110.ダンゴより愛をこめて

 ひとりでニヤニヤしているダンゴ君に、おデン様がお尋ねになりました。
「どうしたのじゃ?」「僕ガールフレンドができたんです」「僕のたこ焼きを受け取ってくれたんですよ(コレ) 次は何をプレゼントしたらいいかなぁと思って」「それは良かったのー。すぐに婿入りの準備をせねば」
「む⋯ムコ??」 

「お前を気に入ってくれるとは、奇特なお方じゃ。二度と無いチャンスであろう。さっさと縁談を進めねばな」「で、でも」

「そーだそーだ! はよ行け! とっとと行け! 何処へでも行けっ!」
「ぼ、僕には色々お仕事があって」

「おめが居なくてもなんも困んねーぞー!」

「あんた夜中にブツブツ言いながら歩き回って、うるさくするんじゃないわよ! 向こうのお家叩き出されちゃうからねっ!」「そんなっ⋯」

「コバンは僕が居なくなったら寂しいよね?」

「ダンゴが居なくなったら、ダンゴの分のご飯を食べてもいいのでござるか?」

「こっ⋯コバンまで⋯」

「ガンちゃんさん何とか言って下さい」

「私の宇宙船で送って行きましょうか?」
「う? ⋯⋯⋯!!」

2017-08-03 23:40 

107.ぶんぶんNo.1

 ドンごろーだよ。スットコランドで一番エラくて一番キュートなにぇこだよ。

「一番偉いのはわらわじゃ!」
「一番キュートなのはアタチよっ!」

 う〜〜んとそんじゃ⋯一番モテ⋯

「一番モテるのはオレだなっ!」
「一番賢いのは私です」

 え〜〜っとでも⋯一番おお⋯

「一番大きいのは拙者でござる」

「一番大食いなのも拙者でござる!」

「そして一番馬鹿なのも拙者!!」

ぼわわんっ!

 ううう⋯

 ⋯なんかオラ負けた気がするだ。

「お屋形様どうかしましたか〜?」

 ぶんぶんキャッツはみんな相変わらずです。

2017-07-14 20:19 

101~105.パレードは続いてる(欠番)

  欠番の101〜105話は、スットコランドパレードの関連回です。旧Sonet-Blogのお友達の記事をパレードが巡回し、最後にイベント専用に開設されたブログ「満月広場」で、一晩限りのお祭りが行われました。

2017-06-14〜2017-07-05

100.スットコランド・パレード

さぁさ みんな 寄っといでー! パレードが始まるよー!

今夜はストロベリームーン 6月の満月だよ!

真夜中の12時に「スットコランドパレード」が

始まるんだよー!!

 先頭はもちろんバグパイプだよ。
「勇者ドナルド・ゴーロウ」がバグパイプを吹きながらイケイケでやって来るよ!

 次は「魔道士コバーン」が悪魔祓いの太鼓を叩きながら通るよ!

 3番目はダンスキング「密偵ダニエル君」が踊りながら通るよ!
 本人の希望で今年の衣装はド派手だね!

 次はお待ちかねの“アザミの女王”だー!
 今年は「侍女のボニーさん」だよ!
 悩殺ビキニスタイルでオス達の人気を独り占めだよ!

 次に来るのはええーっと「ネルダス侯爵??」じゃなかった!
「グフフ・ベローチェ殿下」が異国のダンスを披露しながら通るよ!

 最後は我らのスットコランド女王!「デニース・オーデン様」のご登場だ!

 沿道の声援に応えて“猫じゃらし”を投げて下さるよ!!

2017-06-10 00:00

96.ブレイブハート!

 ドンごろーがいつから我が家のボス猫になったのかというと、最初からです。人間なら幼稚園児くらいの頃にうちに来て、すでに高校生くらいだったゴンゴンとガンちゃんに「今日からオラがボス!」と宣言しました。(アホですね)
 しかしドンごろーは“ブレイブハート”の持ち主なのです。相手の方が大きくても、どんなに恐ろしくても、絶対に背中は見せません。売られた喧嘩は必ず買うのが、ボス猫になる為の条件です。咬まれて叫ぶのも、いけません。

 ゴンに負けたのは今までに一度だけ。来て数日後に目を殴られ「ぎゃん!」と言って座り込んでしまったのです。自分の三分の一しか無い子猫に、思いっきりパンチしたゴンは、さすがに気まずそうにしていました(馬鹿者です) けれどそれ以来ドンが喧嘩で悲鳴を上げたことはありません。どんなにやられても無言です。自分より強い相手に戦いを挑み続けて、決して引かないので、ゴンの方が立ち去ります。

 ゴンの耳や足に残る傷のほとんどは、ドンごろーのせいです。毎日する力試しの小競り合いで、ゴンはちょっとでも咬まれると、すぐに大声を出して逃げ出します。(ガンちゃんはそもそも争いません) ドンは大きな犬に会っても、ブルブル震えながら立ち向かっていました。

 ボスには箱やおもちゃを最初に独占する権利があります。

 新しいものを手に入れたら、まずドンがチェックします。

 お気に入りの場所に誰かいたら“マウンティング”で自分の優位を知らせます。
 人間にはかわゆいドンごろーですが、他の猫にはいつもエラソーにしています。

 ただし忘れてはいけませんよ。実はもう一人咬まれても泣かない“ブレイブハート”の持ち主がいるのです。今はまだ若くて小さいので遠慮しています。でも彼が大きくなった時何が起きるのでしょう?

「えっ!? それひょっとして僕ですよね。うふっ!」

2017-05-25 18:37