519.ゆるゆる季節も変わるにゃよ

 まったりしているゴンゴンとガンちゃん。しかし“仁義にゃきセカンドステージ”は、猫達の順位付けに、じりじりと変化をもたらしていました。

 コバンはもう、他猫に寝場所を追い出されたりしません。仲良しのダンゴ君以外は、警戒して彼に手を出さないのです。

 以前は毎日必ずダンゴにちょっかいを出していたゴンは、いつの間にか戦わなくなっていました。どうやら、強くなったダンゴに、手痛い反撃を受けたようです。

 ベッドを取られて、うらめしそうに睨んでいますよ。つまりダンゴより下位になったのですね。

※地球猫にポップコーンを与えてはいけません。

 争いに関心のないガンちゃんは、ひとりのどかにオヤツタイムしています。

 ドンごろーでさえ、コバンにおもちゃを取られても、黙って静かに見ているだけです。

 ダンゴに襲われても、振りほどいて去っていきます。ボス猫は、売られた喧嘩は買わなければならないのに、もう相手をするのは面倒くさいみたいです。

蚊帳の中に、パパより先に侵入して、場所取りしているジーサンズ。

 ウチではずっと、睡眠中に駆け抜けていく猫よけに、蚊帳を吊っていましたが、やめました。全員がシニアになった今では、夜中に顔めがけて猫が降ってくることもありません。

 コバンは蚊帳のくぐり方が解らない子でした。無理やりずんずん進んで破いても入れなくて、布団周りには“見えない壁”があると、思い込んでいたのです。それがある日突然、布団の上を歩けたので驚いていました(蚊帳吊りをやめて4ヶ月が経過)

「強くなった拙者の魔力で“結界”が消滅したでござるよ」違います。

「実は拙者 最近 奥方様の膝にも乗れるようになったのでござる」9歳になってようやくですね。

 ただ猫社会の掟は今だに理解していないので、自分がボスになれるとは知らず、ご飯の順番は、ジーサンズが終わるのを、気長に待っているのでした。

2025-09-14

518.続暑お見舞い申し上げみゃす

 昨日は処暑だったのに、まだ暑さが収まって来たとは言えません。このまま“あっつ〜い秋”になるのでしょうか。

 ドンごろーは、ついに金貨を持ち帰ったようです。

 今年はウォータースライダーの水も、ぬるくて苦情が出たそうで、時々氷を投入しているそうです。でも入れた直後に滑るのはオススメしません。コバンとダンゴ君は、すっかり凍えて出て来ました。冷やしすぎは厳禁ですね。

 椰子の木陰で寝ているのは、ゴンゴンとガンちゃんです。暑い日はお昼寝が一番です。暑いのが好きな宇宙猫達は、毎日ビーチに出て日光浴三昧ですよ。

2025-08-24

517.残暑お見舞い申し上げみゃす・2025

 暑い日が続き、猫達はずっと海で遊び呆けています。

 素潜りの練習をしていたドンごろーは、お宝発見!!

 コバンは巨大化したまま、ボートを押して遊んでいます。(ボート上のゴンゴンとガンちゃん 今度は見えますかね)

 ダンゴ君は漂流しながら、まだ爆睡中。どこかの入江に流れ着いたようです。

 みんなそろそろ戻って来なさーい!

 今日は立秋でしたが、夏は中間点だと思います。

 あと半分の残暑を、なんとかしのいでいきましょう。

2025-08-07

516.暑中お見舞い申し上げみゃす・2025

 暑い日が続くので、猫達は泳ぎに出かけたようです。

 ドンごろーは潜っています。

 コバンはビーチをひとり占め。(ボートではゴンゴンとガンちゃんがお昼寝しています)

 ダンゴ君漂流中。

 今日は大暑でしたが酷暑はまだまだこれからですね。

 皆様いかがお過ごしでしょうか。

2025-07-22

514.仁義にゃき戦い・セカンドステージ

 おデン様が旅立たれてから、猫達はみんな一緒に何かをすることがなくなりました。にゃごにゃご言いながら揃って朝の挨拶に来てくれたり、ずらっと並んで仲良く食事したり、全部おデン様の命令のもとに行われていたようです。

 従わなければならない強いおデン様も、かばってあげなきゃいけない小さなボンにゃんも居なくなり、オス達はそれぞれやりたい放題に暮らし始めました。

 ドンごろーはまだしょんぼり中。この前オヤツをもらっている時に、コバンに背中を噛まれ、びっくりして皿を譲ってしまいました。これは猫同士では、ボスの権限を手放したと解釈されても仕方ない反応です。今まで自分が他猫に噛み付いて、皿を譲らせてきた鈍五郎親分が、怒って反撃しないとは、さすがに衰えを隠せません。

 一方噛み付いた張本人の蛮八は、相変わらずのどかに“オツムがお花畑”しております。猫社会の掟をまったく知らないので、行いの意味を理解していないのです。

「うぅぅ⋯蛮八の野郎!」「生意気ずら」「ゆるさねぇずらよ」「オラが皿を譲っちまうなんてあっちゃならねぇだ」「ぜったい懲らしめたるだよ」

「なにっ?鈍五郎が皿を譲っただと!?」地獄耳忍者煙の弾九郎。後ろの親分の独り言を聞き逃しません。

「なにっ?鈍五郎が皿を譲った!!」目ざといマムシの権三も、異変に気づきました。

「ついに戦国時代到来っすね!」「僕はこの時を待ってましたよっ!」

「下剋上だーーーっ!!」「ぎゃははははははは!」

「ばーか!最後に笑うのはこのオレ様さっ」「いひひひひひひひ!」「おめぇなんぞ10年はえぇんだよ!」

「どいつもこいつもアホこくんでねぇずら!」「オラが簡単に負けると思うけ?」「返り討ちにしてやるかんな!!」「ぐははははははは!」

 仏の頑四郎だけは、争いに興味なさそうです。「勝手にやってくださーい」

 そして図らずも次期親分候補No.1に躍り出た蛮八は⋯。

「ぐへへへへへへっ」「これからはオヤツを真っ先にもらえるのでござるな!」

 ゴキゲンですが、体が大きいだけでヘタレです。大丈夫でしょうか。

2025-06-15