492.オーディション受けるにゃよ

 会社のホームページ制作は、サイトの接続遮断でリセットされたり、社長のPCが故障したりの、災難続きで進みません。PCが修理から戻っても、その間に溜まった仕事で、すぐには対応できないでしょう。でも社長が、書影や原稿データをくれないと、どうもならんのですよ。

 仕方ないので、仮画像を入れてブロックエディターに慣れる練習をしようと、ロボットを作っていたら社長が気に入りました。良いのがあればグッズ展開なども検討してくれるそうです。

「コンニチワー」「マンガトリックスさんで、ロボットオーディションやってるって聞いてきましたー!」早速応募者が現れましたが⋯。

「えっ?オーディション!?アタチ聞いてないわっ!」アンタ達には関係ないのよ。

「探してるのは女の子じゃなくイケメン猫かな?」違いますよ。

「オラみてぇなシブいオヂサン猫だか?」違います。

「魔法使いの役なら何としても拙者が!」魔法使い探してませんから。

「僕なら忍者ものとスパイもの両方イケるんすよ」どっちもいりません。

「私は気が進まないのですが⋯」進めなくていいです。

「わらわは審査員長じゃな?」えぇっと⋯まぁ⋯そのへんで見てて下さい。

「応募できるのはロボットだけですよね?」猫耳のロボットです。

「クマ耳でもボクくらい可愛ければぁ」ダメです。

「ウサ耳もダメなんですか!」猫耳だけです。

「猫耳じゃないのに私はお手伝いさんとして雇われました」顔が、ママにすご〜く気に入られたようですね。

2024-09-25

487.残暑お見舞いも申し上げみゃす

「世界一危険なウォータースライダー」の終着点は、どうなっているのでしょう。

 ぼんくらブラザースと宇宙猫達は、全員無事に滑り切ったようですね。いつまでも大騒ぎして遊んでないで、そろそろみんな家に戻りなさいね。

「お花のスライダー」の終着点では、おデン様とボンにゃんがお昼寝しちゃってます。あんた達も帰ってきなさいね〜。

 酷暑だけでなく色々ある夏なので、今年はまたまたお見舞いします。

2024-08-10

485.暑中お見舞い申し上げみゃす・2024

 今年はスットコビーチに「世界一怖いウォータースライダー」が出来たそうです。アブナイもの好きなぼんくらブラザースが、早速滑りに出かけました。

 コバンは、スタート地点でもう怖気付いてしまいました。でも滑り落ちて止まれませんね。

 ダンゴ君は、チューブの中でタコに絡まれていますよ。ダンゴは何故かいつもタコに襲われます。

 ドンごろーは、軽快に滑り降りていますね。

 ゴンゴンは、ブレーキをかけたいようです。止まれるでしょうか。

 宇宙猫達は、何か勘違いしています。 「滑り降りるだけで全身キレイになるとは、便利な入浴施設ですね」「ボディソープはこのくらい入れれば良いっちゃね」アン・ワンが持ってるのは、ボディソープじゃなくて洗剤ですね。

危険な猛暑が続く夏 皆様いかがお過ごしでしょうか。

ぶんぶんキャッツから暑中お見舞い申し上げみゃす。

2024-07-26

484.そんなこんなで問題なし

 この梅雨は、晴れるとめちゃ暑いし降ると豪雨だし、いずれにしても湿度が高いのが不快でたまりませんね。揮発性化学物質数値は、工事終了から2ヶ月でやっと気温の高い日でも上がらなくなり、基準値内に収まるようになりました。

 これで体調も元通りになったかといえば、新刊の出荷時期に突入し(ウチは漫画の豪華本専門出版社)連日の朝まで作業で、グッタリしているところです。

 ゴンゴンから出ていた白い糸は、少し短くなったもののまだ抜けてません。尻尾は抜けてしまったようで無くなっていますね。

「尻尾ならここに落ちてますよ」ダンゴ君が見つけてくれました。

「気味悪いから拾わないでよっ」「電車ハウスの上にオバケもいるのよっ」ボンにゃんは怖がって隠れています。

「なにっ!?お化けですと!!」コバンが意外に素早く飛び起きたので、ダンゴ君が驚いています。「びっくりするじゃないですかぁ」「お化けは拙者の担当分野でござる」

 放置されたままの梱包用紙が、エアコンの風で揺れているだけですね。ちゃんとお片付けしないといけません。

「人騒がせなヤツらずら〜」「そうですね。でもこの食べ物の匂いは何ですか」ガンちゃんはドンごろーの匂いが気になるようです。「なんでもないずらよぉ」

 なんでもなくはありません。ママがドンのオヤツ漁り犯行現場を、押さえていました。

「どいつもこいつもしょうがないのぅ」「わらわはもう休むのだから静かにせんか」おデン様が呆れておられます。

「ゴンの尻尾が抜けようが、お化けが出ようが、オヤツを盗む者がいようが、すべて些事ではないか」「わらわの王国は平和じゃ」はいはい。おデン様のおかげで、今日も問題ありません。

2024-07-14

483.そんなこんなで変わりなし?

 モフ毛密度高めのドンごろーは、気温がそれほどでなくても、湿度が高いと開き状態です。「オラになんか用ずら?」

 暑い日には、玄関のタタキに転がっています。出入りの邪魔です。

 ガンちゃんとゴンゴンの寒がりジーサンズは、まだくっついて寝ています。見てるだけで暑苦しいです。「私達が何か?」「なんだよぉ」

 ベランダの植物達はなかなか回復しません。ボンにゃんが中から見守っています。「かかちゃまのお世話が下手なんじゃない?」

 毎年作っているミニきゅうりとミニトマトは、修繕工事で植え付けが遅れました。その割に今年はとても生育が早いのです。

 ママの足の指の爪には、くっきりと段差ができています。根本の薄くどす黒くなっている部分が生えてきたのが、修繕工事時期と重なります。手の爪も弱くなっていて、ちょっと重いものを掴もうとしただけで、グニュウと外側に曲がったり、パックリ割れたりします。一日中猫の汚物を拭いては手を洗うを繰り返しているので、乾燥が原因だと思っていましたが、足の爪にも異常が現れて、化学物質過敏症の症状のひとつだと分かりました。

 そしてゴンゴンの頭には、いつの間にか糸が出てきています。

 まるで“ほつれた糸”のように見えるのに、引っ張っても抜けません。

「ダンゴ 背後から忍び寄ってあの糸を引っ張るのじゃ」「えっ!僕がですか?」「お前なら出来るであろう」「そりゃ僕は忍者ですからぁ⋯そのくらいはお安いご用⋯でもぉ⋯もし見つかったら⋯」おデン様の命令に、ダンゴ君は及び腰です。

 「結局ダンゴはゴンが怖くて決行できぬのじゃ」「ゴン殿は凶悪でござるし、後々まで根に持つタイプですからな」「コバンもゴンを恐れておるのか」「いっいえ、拙者は決してそのような⋯おデン様はなにゆえアレにこだわるのでござるか」「ほどけるとどうなるか確かめたいのじゃ」どうやらセーターのように毛皮がほどけて、中身のスフィンクス猫が現れると思っておいでのようです。

 その頃ガンちゃんは、キッチンの窓にワームホールを繋ぎ、異世界と交信しようとしていました。工事の足場がある間は設定できなかったのですね。でもコレやると、Wi-Fiが不安定になるってママが怒ってたわよ。

2024-06-30