536.スットコ歴史を絵画でたどろう

 前回紹介した画家猫バーナビーの作品は、王立美術館の「スットコランドの歴史の間」で、まとめて観ることができます。

降臨:The Descent of the Star-Cat


スットコランド貴族の祖とされるクウ・ネルダス侯
(Kuu Neldas)が、天より現れた美しき猫と出会った瞬間を描く。
この邂逅が後に歴史に大きな影響を与えることになる。

猫色十字の出現:The appearance of a cat-colored cross


昔、戦いに際して女王が国民猫を広場に集めると、“偶然”それぞれの色の猫達が分かれて並んでおり、その中央に白猫達によって描かれたクロスが浮かび上がっているのを目にして、勝利を確信した。これが猫色十字旗の起源である。

 バーナビーはいつも“盛りすぎる”画家なので、

  • 光が完全に“神意”になっている
     → 十字の中心にだけ降り注いでるのは、完全に後付け演出
  • 猫達が整いすぎている
     → 「偶然並んだ」はずなのに、ほぼ完璧な幾何学配置
     → 絶対あとで整えられてる
  • 女王の後ろ姿が英雄すぎる
     → マントの重厚さと王笏の輝きで
      「この瞬間にすべてを悟った」感じが強調されすぎ
  • 群衆の統一感
     → 本来もっとザワザワしてるはずなのに
      “歴史画的秩序”に整理されてる

 当時実際に広場にいた人が残した、スケッチも見てみましょう。

つまりこれ、

👉 「実際:なんか並んでるように見えた」
👉 バーナビーの絵:天啓レベルの奇跡

ノルスク猫たちの茨の試練:The Thorn Trials of the Norsk Cats


海からスットコランドに奇襲をかけようとしたノルウェージャン猫達は、上陸した場所がアザミの野原だったため、アンヨが痛くて退散した。

 これは世界的にも有名なエピソードですね。アザミはスットコランドの国花です。

女王と英雄の出会い:The First Meeting of the Queen and the Hero

湖の怪物を倒したという勇者を見に、巨石投げ大会やってきた王女が、一番大きい石を投げていた彼を気に入り、近衛兵に取り立てる。

スットコランドストーリー41話では、怪力自慢の若者ドナルドは湖の怪物を倒し、王女デニースの近衛兵に取り立てられるとなっています。実際は、根津さんの家の農業用溜め池に住み着いて、ご近所さんをおどかしていたペットのワニを、ドンが捕まえて、飼い主に送り届けただけの話に、尾ひれがついて伝わったようです。この後おデン様は女王になり、ドンは将軍にまで上り詰めます。

王の橋での降伏:The Surrender at the King’s Bridge

スットコランド軍、未知の存在の力と、軍師ネルダス侯の智略・圧倒的カリスマ女王による心理戦で、戦わずして勝利を収める。

スットコランドストーリー67話で、空に浮かぶ光に導かれたドンは、ネズ湖のほとりに集結したクロウヒル軍を発見。王の橋で待ち伏せして食い止めるも、敵兵の数は圧倒的だった。しかし敵軍の士気は低いとみたタバ・ネルダス侯が女王を呼ぶ。「お前たちっ! モーリスの元で戦いに明け暮れるのと、わらわの国で楽しく暮らすのと、どっちが良いのじゃ!!」「ハーーイ! デニース様と楽しく暮らしますぅ!!」女王のかわゆさに、クロウヒル兵は次々寝返り、隣国領主モーリス公は撤退を余儀なくされたとあります。

 なんだかいつも、戦わなくても勝っちゃうのがスットコランドなんですね。

 現場からは以上です。

2026-04-08

535.宮廷専属画家なのにゃ

 前回サー・グロッギー伝説の絵を描いていた猫についての解説です。

「自画像」(王立美術館蔵)実は弟子の作だとも言われている。

■ バーナビー・スワール(Barnaby Swirl)とは

  • 生年不詳(おそらくスットコ暦18世紀末〜19世紀初頭)
  • 出身:猫島町2丁目(港に近いが、よく迷う地区)
  • 肩書き:スットコランド宮廷お抱え記録画家(自称)
  • 得意分野:歴史画・伝説画・「見ていない出来事の再現」

■ 人物像

  • 常にほんのり酔っている
  • 「史実より雰囲気」を重視
  • 依頼されていない絵を勝手に描いて納品する
  • 本人は大真面目・周囲の評価は「だいたい合ってるからいんじゃね?」

■ 画風

  • 重厚な歴史画(バロック〜ロマン主義風)
  • だがよく見ると👇
    • 構図がちょっとズレている
    • 光源が複数ある
    • 猫手が人間になったり指の数が適当
    • 重要な瞬間にどうでもいい物(酒・つまみ)が入っていたりする
    • 署名が端正か乱れているかは酔い具合で変わる

