122.ドンごろーのお悩み

 ドンごろーだよ。おっかあはオラがいつもゴキゲンだって言うけんど、オラにも悩みはあるんだど。

 今朝なんかぐっすり寝てたオラに、噛み付いて逃げた卑怯者がいるんだべ。いったい誰ずら?

「バ〜カ! ア〜ホ!」ゴンゴンは毎日オラに喧嘩売るだよ。オラに勝ったことねーのになぁ。しかもこの頃ゴンゴンと戦ってると、後ろからオラの頭をブチブチする奴がいるし⋯。

 いったい誰ずら??

 子分達も最近態度がでけーだよ。特にコバン。こいつ態度だけじゃなくて、体もオラよりでっかくなったような⋯。気のせいだんべなぁ。

「入れてくでー」「イヤじゃ!」おデンもオラに冷たくするだよ。オラが大好きなくせに、な〜に意地張ってんだべ。

 おっかあなんかオラのこと“ツチノコ”だって。オラのようなカッケエェ猫にデブとかメタボはにぇえよなぁ。
 みんなオラがかあいくてたまんねぇから、ヤキモチ焼いてるんかね。
 それともーー?? えーっと???

「⋯⋯⋯⋯⋯」とりあえず寝んべ。

2017-10-15 22:11

121.ぶんぶん運動会

 今日は体育の日です。ぶんぶんキャッツは運動会が大好きです。

〇パン食い競争

 ドンごろー!? パンはひとり1個なんですっ!

〇ムカデ競争

 スタートリックチームがチームワークの良さで圧勝したみたいですが、先頭のネルダス侯爵以外は、ハチマキの巻き方がヘンですね。

〇玉入れ

 これっ! コバン!! 玉と間違えてボンにゃんを投げちゃいけません!

 何だかムチャクチャな事になっています。

2017-10-09 20:15 

120.主役はだあれ?

「ドンごろーだよ。オラが主役だよ」「これはオラが怪物を倒したり、悪者をやっつけたりして、大活躍する話だよ」「タイトルはえーっと⋯」

「馬鹿者! スットコランドストーリーじゃ」「この物語を支配しているのは、わらわなのじゃ!」

「でもこれはスタートリック辺境編でもあるんですよね」「私は話の鍵を握る重要人物ですよ」

「プリマはアタチなのよ!」「アタチが踊りたかったのはコッペリアなのよっ!」

「拙者は魔法使いマーリンの役をやりたかったのでござる」「ええっ!? これって007のシリーズじゃないんですか?」

「バーカ! 実はこれファイナル・ゾンビ・ナイトメアなんだぜ〜」「コバンは最初に死ぬ役で、ダンゴはただの通行人さっ」

「拙者は、し⋯死体の役でござるかっ⋯」
「僕はただの通行人!?」

 ゴンゴン!! 嘘を教えちゃいけません。それにこれがファイナル・ゾンビ・ナイトメアなら、最初に死ぬのはアンタですっ!

「まっ⋯マジかよっ!?」

2017-10-02 18:06 

118.漫画編集者の脚本教室・キャラ盛り編

秋の集中講座第2弾始まりますよ〜!

  (集中講座なんて言ってた!?)

 前回でキャラの背景を考えましたが、これがきちんと出来ていれば、その人が何を求めてどうなって行くのか、自然に決まって来るでしょう。ストーリーの狂言回しとして動くだけの、薄っぺらな人物像になるのを避けられます。(マジメな話で驚いた? 本当にプロの極意を教えるんだってば〜)

 キャラの特徴が現れるのは、何かが起こった時のリアクションです。(ぶんぶんキャラのリアクション→ないっないっばあぁ!参照) 各キャラが何故そういう反応をするのか、内面が分かっていれば行動に説得力と整合性が出ます。
 そして大事なのは、実はキャラの魅力はその人の長所にあるのではないという事です(ココ大切なのよ) 必ず欠点を作ります。ダメな部分は、性格に奥行きを与えるだけでなく、親しみやすさを感じさせます。さらに意外な一面を見せましょう。誰かに好感を持つきっかけは、たいていの場合その人の残念な部分や、予想外の素顔を知った時なのです。

