18.ダンゴ君大作戦

「おはようフェルプス君!」(古くて皆知らない)などスパイに指令が届いても、テープは聞き終わったとたん燃えてしまいます(そもそもテープが届くまでに誰かに聞かれる心配は無いんでしょうか?) 電話は聞き返す間も無く切られてしまいます。「えっ!?住所をもういっぺんお願いしますっ」などと言ってはいけません。

 女王様の009 (9番目の猫だから)に任命されたダンゴ君の悩みは、記憶力にありました。

 食事をしてるふりをしながら指令を受けた彼は、これを覚えようと必死で暗唱します。
「わらわの寝床にドンを近づけてはならぬ。お前がおもちゃでドンの気を引いて遠ざけておくのじゃ」
 ドンごろーに聞こえてしまいそうですが、ドンはアホなので今の所大丈夫みたいです。

 ダンゴ君は表向きドンごろー配下の夜廻り組として、コバンと共に寝静まった縄張りを異常無いか見廻ります。その間におデン様からの指令を忘れてしまってはいけません。ダンゴ君が夜中にずっと一人でブツブツ言い続けているのはこの為です(この子本当にブツブツ言いながら歩くんです)
「おデン様の寝床にドンを近づけてはならぬ。僕がおもちゃで気を引いて遠ざけておくんだーっと」
「おデン様の寝床にドンを近づけて⋯えーっと僕がおもちゃで気が遠くに〜⋯??」
 たまに「わああああっっ!!!」などと凄い叫び声が聞こえて来ますが、ダンゴ君が指令を忘れてしまったんです。

 おデン様はお怒りですが、パパとママもうるさくて目が覚めます。
 朝になってもブツブツ言ってる場合は一晩覚えていられたようですが、お昼寝するとやっぱり忘れてしまいます。
 生まれつきのニンジャ(青猫)ではありますが、はたしてこんなおマヌケなダンゴ君にスパイが務まるんでしょうか?

2016-11-09 19:39 

17.女王陛下のダンゴ君

 おデン様と結婚するのがダンゴ君の夢です。ママに耳折れ同士は一緒になれないと聞いたので、一所懸命耳伸ばしもしました(成長に連れて立ち上がっただけでは?)
 でも体が大きくなったら、ボス猫ドンごろーが容赦しません。
 今までボスと言っても、自分より年上のゴンゴンとガンちゃんに小馬鹿にされていたドンは、年下のコバンとダンゴが来て大喜び。何かと威張り散らします。

 ママの入っているお風呂から水音がした時、ドンは後ろに控えていたダンゴ君に、顎を振って合図しました。「おめぇ見て来い!」
 この湖(お風呂)からは時々水しぶきが飛んで来ます(もちろんママがやっている)
 何かが居るに違いありません(ママが居る)
 もしかしたらネッシーかも(そんな訳ないでしょ)
 スットコランド(スコットランドじゃないのよ)の伝説を知っているダンゴ君は、怖くて見に行けません。痺れを切らしたドンごろーに背中を咬まれました。
「オラの命令が聞けねーだか!!」(ドンだって怖くて自分で見に行けないくせに)

 ドンごろーはおデン様に言い寄っては邪険にされています。
 おデンはドンが鬱陶しくてたまりません。
 パパとママに言いつけられたミッションが終了し、ドンの子分に成り下がっているダンゴ君に、憧れのおデン様がそっと囁きました。
「わらわのスパイになるのじゃ」

 ぼんやりしたお方にしか見えないおデン様ですが、実は頭がよろしいと言う噂もあります。彼女がダンゴに出した指令は恐ろしいものでした(ダンゴ君にとっては)

 やがて徐々にその陰謀が姿を現します。

2016-11-08 19:02 

16.ぶんぶんキャッツが勢揃い!