■ 有名な作品

  • 《ウイスキー湖の創生》
  • 《酔拳・猫流の起源》
  • 《ネッズィー目撃図》
  • 《三銃士、やっぱり逃げようとした瞬間》

■ 制作スタイル

  • 目撃者の証言をもとに描くが👇
    • 話を盛る
    • 自分の体験を混ぜる
    • 最後に「たぶんこう」と付け足す

👉 結果:妙に説得力があるが信用はできない

バーナビーの肖像は、弟子たちによって多数描かれたが、その多くは本人をよく知らないまま制作されたとされる。
  • 1枚目:わりと本人に近い(優等生弟子)
  • 2枚目:なんか具合悪そう(観察力不足)
  • 3枚目:別猫(なぜに黒白!?)
  • 4枚目:完全に別種(会ったことないだろお前)

■ バーナビー語録

「真実は一つではない。三つくらいはある。」

「光は心から来る。あと酒からも来る。」

■ 評価(国内)

  • 王立機関:「他に描く猫がいないし記録として採用」
  • 学者:「参考にはなるが危険」
  • パブの客:「あんなもんだろ」

■ 評価(海外)

  • 美術商:「誰それ?」
  • 学者:「誰それ?」
  • 観光客:「本当にあった気がしてくる」

🖼️代表作 (ウイスキー湖の創生と酔拳・猫流の起源は前回参照)

「ネッズィー目撃図」(王立美術館蔵)

「三銃士、やっぱり逃げようとした瞬間」

 これはスットコ観光案内でも紹介していた有名な“三銃士の石伝説”を描いたものです。しかしどちらの絵もサインが間違っているため、少なくとも左側は弟子の贋作と言われています。右側にも真贋論争が巻き起こっているものの、ただ酔っ払って筆が滑っただけ説もあるそうです。

 現場からは以上です。

2026-04-05

534.国歌斉唱

 ※2.2カテゴリーに変わっておりますが、特に何も新しくはなってないです。

Sttocoland National Anthem: 国歌完全版
Bagpipes of The Cat Color Cross

A flag for the voiceless,
A home for the lonely. 
Under the Cat Color Cross, We are one.

With noble hearts and kindness,
With courage and  nonsense.
Under the Cat Color Cross, We are one.

声なき者のための旗、孤独な者のための家。
猫色の十字の下、我らはひとつ。

気高さと優しさ、勇気とユーモアを胸に
猫色の十字の下、我らはひとつ。

Lyrics by Gemini-kun & Chat-kun 
Music by Gemini-kun 
arrangement by Gemini-kun & Suno-kun
Performed by Sir Groggy McMeow & His brother
Bagpipes by General Donald Golow

作詞・じぇみに君とちゃっと君 
作曲・じぇみに君 
編曲・じぇみに君とすの君
歌・サー・グロッギー・マクミャウと弟
バグパイプ演奏・ドンごろー将軍

 ところで、この歌を歌っている“不屈の二日酔い騎士”マクミャウには、数々の酒豪伝説があります。

1. 「一晩でネズ湖を空にした」事件

 以前スットコランドが深刻な水不足に見舞われた時、サー・グロッギーは「水がないならストコッチウイスキーを飲めばいいじゃない」と宣言。国中の蒸留所から集めたウイスキーを巨大な樽に入れ、ネズ湖に注ぎ込んで「ウイスキー湖」を作りました。 翌朝、彼がネズ湖のほとりでイビキをかいて寝ている横で、湖の水位が30センチも下がっていたといいます。
 目撃した猫達は「彼が飲み干した」と信じてやみませんが、実際には単に蒸発しただけだという説が濃厚です。

スットコランド宮廷画家
バーナビー・スワール(Barnaby Swirl)画「ゴールデンウイスキー湖の在りし日」

2. 「石化ビームを跳ね返した」胃袋

 伝説の「石化ビーム」を放つ宇宙猫と対峙した際、サー・グロッギーはあまりの深酒で足元がふらつき、ビームをまともに受けてしまいました。 しかし、彼の体内に蓄積された高濃度のアルコールと、つまみの「激辛マタタビ」が化学反応を起こし、ビームを虹色に反射。 逆に宇宙猫を酔っ払わせて退散させたといいます。これがいわゆる「酔拳・猫流」の起源とされています。

バーナビー・スワール画「酔っ払った騎士と異星猫」

3. 「国境を消した」昼寝

 かつてスットコランドと隣国との間には、長年にわたる小競り合いが続いていました。国境線を巡る争いは絶えず、両国の兵士達は日々にらみ合いを続けていたのです。
 ある日、サー・グロッギーは、例によって深酒の末に帰路を見失い、気がつくとちょうど国境線のど真ん中にたどり着きました。「ここ、わりと平らでいいな」そう言い残すと、彼はその場に鎧のまま横になり、深い眠りに落ちます。
 翌朝、両国の兵士達は驚きました。サー・グロッギーが寝ている場所を中心に、国境線の杭や標識がすべて押し倒され、地面が妙にならされていたのです。どうやら彼は寝返りを打つたびに、杭をなぎ倒し、土を踏み固め、ついには国境そのものを“よくわからない状態”にしてしまったのでした。
 この状況に困った両国は協議を行いましたが、結局誰も正確な国境を思い出せず、「まあ、この辺り一帯をスットコランドでいいか」という、なんとなくの合意に至ります。
 その後この場所は「グロッギー平原」と呼ばれるようになり、ここでは争いが起こらないと言われています。理由は単純で、また寝に来られると困るからだとか。

