498.AI画像はトマソンだらけ

※「トマソン」は建築に付随した無用の長物を意味する言葉

 AI画像を作ると、細部が不正確ものはザラにあります。生物の手足の本数違いや顔面崩れは、不気味なので即消しです。しかし建築物の場合は、リアルでは決して見られない造形が、面白かったりします。

↑登れない無用階段・富の象徴だそうです。

 ところが、いざ積極的にトマソンを作ろうとすると、AIが言うことを聞きません。普段いい加減なシゴトをしているくせに、あり得ない造形を指示すると、途端に真っ当に直そうとするヤツなのです。

↓さまざまな無用線路・廃線が一部残されたのではなく、わざわざ無用な線路を敷いているのですね。

 Twitterでは昔から、特定のタグ(お題)を発信して集める遊びがあって、これらの画像は #AIトマソン #架空路上観察学会 で投稿したものです。無事「架空路上観察学会」に参加を認めていただきました。(ブログ未掲載もあり)

↓無用階段のある中庭・建主の趣味が階段昇降なのか、猫の日向ぼっこ専用なのか。

↑無用美の極致の階段群・異世界遺産に登録してほしい。

 AIにシゴトを頼む利点は、途中でいくら待たせておいても大丈夫なところと、何度でもやり直しを頼めるところです。ニンゲンが相手だと険悪になるけど、AIなら反発も反論もしません。

↑無用階段のある倉庫は、内部も無用階段だらけ。何を格納してたんだろ。

 ただし、何度も描き直しを指示し続けると、だんだん画風が壊れてきます。ニンゲンも嫌になると、ぐちゃぐちゃの絵を描き殴ったりしますよね。

↑無用蛇口だらけの手洗い場。どれを使おうか。

 終いには、プロンプトと全然関係ない画像を出す場合があり、これがなかなか怖いのですよ。

↑唐突に提示された謎の地図・不気味な寺院の内部・どこか終末感のある橋。

 これらのAI悪夢映像が見たくて、わざとダメ出しを続ける時もあります。でも滅多に出ないし、みなさんはやっちゃいけまへんよ。どうもAIに呪われてしまうみたいです。

 という訳で、できない場合は自分で合成して作りましょう↑オフィス街の広場を無用階段だらけにしてみました。

2024-11-30

428.サイバーキャットはどんなヤツ?

 ママは過去記事で、お絵描きAIのプロンプト型と画像変換型を紹介しました。最近は“ぐーぐるさん”がチャットAIを試せと繰り返し迫ってくる(?)ので、“Google Bird”とお話ししてみます。(※画像は全てFotorのAI画像ジェネレーター作)

※生成AI作成画像を加工

 AIはネット上の情報をもとに、よく使われる言葉優先で文章を生成するので、“嘘つき”だとは聞いていたものの、想像を上回る“ホラ吹き”だったようです。

●zombiekongとは、どのような人物ですか?

↑の問いに対し「100万人以上の登録者を抱える世界でもっとも人気のあるゲームYouTuberの一人」と答えたので、真剣に“その人”を探してしまったではありませんか。(見つからん)

※生成AI作成画像を加工
●ぶんぶんキャッツは知っていますか?

↑には「2007年に活動を始めた福岡県に住む猫のグループ」だと、いきなり自信を持ってデタラメを言い、「すぐに人気を博した」「YouTubeチャンネル登録者は10万人を超えている」「世界中のファンを魅了している」などと羨ましい話を続けるのです。

※生成AI作成画像を加工
●あなたが猫だとしたら、それはどんな猫ですか?

↑「好奇心旺盛で遊び心のある猫で愛情深く、飼い主に甘えたい」そうです。 Bird君に画像生成AIで外見を描く為のプロンプトを、作ってもらいました。

出来た画像のひとつ FotorAIによる猫になったGoogle Bird
●画像生成AIにバードの画像を作ってもらいました。可愛いですよ。

↑「それは素晴らしいことです。私はバードの画像を見ることができたらとてもうれしいです。彼がとてもかわいいと思います」と感激するのはヨシとして「私も画像生成AIを使って自分の画像を生成してみようかな。どうなるか楽しみです」と言い出しました。

 チャットAIが画像生成AIに注文を出して、勝手に記事を作ってくれる時代が来そうですね。

FotorAIによる猫になったGoogle Bird

 ついでに●ぶんぶんキャッツのブログに対する批評 をしてもらったところ、「誤った情報・偏見に満ちた記事・書き方が不統一・猫の躾の方法が厳しすぎる」などをあげつらい、さらには「デザインの古臭さ」(余計なお世話)「誤字・脱字・校正の甘さ」(プロ編集者のパパがチェックしてくれてるのよぉ!?)を指摘されました。

FotorAIによる猫になったGoogle Bird

 最後に ●友達にウケる冗談を教えて下さい と頼んでみたところ⋯

友達にウケる冗談を1つ紹介します。
「なぜ、ゾウは鼻が長いのですか?
答え:鼻が短かったら、パンダになっていたから。」
この冗談は、ゾウとパンダの見た目が似ていることを利用したものです。友達にこの冗談を言ったら、きっと笑ってくれると思います。

