500.クリスマス大作戦!

 リビングでゴンゴン・おデン様・ドンごろーが、テディベアに扮して座っています。

「今回はオレも完璧にクマだろ?」「やっぱりゴンはクマには見えんな」「オラはだいじょぶずら」ツリーの飾り付けも、みんなで頑張ったみたいです。

 こちらにはボンにゃんとコバンの、白クマと黒クマがいますね。「この箱ぜーんぶ中身は空なのよねっ」「拙者が魔法で1円出してボンさまにあげるでござるよ」

 子供部屋にもダンゴ君とアン・ワンのクマが立っています。「つまりいつも奥さんからの贈り物がないのは、その三太っちゅうジジィのせいだったっちゃね?」「夜中に忍び込んできてプレゼントを盗って行くんすよ」「今年はヌイグルミのフリして現場をおさえるっちゅう作戦ちゃね」「ダミーのプレゼントもたくさん用意したしバッチリっすよ」「ジジィを捕まえれば、他の家から盗んだプレゼントも全部オイラ達のものだっちゃ!!」

2024-12-22

499.毎日場所取り合戦にゃ

 7匹も猫がいると、何をするにも競争が発生します。キッチンの窓から外を見たいダンゴ君が、ゴンとガンの間に割り込んできました。「ちょっと失礼しまっす」ガンちゃんが困っています。

 こちらはボンにゃんの気が済むまで、気長に順番待ちしているコバンです。相手がボンにゃんでなければ、やっぱり割り込みますよ。

 一方ゴンゴンは、行く先々で揉め事を起こします。「わらわにどけと言うのか!?」「オレにゆずれよー!」おデン様お怒りで、立ち上がって戦闘モードです。

 コバンは必死にタライを守っています。「オレにゆずれよー」「嫌でござる!」

 ダンゴ君も不満そうに、プリンターの上で頑張っています。「オレにゆずれー!!」「僕が先なのにぃ⋯」

 ママの膝も激戦区です。ボンにゃんは、ゴンに押し出されてしまいました。「いちばんいいとこゲットだぜぃ」「いぢわるねっ!」

 しばらくしてゴンがいなくなったので、女の子同士で仲良く分け合います。「やれやれ これで安心して寝られるのぅ」「うんっ」安心して寝られると、ママは動けないんですけど〜。

 お布団を敷くと、一年中場所取り合戦が勃発します。パパとママはいつも猫達を避けて、そっと端に入って横になるのです。

 ゴンガンと一緒に休もうと思ったコバンは、冷たい目で睨まれて、居心地悪そうですね。「オマエでけぇから邪魔!」「コバンがいると狭くなるんです」「拙者はまだ子猫でござるのに」子猫じゃなくて大猫ですっ。

「だから結局ひとりが良いんですよ」ダンゴ君は睡眠を邪魔されたくないので、誰も来ないところを選ぶようにしているのです。寝床は家中に沢山あるんですからね。

2024-12-11

497.時の流れは爆速にゃ

 毎年秋口からは、時間の経つのが加速して、グズグズしていると、あっという間に年末になってしまいます。今年中にしなきゃいけないコトが、ちっとも終わらないじゃありませんか。

 ↑これは廃墟ではありません。20年近く前から、岡啓輔さんという人が、ひとりでコツコツ作り続けているビルです。これで完成しているのかどうかは判別不能です。(興味のある方はこちらの記事をどうぞ)

 ゆっくり建てている間に再開発計画で規制がかかり、周りの建物は全部無くなってしまいました。都会での20年は変化が激しく、予測も難しいですね。

 ネット環境や、AIの進化スピードは、さらに速いので驚きます。

 Adobeはクリカレ生徒向けに、「ことはじめインスパイア」という配信をしていて、聞きながら画像加工をしていたらですね。フォトショの新機能解説で、電線と人物を自動認識して消すと説明していたのですね。
 今まさにそれを、やってたのに〜!「先に教えろっ!!」(↑手作業でちまちまと電線を消して、加工した画像)

↑手作業でちまちまと人物と車を消して、加工した画像。

↑AIで人物を消して、手作業でちまちまと車を消して、加工した画像(講座視聴途中でも実践して、技術革新に追いつくのだ)
 車を消すのには、部分拡張というAI手法を使っています。これがあれば、特定範囲だけじゃなく、背景丸ごと生成画像に変更可能なのですよ。

↑背景があまりにもごちゃごちゃなゴンゴン写真。背景生成してみます。

↑ゴンゴンお散歩シリーズになりました。

↑キッチンから屋根の上に移動。「オレ別に移動したくねぇんだけど⋯」

 押し入れに居座っているガンちゃんも、外に出してしまいましょう。

 ギリシャかどこかの島に飛ばしてみました↑「AI生成より、私の宇宙船でワープした方が速いですよ」

2024-11-18

496.魔法の杖の使い方

 今年のハロウィンにママは、魔導書と魔法の杖をコバンに買い与えました。「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」を観ていたら、杖がない為に力を加減できない魔法使いが出ていて、コバンが魔法を使えないのも、杖が無いせいだと気付いたのです。「魔導書を読んで杖の使い方を学べば、コバンもすごい魔法使いになるわ」「でもオカンこの魔導書 中身はクッキーみたいだぜぃ」「ゴンにはクッキー缶に見えても、魔力のあるコバンなら読めるハズよ」

 魔導書を渡されたコバンは、しばらくひとりで考えていました。

 やがて杖を扱う練習を始めます。

 すると⋯。

 なんと部屋の真ん中に、1円玉があるではないですか!コバンが魔法で出したに違いありません。さらに3日後、また1円がありました!!

 この調子で3日ごとに1円出せば、年に121円?(たった121円⋯)毎年パワーアップして倍々すれば10年目には12万円!(うぅ⋯10年経っても魔法だけじゃ暮らせないのか)でも16年目にはウチ金持ちになっちやうかも⋯。

「コバン倒れてまっす」ダンゴ君の報告によると、2円で力を使い切ったようです。

「カネなんか出そうとするからずら。オラはチキンナゲットにするだよ」ドンごろーも杖を横取りして、魔法の練習をしています。

「チキンなら魔法使わなくてもネットで注文できますよ」ガンちゃん 勝手に注文しないでねー。

「アタチは杖借りてゴンゴンとダンゴ消してやるわっ」「あいつらアタチを追っかけ回すのよっ」アンタが喧嘩売るからでしょー?

「わらわには魔法の杖など必要ないわ」「スットコランドのすべてはわらわのものじゃからの」「魔法使いもわらわに仕える者なのじゃ」はい。何もかもおデン様のお望み通りですよね。

2024-11-09

493.女王様が苦手なコト

 おデン様なにやら思案中です。

「もう10月じゃな」「今月はスットコランド建国記念日もあるし、ハロウィンもあるのじゃ」

「なのに乳母はまだ準備を⋯」「乳母ならここにおります」「お尻を洗いにお連れしましょう」

 “洗う”と聞いた途端 飛んでお逃げになる女王様です。

 お隠れになってしまって見つかりません。

 どこに行ってしまわれたのでしょう。ママが探しています。

「おデンならここに居るずら」「何故教えるのじゃ馬鹿者!」

 捕まって洗面所に連れて行かれましたが、途中でまたお逃げになりました。これで隠れているつもりのご様子です。

 見つかってしまいご不満のようですね。

 結局お尻を洗われてお怒りになり、クママの部屋にこもってフテ寝です。

 でもしばらくするとご機嫌が治って、いつの間にかママに甘えているおデン様なのでした。

2024-10-05