71.ギャン泣き! 

 ママはゴンゴンが悲鳴を上げていても、いちいち見に行きません。どうせドンごろーをからかって噛まれたに違いありません。いつもの日課みたいなものだし、自業自得のバカタレなので放っておきます。ところがこの日はガンちゃんが呼びに来たので、これは何かあると思いました。ガンちゃんは猫の手に負えない場合にママを探すのです。

 書斎ではギャン泣きするゴンゴンを、皆が取り囲んでオロオロしていました。ヘタリ込んでいる様子をチェックすると、後足に洗濯バサミが挟まっています。ゴンはいつも洗濯バサミを盗んで遊んでいて、室内物干しの上も綱渡りのように歩いて取って行きます。洗濯物が落ちるしガチャガチャうるさいので、ママが怒ると「ごめんなちゃ〜い」「ごめんなちゃいね〜」と謝りながらやめません。

 それにしても何をするとこのようなアホンダラな事態になるのでしょう? 自分でかじりついて遊んでいたら、バチッ!と飛んで挟まったのでしょうか。ガッチリと足にくい込んでいた洗濯バサミを取ってやると、ゴンは恥ずかしそうにそそくさと逃げて行き、見守り部隊も解散しました。

 ドンごろーはゴンを倒した相手を素早くくわえて持ち去り「オラのもんだ」と宣言します。ゴンを泣かせたのが、よほど気に入ったみたいですね。

 あれ以来ゴンゴンは洗濯バサミに手を出しません。「こいつは噛み付く!」と分かったのでしょう。悪事のネタがひとつ減って良かったものの、どうせまた別のイタズラを考えつくに決まっていますよ。

2017-03-06 18:45 

70.仲良しヨシヨシ

 ガンちゃんはみんなと仲良くします。

 誰にでも同じように優しく接するのに、あんまり報われてないような⋯。

 ゴンゴンはガンちゃんが眠っているところに、構わず入って寝ちゃいますが⋯。

 ガンちゃんが一緒に寝たがっても入れてくれません。

 情けないけど、どんなに意地悪されても、幼児期からの親友なので我慢します。

 おデン様とボンにゃんは、仲がいいんだか悪いんだか⋯。

 これこれっ! お姉ちゃんをかじらないの!

 こっちの二人は小さい頃から適度な距離感。

 青年期に入っても、まだまだワルガキ仲間の気分。

 中年になっても子猫時代と同じくべったりな二人。結局また無理やり一緒に眠るんですね。

 このベッドはもうオヤジコンビには狭いと思うんだけど〜。 

2017-03-03 20:12 

69.アンヨちゅばちゅば

 猫の日の「おててチュウチュウ」が意外と好評だったので、ゴンゴンの「アンヨちゅばちゅば」も撮ってみました。自分の肉球を吸っていますが、何故かママに抱っこしてもらわないとやりません。後ろの椅子でグルーミングしているのはボンにゃん。途中で聞こえる鳴き声はおデン様です。(26秒)

2017-03-01 18:31

68.猫缶なんだもん!

 ママはキャットフードの成分に疑問があります。添加物とかではなくて主原料です。猫が牛に襲いかかっているところや、海に潜ってマグロに食い付いているところを、想像してみて下さい(可愛い⋯ってそういう問題じゃありまへん)

 ネズミ缶とかスズメ缶とか、虫やトカゲでも構いませんが、何故猫が狩りしそうな動物で作らないのでしょう。肉食魚用の生き餌の金魚か、爬虫類用の冷凍ネズミを試してみたいと言い出した時は、パパにエグイと反対されました。それに猫の食性は最初の一年くらいで決まってしまうので、食べた経験が無いとあまり喜んでくれません。

 ところが食べさせてなくても、絶対に自分達の食べ物だと思い込んでいる物があります。ツナやサケなどの魚缶です。

 ママは猫達が小さいうちに、人間用の食事は絶対に分けてくれないと教えています。最初は食卓で大騒ぎしていた猫でも、半年も経つ頃には手を出さなくなります。(でもそばでジトーッと見てたりするけど)

 焼き魚や煮魚には興味無いのに、缶詰だと「ママがゴハンを独り占めする気だーっ!!」とワラワラ集まって来るのです。こうなるともう料理するのはムリで「お前らのじゃなーーいっ!」と逃げ回りながら食べてしまうしかありません。普段ドライフードで、猫缶は特別な日のご馳走にしていたのが、良くなかったようです。

「オカン!!オカン!!」「義母上っ!」「おっかー!」「これ乳母っ!」「かかちゃま!」「奥方様ぁ!」「奥さん! 奥さ〜んっ!」潤んだ瞳ですがり付いて来る七匹の猫を、蹴散らしながら食事が出来るなんて、ママの非情な性格が分かりますよねっ!

2017-02-27 18:05

67.スットコランドストーリー第67話

〇42話から66話までのあらすじ
 空に浮かぶ不思議な光に導かれた勇者ドナルド・ゴーロウは、ネズ湖のほとりに集結したクロウヒル軍を発見。王の橋で待ち伏せして食い止めるが、敵兵の数は圧倒的だった。しかし敵軍の士気は低いとみたネルダス侯(そんな人出てた?)が女王を呼ぶ。女王デニース・オーデンのかわゆさに、クロウヒル兵は次々寝返り、隣国領主モーリス公(この人も知らないって)は撤退を余儀なくされた。(41話と登場人物紹介はこちら)

「お前たちっ! モーリスの元で戦いに明け暮れるのと、わらわの国で楽しく暮らすのと、どっちが良いのじゃ!!」「ハーーイ! デニース様と、楽しく暮らしますぅぅ!!」

「モーリスを追い払っても、あいつが気になるだよ」「あの異邦人ですね」

「おめの仕事はわかっているだべ」「それなんですけどー」「色仕掛けは密偵の基本技だべ」「え〜? そんなぁ」

「仲良くなっても なーんも聞き出せないじゃないかぁ」

 グオン・ゴウンに疑念を抱いているのは、侍女ボニーも同じだった。彼女は夜な夜な城を抜け出すグオンの後を、つけて行くのだった。

「アタチが正体を突き止めてやるっ!」
「どこに行くのよ⋯」
「えっ⋯! 見失った??」

「きゃああああっっ!!!」

 突如何者かに襲われたボニーはどうなるのかっ!?
 つづく⋯。 

2017-02-24 20:11