209.すねころゴンゴン

 ゴンゴンがまたやってくれました。こたつ布団にマーキングしたのです。(オス猫のスプレーは、むちゃくちゃクサイんですよ)

 こたつでは4回目です。洗っても匂いが取れず、捨てた布団は2枚になります。ビニールカバーを掛けていても、わざわざめくってするのです。

 ママの顔色を伺っていますね。悪い事だと承知しています。

 逃げ回るゴンを見て、みんな集まって来ました。

「何かあったのかえ?」「いや⋯ちょっとさ」“ちょっとさ”じゃないでしょ。

 部屋の奥に追い詰められたので、ボンにゃんも心配しています。

「ゴメ〜ンちゃい」謝ってもあんまり反省してない顔ですね。

 ゴンが怯えているので、ドンが間に入ります。「おっかあ許してやってくでよー」懸命に頭を下げています。毎日ゴンに喧嘩を売られて噛まれているのに、ドンはホントにいい奴です。

 ドンに免じて許してもらえたものの、ママを避けて距離を取ります。「オカンまだ怒ってるぅ?」「⋯別に」「でも顔が恐いよぉ」

「怒ってないですっ!!」

「わ〜〜ん」「そんな冷たい目でオレを見ないでくれよぉ」「オレを愛しておくれよぉぉ」すっかりスネてしまいました。

 面白くないので、自分をかばってくれたドンに八つ当たりです。「オメーいい子ちゃんするんじゃねーよ!」「なんずら〜!?」

 こっちでは寝ていたガンちゃんに八つ当たりです。突然襲われたガンちゃんは、びっくりしています。

 ママに見つかると慌てて寝たフリです。ガンちゃんもいい迷惑ですね。
 マッタクもう〜。

2019-04-11 18:14

205.ぶんぶんビフォーアフター

 うちに来た当時のボンにゃん。それはもう可愛かったんですよ。

 うちに来て1時間後のゴンゴン。ゴンの相手で疲れ切ったパパの目には後悔がにじみ、笑顔を作ろうとした口元も引きつっていたのでした。

 10年後のゴンゴン。少しくたびれたオヤジになっていますが、獰猛な野生動物が普通の猫になった程度の衰えです。むしろワル賢さは増していますよ。

 うちに来たばかりのガンちゃん。何だか目つきがコワイですね。

 10年後。毛色がかなり濃くなり、ますます不気味になっています。

 うちに来た日のドンごろー。ちっちゃいですね。

「オラはどんどんカワユクなっているずら〜」

 うちに来て間もないおデン様。まだ王女です。

「わらわは女王に即位して貫禄が出ておるのじゃ」

 うちに来た頃のコバン。

「拙者は変わらないのでござる」アンタはまだ子猫なんだったわね?

 うちに来て1週間ほどのダンゴ君。

「僕も変わっていませんよねー」少しも変わってないかなぁ?

 そしてボンにゃんは大人になっても愛らしいままです。

2019-03-14 00:02 

204.スタートリック・チームの危機!

「最近チームにたるんだ者が見受けられ、正体に気付かれそうな事態も発生しています」「我々は私一人のフリをしてこの家に居候しているのですから、本当は何匹もいると悟られては困るのです」

「へぇぇ。そのおマヌケは誰だっちゃ」「クスさん知っとる?」

「お前じゃないのか? アン・ワン」

「よぅ! 白玉鳩子ちゃん」「誰が白玉鳩子なのよっ!」「オイラが添い寝してやるっちゃ」「あんたガンちゃんじゃないでしょ」「なぁに言ってるっちゃ。グフフ殿下に決まってるっちゃよ」

「バカかオメーは!! グフフ殿下は自分で殿下とは名乗らんわい!」「親父だってアブねーだっちゃよ」

「オラも一緒に寝るずら〜」「わしに寄るんじゃねーだ! 地球猫めっ!」

「ほおぉ。ワン・アンもアン・ワンも、親子揃って能天気ですなぁ」「お言葉ですが、タバ様にもお気を付けいただきたいものです」

「クンクンクン。匂いは同じみてぇだな。ドンごろーそっちはどうよ?」「尻尾はガンちゃんに見えるだよ」「やめないかお前たち。調べてもボロは出さないぞっ」

「そういうエン・オンだって、この家のPCで勝手に宇宙メールを出すのはマズイでしょう」「えっ!? 僕がメール打ってるって何で分かったのですか?」

「家のニンゲンに見られたらどうするのだ!」「グルル殿下こそ目が宇宙仕様に戻っちゃってますよ」

「とっくにバレてんのにな〜」「今さら何をモメておるのじゃ」

「げっ!」「えっ!」「へっ!」「ひっ!」

「まさか私が宇宙猫だということまでは⋯」

 モチロンみんな知ってますよー。

2019-03-07 22:21

203.添い猫ねこネコ

「アタチはボニー・アン・ホワイト」「小さくても大人の女よ」「なんでみんなアタチを子猫扱いするのかしらっ」

「よぅ! 白玉鳩子ちゃん」「誰が白玉鳩子なのよっ!」「オイラが添い寝してやるっちゃ」「あんたガンちゃんじゃないでしょ」「なぁに言ってるっちゃ。グフフ殿下に決まってるっちゃよ」

「ちっさな頃から添い寝してやってただべ?」「もう添い寝なんていらないのっ。アタチはとっくに大人なのよ」

「これ侍女!」「誰が侍女なのよっ!」「わらわのベッドで一緒に寝ても良いのだぞ」「もう一緒になんて寝ないわよっ。アタチはひとりでいいんだってば」

「いつもくっついて寝てやっていたではないか」「アタチはずっと前から大人なのっ」

 あれぇ? だけどボンにゃん毎晩パパの上で寝てるんじゃないかなぁ。「ととちゃまが寂しいからよ。アタチが添い猫してあげてるのっ」

「ととちゃまはアタチが守ってあげなくちゃいけないのよ」そう。偉いわねぇ。でも誰から守ってるの?

「モチロンかかちゃまからよっ!

 エェーーーッ !?

2019-02-28 21:31

202.女王様に栄光を!

 今日は我らがスットコランド女王“デニース・オーデン様”の誕生日なのでございますが⋯。「わらわはもう歳を取りたくないのじゃ」「誕生日は中止じゃ」

「誕生日なくなっちゃうんですか!?」「国民はお祝いを楽しみにしていますよ」「パーチィしにゃいのけ?」「ご馳走は出ないのでござるか」

「代わりにすべての猫を祝う“猫の日”にしようと思うのじゃ」

「素晴らしいご提案です」「僕もお祝いできるんですね」「ご馳走が出るのでござるな」「いんじゃね〜」

「猫の日バンザーイ!」「バンザーイ!」

「でもぉ⋯」「猫の日ならずっと前からあるわよっ」

「なんじゃと!?」「わらわに断りもなく勝手に制定したのは誰じゃ!」

「そなたか?」「私ではありません」「旦那さんが怪しいですね」「オカンじゃねぇのか?」違いますっ!

「まぁ良いわ」「すべての猫がシアワセならそれで良いのじゃ」

「すべての猫に栄光をぉぉ!!」「オーーッ!!」

「女王様に栄光をぉぉぉ!!」

2019-02-22 19:11