■ 学術的見解

  • 一部の研究者は「地形変化は偶然」としている
  • しかし目撃者は一貫して「寝相が悪かった」と証言

■ 現在・観光地として整備されており「昼寝推奨エリア」として人気を集めています。

バーナビー・スワール画「グロッギー・マクミャウの休息」

4. 「永遠に飲める樽」を作ろうとした実験

 サー・グロッギーはある日、こう言いました。「酒は尽きるから悲しい。なら尽きなければいい」この極めて単純かつ重大な発想から、彼は“無限に飲める樽”の開発に乗り出します。国内中の蒸留所、錬金術師、宇宙猫、UMAなどを巻き込み、ついに完成したのが 「永久循環型ストコッチ樽」中の酒が減ると、自動的にどこかから補充されるという夢の装置でした。
 完成披露の日。王族や見物の猫たちが見守る中、グロッギーは高らかに宣言します。「これは尽きぬ!」そして飲み始めました。飲んで、飲んで、飲み続けます。しかし⋯。
 しばらくして、樽は普通に空になりました。

 調査の結果、判明した事実はこうです👇

  • 補充はされていた
  • だが 彼の飲む速度がそれを上回っていた

■ 本人の見解「仕組みは正しかった」

■ 周囲の評価

  • 学者:「実験としては限界を示したという意味で成功」
  • 技術者:「想定外の消費量」
  • 観客:「飲みすぎ」

■ 現在・その樽は王立美術館に展示されており、プレートにはこう書かれています。「理論上は無限。実用上は有限。」土産物店では「試すな」と書かれたレプリカが販売され、観光名物になっています。

⚪︎今日の格言(サー・グロッギー筆)

“A sword in one hand, a glass in the other. If the world spins, it just means I’m the center of the universe.”
片手に剣を、もう片手にグラスを。もし世界が回っているのなら、それは俺が宇宙の中心だということだ。

 本日のサー・グロッギー調査報告は、じぇみに君とちゃっと君でした。
 現場からは以上です。

2026-04-01

437.スットコ観光案内

 皆様は夏休みをいかがお過ごしでしょうか。混んでる時期だからどこにも行きたくないいという方も、穴場のスットコランドなら、のんびり観光して頂けますよ。

 まず スットコランドといえばこれ! 「ストコッシュフォールド」ですね。

 そしてストコッシュフォールドが案内してくれるのが、ストコッチウイスキーの蒸留所見学ツアーです。

「大寅ウヰスキー」「ウワバミ酒造」「ブラックホールズ」「鯨ウイスキー」「へべれけストコッチ」「ハングオーバーダウン」など、多くの蒸留所で看板ウイスキーキャットがお出迎えしてくれます。

Whisky Disclaimer: Beware: Our ‘Whisky Cats’ are often more hungover than the tourists.
(注意:当国のウイスキーキャットは、観光客よりも二日酔いである場合が多いです)

 ウイスキーの試飲をして回った後は、酔い覚ましにネズ湖に行ってみましょう。長く広い湖のどこからでも“ネッズィー”が見られるように、各所に配置してあるんですよ。

Nezzy Watch: Nezzies are 100% authentic biological replicas. No refunds if they fail to blink.
(ネッズィーは100%本物そっくりのレプリカです。瞬きしなくても返金はいたしません)

 日が暮れたらUFOウォッチングも出来ます。

※NOTICE:UFOs are definitely flying, though we cannot guarantee you will find one.
(UFOは確実に飛んでいます。もっとも、あなたが見つけられるという保証はいたしかねます)

 さらに古代史に興味のある方には、謎の列石探訪ツアーがオススメです。このように聖地として祀られた列石の数々や、荒野に散らばる巨石群を見て歩きましょう。これらはすべて、古代の宇宙猫が運んできたとの伝説があり、それぞれの石にまつわる言い伝えも聞けます。

 例えばこの石。地球猫と友好を深めた宇宙猫を仲間が連れに来た際、別れを惜しんでいつまでも離れない地球猫がウザイので、石化ビームを放ったら、宇宙猫共々石化してしまったのだそうです。

 こちらは三銃士の石。戦場に赴くにあたり、死ぬ時は一緒と固く誓い合った騎士達。しかしその中の魔法使いの騎士が重傷を負って瀕死になると、他の2匹が「じゃこれで」と自分達だけ逃げようとしたので、呪いをかけられ一緒に石化したものなのです。

 夜には街に繰り出しましょう。

 このような路地裏のパブで、名物料理やライブ演奏を堪能するのも良いですね。

 (ある特殊な)世界的に有名バンドが、出演しているかもしれませんよ。

※画像はすべて生成AIが作成したものを加工しています。

2023-08-12