67.スットコランドストーリー第67話

〇42話から66話までのあらすじ
 空に浮かぶ不思議な光に導かれた勇者ドナルド・ゴーロウは、ネズ湖のほとりに集結したクロウヒル軍を発見。王の橋で待ち伏せして食い止めるが、敵兵の数は圧倒的だった。しかし敵軍の士気は低いとみたネルダス侯(そんな人出てた?)が女王を呼ぶ。女王デニース・オーデンのかわゆさに、クロウヒル兵は次々寝返り、隣国領主モーリス公(この人も知らないって)は撤退を余儀なくされた。(41話と登場人物紹介はこちら)

「お前たちっ! モーリスの元で戦いに明け暮れるのと、わらわの国で楽しく暮らすのと、どっちが良いのじゃ!!」「ハーーイ! デニース様と、楽しく暮らしますぅぅ!!」

「モーリスを追い払っても、あいつが気になるだよ」「あの異邦人ですね」

「おめの仕事はわかっているだべ」「それなんですけどー」「色仕掛けは密偵の基本技だべ」「え〜? そんなぁ」

「仲良くなっても なーんも聞き出せないじゃないかぁ」

 グオン・ゴウンに疑念を抱いているのは、侍女ボニーも同じだった。彼女は夜な夜な城を抜け出すグオンの後を、つけて行くのだった。

「アタチが正体を突き止めてやるっ!」
「どこに行くのよ⋯」
「えっ⋯! 見失った??」

「きゃああああっっ!!!」

 突如何者かに襲われたボニーはどうなるのかっ!?
 つづく⋯。 

2017-02-24 20:11 

64.ねこぐるみん!

 いらっしゃいませ! 「猫ぐるみのぶんぶん屋」でございます。いつもご贔屓にしていただきまして誠にありがとうございます。

 本日ご用意した「ネコワッサン」は、バター・ゴマ・ホワイトチョコがけの3種類です。お客様はどれがお好みですか?

「ニャンモナイト」はこちらです。大きくてフワフワのと小さくてモコモコのがあります。どちらも最高の手触りですよ。

   ゴージャスな奥様には、日に当たると金色に輝く、ツルツルの水玉模様がオススメです。

「おしゃぶりぐるみ」は2種類。「アンヨちゃぶちゃぶ」と「おててチュウチュウ」のタイプです。

 えっ? 「おしゃぶり人形」なのに赤ちゃんには見えないって!?  失礼しました。実はどちらもオヤジです。ディープなマニアの方にいかがでしょう。 

    最後に当店のイチオシで、一番人気の「ネコの開き」をお試し下さい。

    思いっきりコニョコニョ撫でまくると、ゴロゴロとってもいい音が聞こえて来るんですよ。

2017-02-16 17:08

61.猫ふんじった!

 猫飼いが誰でも一度はやった事がある「猫踏み」特に仔猫は親に付いて歩く習性があり、足元にまとわりついて来るので危険です。まして多頭飼いだと、一匹うまく避けても別の猫がそこに居たりします(!!) 猫を踏むか自分がコケるかの、究極の選択を迫られて「おちょ!」「 あちょ!?」いきなりバランス感覚のテストになるのです。

 パパはママが転んで頭を打って死んだら、殺人の疑いをかけられると心配しています。近所の人が「あそこの奥さんはよく顔にアザを作っていた」と証言すると言うのです。(ねんねこ攻防戦) アホでトロい猫だらけの我が家では、パパを殺人犯にしないように、とことん慎重な足さばきが必要になります。

 いつも道の真ん中で堂々と寝ている奴。どかないので、またいで行かなければなりません。

 音も無くやって来ていつの間にか真後ろに座り込んでいる奴。振り向いた途端とっさに対処する反射神経が必要です。

 暗い場所に溶け込んで見えない奴。電気を点けた瞬間に気が付き、たまげてパニクらないような強心臓が求められます。

 座っている時も気を抜けません。椅子の下の猫を轢かないように気をつけて立ち上がりましょう。

 ただ歩くのだって、何故か人の行く方向に逃げようとする猫達を、蹴散らしながら進まなければならないのです。

 さらにスキあらば飛び掛かろうと、狙っている奴がいるのを忘れてはいけません。飲み物を持ってる時は、ホントに危ないですからねっ!