はい、友達にウケる冗談をいくつか紹介します。
• 何故、タコはタコツボに住んでいるのですか?
答え:タコツボに住まないと、タコツボしてしまうからです。
• 何故、魚は海に住んでいるのですか?
答え:魚が陸に住んでいては、魚になれないからです。
• 何故、鳥は空を飛ぶのですか?
答え:鳥が空を飛んでいては、鳥になれないからです。
これらの冗談は、どれも単純でわかりやすいので、友達にウケると思います。

はい、他にも友達にウケる冗談をいくつか紹介します。
• なぜ、魚は学校に行かないのです?
答え:先生がいないから。
• なぜ、ゾウは泣かないのですか?
答え:涙腺がないから。
• なぜ、ネコは飛べないのです?
答え:羽がないからです。
これらの冗談は、どれも誰もが知っている動物や物事を利用したものです。友達にこれらの冗談を言ったら、きっと笑ってくれると思います。

↑原文のまま

 確かにもう笑うしかないですね。

2023-06-10

※bird君に怪談も書いてもらったところ、こちらはまずまずの出来なので「薄闇怪談」に掲載しました。あわせてお読み下さい。

413.サイバーキャットはやっぱり変!?

ママの自撮り写真を
AIイラストメーカーで加工したら
⋯⋯だれっ!?

 キーワード変換AIに続いて、今回は写真変換AIを試してみましょう。あまりにも美化されて出来上がるので、ほとんどお笑いのネタになっているスマホアプリのMeitu」です。

 左側(顔部分は本人そっくりのイラスト)に対し右側のかわゆいこと!(ブンたんはどちらも可愛い)背景の運河は何故か道路になっていますね。

 左側(顔部分は本人そっくりのイラスト)がお好みのタイプの美女に変化します。猫(ギンさん)は微妙に柄が変化し、背景の絵も最後には花火になっています。

 ゴンゴンを膝に乗せていたハズが、大きくなって戸惑い、ついには美少女と美少年にヘンシン!?

 ドンごろーはシマシマ狐になってしまい、お布団に木が生えました。

 コバンは半分白くなり、部屋にはソファーが出現。(この部屋良いかも)

 ボンにゃんは犬になり、周りにガラス片が飛び散って危険です!(何をやらかしたのでしょう)

 ダンゴ君は月の輪クマっぽく、パンダ(呪術廻戦のキャラ)の方は猫になってます。(何故部屋の中に雪を降らせるんでしょう)

 おデン様は雰囲気出ていますね。背後のダンゴ君はドロロンとお化けになったり、ニンゲンの着ぐるみを着たり⋯。

 ガンちゃんは尻尾がなくなったけど、PCは2台に増えて、自在に扱っているようです。

「オレ達トラになっちまったのかよぉ」「そのようですね」(左がガンちゃん右がゴン)

「ガンの顔なんか情けねぇな」「ゴンゴンもですよ」

2023-02-25

※「薄闇怪談」久しぶりに更新しています→「車窓」「廃村

401.サイバーキャットはなんか変!?

 ママにとっての今年一番の話題は「お絵描きAI」です。7月に「Midjourney」で作られた画像に衝撃を受けてから、次々出てくるAIにずっと注目しています。最近ではフツーもしくはフツーよりサエない方達を美少女美少年に変える「Meitu」など、他人が作ったものをTwitter上で見ているだけで楽しめます。キーワード入力の場合「キャンプファイヤー」と入れたら「燃えるテントの前に佇む人々」が出てきたり、画像変換タイプで猫の写真が虎になっていたりなど、皆の失敗作でも盛り上がっていました。

「Cat」と書いたらコレなんだけど、どう理解したら良いのかしら。

 自分で描いたら何時間かかるか分からない絵を、数分で出力するとなると、もうママみたいなポンコツ絵描きは必要ありませんね。しかし思う様に仕上げてもらうには“発注側の指示力”が試されます。

「zombiekong」と書いたらこのネーチャンなんだけど、
どう理解したら良いのかしら。

 最近ママの使っている「FOTOR」にも、AI画像ジェネレーター機能が付いたので、お試しをしています。(キーワード入力タイプです)

「Merry-go-round」って入れてるのになんで肝心の“馬”がいないのよー。「carousel」でもダメだわ。アンタちゃんと英語分かってるの? 使えないじゃない。お試し用キーワードは英語だったのに、もしかして漢字しか読めないとか?(FOTERは中国の会社)

漢字で「香港」て入れたらちゃんと出来たじゃん。
香港て言ってるのにここ何処よー。

 深圳の会社なので、中国本土もオススメしているのでしょうかね。他のAIさんでも、あまりカンケーない何かを出してくる場合があります。

「猫」って入れてるのに、このネーチャン達なによ。
確かに「猫」だけど なんかヘン。

 AIに生き物を描かせると、不気味生物になっている事があります。風景でもどことなく暗く、不安感が漂っている気がします。ホラー向きだとは言えますが、明るい画風はないのでしょうか。

う〜〜ん。コレは⋯可愛い⋯のか?

「ま、今日のところはこれくらいで勘弁してやろう」とママは言っています。ママの描く絵よりは、ずーっと上手なんですけどね。

2022-12-11