 7匹全員が映った珍しい写真です。TV画面の字幕もばっちり合ってます。
 現役ぶんぶんキャッツが出揃ったので、改めて近況報告します。

「ゴンゴン」 オヤジになって凶暴度は下がったものの悪辣度はますます上昇。いやらしさには磨きがかかってます。

「ガンちゃん」大きくなったボンにゃんに一緒に寝てもらえなくなり、娘に相手にされない寂しいお父さん状態。

「ドンごろー」お腹にだけ貫禄が付き、見た目は立派なボス猫。アホ指数はオーバッカからチューバッカに少々改善。

「おデン様」 相変わらず一人のんびりと女王道を行くマイペースなお方。皆が大騒ぎしている最中もガフガフといびきをかいて熟眠。
「ボンにゃん」ちょっぴり気難しくなったものの物見高さは健在。オス同士の揉め事にも必ず首をつっこみ、何故か一緒に走り回る。

「コバン」 同じ年頃のおトモダチを得て、咬むと咬み返される。ひっかくとひっかかれる。当たり前の痛さを実感して、おとなしい猫に変身! 真面目に陰陽道に励む。
「ダンゴ君」 コワい顔に似合わぬ社交性を発揮。スットコグループの中の立ち位置を思案中。ドンごろーを差し置いて憧れのおデン様と仲良くなりたいっっ!!!

2016-11-07 19:10 

15.ニンジャ潜入!

 “夜廻り猫の遠藤平蔵”じゃありません。ダンゴ君です。
 コバン矯正という重大な使命を帯びてスットコランドから(スコットランドじゃないんです)やって来ました。
 今回の任務にはコバンの激しい攻撃に耐え、忍耐強い取り込み工作を続ける意志が必要です。
 この顔を見れば納得です。一目見て選ばれました。

 仔猫とは思えない目付きの悪さにママはぞっこんです。
 ママはふてぶてしい猫が好きなのに、みんな大人になるとカワユクなってしまうのが不満なのです。

 ダンゴ君は期待どおりの強い子で、自分の倍もの大きさがあったコバンにひるむ事無く、無事任務遂行して見せました。

 しかし誤算もありました。
 耳が折れているスコさんは、他の猫に誤解されやすいです。
 猫は通常怒っている時に耳を倒します。しかもダンゴ君はこの顔です。ケンカを売っているとしか思えません。
 猫社会の常識が無いコバンは気にしませんでしたが、大人達はびっくりしてしまいました。これがダンゴ君の普通の顔だと認識するまで、あのドンごろーでさえ彼を避けていました(自分もスコなのに⋯)

 信じられないかも知れませんが、実はダンゴ君は甘えん坊です。
 あの顔で睨みながらママの胸によじ上って来ます!
 甘えたいのか文句が有るのか分かりません!!

2016-11-06 18:36 

13.漫画編集者の密かな楽しみ

 サッカー解説の木村和司さんが放送中に何回「うーん」と言うか数えるのが、パパとママの観戦法。以前は試合の間中うなっていた(!?)のに、最近はけっこう喋るのでつまらんそうです。
 国際試合の日は各国選手の国歌斉唱が見逃せません。耳が腐るような音痴ばかりです。ひょっとしてサッカーをやると音痴になるような相関関係があるんでしょうか?
 NFLでは各チームの選手紹介画面に注目。指名手配写真を並べたのかと思ってしまいそうです(引退したマショーン・リンチとか) パパとママは誰が一番アブなそうか吟味します。
 NBAなら人類を超越した存在を探します(レブロン・ジェームスとか) ママはビッグフット調査隊は探す場所を間違っていると言います。ドーピング検査でなくDNA検査が必要な気がするそうです。

 二人でスポーツ観戦出来るようになったのは、パパが定年退職してからです。今でも仕事は続けていますが、以前のような寝に帰って来るだけという状態は無くなりました。
 家でゆっくりテレビを見られるようになったパパが、一番気にしているのはNHKの天気予報の斉田さんです。メガネを掛けていたりいなかったりします。
 ママが何かのサインかもと言うと、パパは家で見てる奥さんに今夜ごはんを食べるかどうか合図をしてるんではと言います。どうしても気になってしょうがないんだそうです。誰か知ってる人が居たら理由を教えて下さい。

 猫達と過ごす時間も出来たパパは、よくドンごろーを捕まえます。ドンはパパの前を通る時だけ急に走るようになりました。

「 おっとう!! 顔を引っぱるのはやめてぐでーっ」

 今まで猫が欲しいと言うのはママでしたが、パパも退職祝いに仔猫が欲しいと言い出しました。前から黒猫を飼いたかったんです。
 そしてある日ボンベイという種類の仔猫を見付けます。

2016-11-04 19:10