僕もおデン様を諦めて他の人を⋯?」「でもうちにはあとはボンにゃんさんしか居ない」「それなのに彼女は僕を嫌ってる⋯」

「僕を完全に無視するし、追いかけると怒るし⋯」

 ダンゴ君がブツブツ言い続けているとゴンゴンが声を掛けました。

「バーカ!」「耳折れと短足も結婚出来ないんだぜ〜!」

 ダンゴ君は固まってしまいました。

「え〜? 何て言ったの〜? 僕聞こえなーい! 僕知らないも〜ん」
「僕一生結婚出来ないなんてこと無いよね〜 」
 目付きがおかしくなっています。

「女王陛下のダンゴ君」「ダンゴ君大作戦」もお読みになると、ナルホド納得です!

2017-03-16 18:15 

74.陰陽師また昇進?

 コバンはおデン様の声で目を覚ましました。
「ダンゴ! ダンゴはどこじゃ!」「相変わらず呼んでも来ない奴じゃっ!」(女王様の憂鬱)

「ダンゴは夜回りと下足番で疲れ切って寝ております。拙者でよろしければ御用を伺いまする」
「乳母がわらわの鼻に毛玉取りジェルを塗りおっての。自分で舐めても取りきれないのじゃ」

「では拙者がお手伝い致しましょう。ペロペロペロ⋯」
「お前の悪霊払いはちっとも効かぬがな(ホラーマニアは嫌われる) 少しはわらわの役に立つのじゃぞ」
「ですが拙者は奥方様からオーバッカの称号を授かったのでござりますよ」
「なに⋯?」

「今までオーバッカだったドンごろー殿はチューバッカに格下げ出そうで」

「あぁ⋯それは⋯なぁ⋯」

「バーカ!」ゴンゴンが言いました。

「それはお前が大バカ者だって意味なんだよっ! ドンごろー以上のなっ!!」

「ううぅ⋯そんな⋯拙者は馬鹿ではござらぬっ⋯」

「まぁ⋯まだ若いのだし、修行に励めば大丈夫であろう」
 おデン様が慰めますがコバンは泣きやみません。 

「うっ⋯ひっく⋯ぐずっ⋯拙者は皆に馬鹿にされておったのか」 

 泣き疲れてフテくされたコバンは、すっかりブサ顔になってしまいました。 

2017-03-13 18:58