 ゴンゴンの場合なら、長所は見た目のカッコ良さや運動神経抜群な所。欠点は意地悪さやセコさ・人に媚びる部分です。意外な面としては「小さい子を可愛がる」がありますね。これも前回の背景を知れば、自分の寂しかった子猫時代を思い出して、放っておけないのだろうと想像がつきます。

 でも一からキャラ設定なんて、とても無理だと思いましたか? 何も無い所から考えなくても、友達や好きなミュージシャンなど、誰かを主人公にして考えてみましょう。逆に大嫌いな奴を、ひどい目に合わせる物語を作るのもアリですね。知っている人なら、その人の性格や背景が大体分かります。

 〇性格(長所と短所) 〇背景(内面) 〇意外な一面

 これらを設定できたら、次回はいよいよストーリー作りに入りますよ。

※この脚本教室は、初めて作品作りに取り組もうとする人向けです。プロを目指している方は、自分の流儀でずんずん創作に邁進して下さい。

2017-09-23 21:52 

117.漫画編集者の脚本教室・パーソナリティー編

 全く何の役にも立たねーじゃんかと、読んでくれた人々を脱力させている脚本教室。今回は真面目にプロの極意をお伝えする実践編ですよ。(ホントにマジですって)

 キャラを作る場合多くの人は“元気で気の強い女の子”のように、表面上の性格設定をします。彼女は何故元気で気が強いのか、背景から考えてみましょう。

 ボンにゃんは小さな頃からバレエを続けて来たのに、背が低く手足が短いのです。運動神経は負けてなくても主役を貰えません。「アタチの方が踊りは上手よ」「小ちゃいからってナメられたくないわ」彼女のプライドとコンプレックスが、気の強さと元気な振る舞いに現れているのです。

 ではゴンゴンの意地の悪さとセコさはどうでしょう。

 物心つかないうちに親に捨てられた可哀想な彼は、スラムでの悲惨な生活の中で盗みや脅しを覚えて生き抜きました。愛情への飢餓感や恵まれた人への妬みが、他者への配慮のない自己中な性格を形作ったのですね。

 おっとりとして屈託のないおデン様は、王女として蝶よ花よと何不自由なく育てられただけでしょうか。将来の女王として国民を指揮出来るように、誰よりも堂々として賢くあらねばならないと、しっかり教育されています。体も相当鍛えていますよ。彼女の自信あふれる態度には、裏付けがあるのですね。

 同じ王族と言っても96番目の王子のガンちゃんは、微妙な立場です。優秀なのに王宮に残れず、家族と別れて辺境の星(地球)に来ました。彼もちゃんとした教育を受けていますし、何より自分の忍耐が、権力闘争を悪化させない道だと知っています。冷静で優しい性格の裏には、孤独や悲しみが隠れているのです。(涙)

 代々続く陰陽師の家系のコバンは、一子相伝の秘術を守る隠れ里に、隔離されて育ちました。術の習得には集中が必要なので、余計な事は何も知らんで良いと言われていたのです。魔術は使えても一般常識はありません。バカなのではなくて分かってないだけです。(多分)

 コバンのようなエリートではなく下忍の家に生まれたダンゴ君。子供時代から修行に励み、特に秀でた所も無いのに、ひたすら努力でカバーして来ました。「努力を続ければいつかは認めてもらえる!」厳しい修行に耐えられたのは、希望を捨てない前向きな性格のおかげです。(お間抜けは修行では治りません)

 普通の家ながら一人っ子で思いっきり甘やかされたドンごろー。何でも自分の物・自分が一番の性格は、自然に身についたもので悪意はありません。いつも一番じゃないと気が済まないのですが、その内面は⋯。

 な〜んも考えてないと思いますよ。

2017-09-18 22:35