90.ボンにゃんはご機嫌ななめ

 休日も祝日も関係ない我が家では、この連休にパパの4泊の出張がありました。パパが居ないと、いつもパパにべったりなボンにゃんは、がっかりしてしまいます。

 自分だけ蚊帳の中に入れてもらって、パパの上で寝たりも出来ません。それでなくてもボンにゃんは、最近機嫌が悪いのです。

「だってガンちゃんもゴンゴンも、アタチを仔猫扱いするのよ」「アタチはもうとっくに大人なのっ!」「添い寝なんてしてくれなくていいのっ!」

「ゴンゴンなんかヒドイんだからっ! アタチじゃバレリーナになれないって言うの」「ボンみたいな頭でっかちで手足の短い踊り子がいるかよ! ですって」「でもアタチ運動神経はいいのよ。手足の長い子に負けてないわっ!!」

「アタチと同じ年の生まれなのに、お姉ちゃんはちゃんとレディ扱いされてるのよ。なんでなのよっ?」

「ちっちゃいからってバカにしないでっ!」

「アタチ玄関でととちゃまが帰ってくるの待ってるんだから」「ここに居れば真っ先にととちゃまが帰ったのわかるでしょ?」

 ずっと怒っていたボンにゃんですが、パパの足音を聞きつけたら機嫌が直ったみたいです。

 ほ〜ら笑顔になりましたよ!

2017-05-04 18:54 

89.女王様は上機嫌

 朝早くからおデン様はご機嫌上々で「えい! えーいっ!!」(中に入れるのじゃ!) と大声を出し、パパに蚊帳をめくらせます。のしのしパパを踏み越えたら、ママにコニョコニョしてもらい、いつになく丹念にご褒美の顔舐めをします。ジャリジャリ顔中を舐めまくられ、ママはすっかり目が覚めてしまいました。「ありがとーね。もー充分だからね」「遠慮しなくても良いのじゃ」「もうホントにいいからね」ママに引き剥がされたおデン様は、ちょっと不満そうに、またのしのしとパパを踏み越えて、蚊帳から出てお行きになりました。何度も踏まれてパパも眠れません。

 昼間はママの使っていた色鉛筆にまとわり付き、カジカジしたり芯を折ったりして元気に遊びます。困ってしまったママは削りくずを渡しました。

 しばらくの間それで一人楽しく遊んでいたおデン様は、ダンゴ君が見に来て羨ましそうにしていると、鼻と鼻を合わせて「お前にやろう」とおっしゃいます。

 ダンゴ君は天にも昇る心地です。誰にも取られないように、一日中片時も離さず削りくずを持ち歩き、おデン様にいただいたシアワセを噛み締めていました。

 お昼寝から目覚めると、いつもなら怖い夢を見たといって大泣きするおデン様ですが、今日は何か面白い夢だったようで「乳母! 乳母っ! あのなっ⋯」長いことママを追いかけて話し続けていました。 

 おデン様のご機嫌麗しい日には、オス達もみんな嬉しそうなのです。

2017-05-01 22:04 

86.ニャンコはいいのだ!

 ママが子供時代の家には柴犬や鯉がいて、ママ自身は金魚・インコ・ハムスターなど色々な動物を飼って来ました。最初の仔猫は40年以上前に道で拾い、連れ帰る途中で逃げられたのに、2日後に何故か家の前に座っていました。以来自分で飼ったのは10匹で、それ以外に母の所や祖母の家の猫合わせて10匹程とも、それぞれ同居していた時期があり、散歩途中に仲良くなったノラも20匹以上います。色々な子を見て思うのは、猫はみんな全然違うという事実です。

 母が飼っていたある猫は、狩り上手でモグラや鳩などを採っていました。しかしある日、どこからか焼きたてのサンマを咥えて来たのには困りました。それでも近所の人には「この子が来てくれるおかげでネズミが居なくなりました」と感謝されたりもしたのです。

 祖母の家にいた大きなオス猫は、目の前の港に停泊していたヨットから、2匹のメスを誘って連れて来ました。ヨットの人が、猫の居ないのに気付いたかどうかは分かりません。数日後に出航してしまい、残された猫達はずっと祖母の家で暮らしました。このメス達は食事の時間になると、友達のノラも呼んで来てみんなで一緒に食べていましたよ。

 猫というのは可愛がってあげても出て行ってしまう場合があり、逆に呼んでもいないのに勝手に住み着いてしまう子がいます。複数の家に通ってゴハンをもらう奴がいると思えば、絶対に懐かない者もいます。

 ぶんぶんキャッツも、みんなそれぞれにおバカで困り者ですが、猫はそれで良いのです。

2017-04-20 23:00 

85.ぶんぶんヘアカタログ

「勝手に髪にメッシュ入れちゃって、アタチは真っ白が好きなのよ」

「盛り髪じゃと? ゴンゴンがケバいと笑っておるではないかっ!」

「ハッハハ⋯ってオレ人のこと笑えねーな」「売れないパンクロッカーかよっ!!」

「私のこれは何ですか? ザビエルヘア? 」「地球の流行なんですか?」

 ドンごろーはノリノリです。「オラって何着ても似合うずら〜。イェイッ!」

「僕は不良じゃないですよ。真面目なんです」「ドンごろーさんみたいなカラフルな服も着てみたいんですけどー」

 コバンはカツラに気付きません。「どうかしたのでござるか?」
 どうもしませんよ。そのまま寝てて下さいっ。

2017-04-17 20:56 

83.工事現場でびっくり!

 “帝国軍のトルーパー”は、退役すると工事現場でライトセーバーを振って、交通整理のアルバイトをします。東京湾岸はオリンピックに向けての建設ラッシュで、仕事には事欠きません。

 しばらく行かなかった場所には、いつの間にか巨大建造物が出現していたりします。ママによると、まず建物をハメる穴を掘って固め、組み上がっているビルをへリで吊って運んで来て、ズボッと入れて出来上がりだそうです。

 その場所に以前何があったのかは思い出せなくなります。都心は何もかもがどんどん入れ替わってしまって、昔住んでいた街でさえ10年ぶりくらいに立ち寄れば、火星に降り立った人の気分が味わえます。(たとえが大げさだと思う)

「トラック通りまぁ〜っス!」「どいて下さ〜いッ!」

 穴があると覗きたくなる性分のママは、通り掛かりの工事現場に人が居ないのをいいことに、近づいて見下ろしてみたところ、中で食事中のオジサン達と目が合いました(!!)それ以来工事中の穴には近寄りません。(当たり前です! 勝手に立ち入らないで下さい)

 準工業地帯の猫浦では夜中でも年中工事が行われており、猫達も音に慣れているので気にしませんが、たまに「ガラガラガッシャァァァーン!!!」というような地響きが聞こえてビックリします。
 ビルが崩れた訳じゃないですよね?

2017-04-10 18:50