2017-02-06 17:32 

59.朝からぶんぶん! 夜までぶんっ!

「乳母っ!乳母っ! わらわは空腹じゃ!」おデン様の大声でパパとママが目を覚まします。

 先に起きたパパがキッチンでグァバ茶を飲んでいると、走って来たボンにゃんが立ち上がってスリまくり「ととちゃま! 抱っこ抱っこー」

 足元にはダンゴ君がまとわりついて「旦那さん!旦那さん!」と言い続けています。

 寝ぼけたまま渋々顔を洗いに行ったママは、追い掛けて来て洗面ボウルに座ってしまうコバンを、どかさなくてはなりません。「奥方様!水を出してくだされ! 拙者が清めまするゆえ」大きくなって重たいコバンを「よっこらしょ」と下ろしても、すぐにまた飛び乗って「奥方!水をっ!!」朝からやれやれです。

 ママがようやくキッチンでコーヒーを飲み始めると、例によってゴンゴンがアンヨちゅばちゅばをさせろと叫んで、頭突きを開始します。「オカ〜ン! 愛してるよオカ〜ン!」抱き上げてやるまで何度でも飛び付いてくるので、ママも諦めてちゅばらせてやります。

 リビングで朝食を食べているパパの元には、おデン様が現れて「門番! 何を食しておるのじゃ!」クンクン匂いを嗅ごうとして、鼻ペチペチで追い払われると「無礼者っ!!」怒ってしまってしばらく口をきいてくれません。

 ママが猫のゴハン・トイレ掃除・自分の朝食と一通り済ませ(猫が先なの)PCの前に座ってメールチェックを始めると、今度はずっと我慢していたガンちゃんが指ちゅばをせがみます。「義母上!どうかお願いいたします!お願いいたしますっ!」

 その後ろではドンごろーが目を輝かせて「おっかあ!お腹コニョコニョしてぐでー。おっかあ!」落ち着いてお仕事できません。

 昼間の猫達も掃除機との追いかけっこ・ブロレス大会・お料理の見学・ゴミまとめのお手伝い・お布団乾かしのフカフカ度チェックなど、毎日予定がいっぱいです。

 そして夜になり、またゴハン・トイレ掃除を済ませ、寝る前に歯を磨こうとするママを追い掛けて来たコバンが「奥方様っ!水を清めますので出してくだされっ!」この繰り返しなのです。

あ〜〜あ。

2017-01-30 17:58 

57.ど忘れ・忘却・物忘れ

 昨日パパは作家さんの所にメガネを置いて来てしまい、夜遅くに取りに戻りました。呆れていたママも人を笑えません。「ボケ老人になるのが怖い」と言っていますが、ママは若い頃からかなりボケていたのです。

 時々何かをしようとして隣の部屋に行って、何をしに来たんだか思い出せなくなります。何かの最中に電話が掛かって来るとか、誰か訪ねて来るとかすると、それまでやっていた作業をすっかり忘れてしまいます。

「バースデイ・ブルー」で自分の誕生日の不満を書いていたママは、猫達の誕生日を覚えていません。2日も過ぎてから突然思い出して「ハッピーバースデイ」を歌ってくれます。どうせ猫だから分からないと思っているんでしょうか。 (※ドンが舐めているケーキは、本物ではなく食品サンプルの物入れです)

 パパも猫達の名前をど忘れして「おいゴン! ガン! ドン!」と全部呼んでみたりします。「ぶんぶんキャッツ」の名前はみんな紛らわしくて、よく聞き間違えや言い間違えがあります。さらにママが「スットコランドストーリー」「スタートリック」のお話で、別の名前も付けるので、よけい混乱するのです。

 健康情報番組などで物忘れに効くという知識を仕入れても、しばらく経つと内容を覚えていないので、あまり役に立ちません。それより困るのはママの、都合の悪い事は全部忘れちゃう性格の方です。

2017-01-25 18:56