217.水族館でぶんぶん!

 ぶんぶんキャッツが今度は水族館で遊んでいます。

 ダンゴ君はカバさんに押してもらっています。「もう一回! もう一回お願いします!」「行くぞー! どーん!」「ガボゴボゴバ⋯」危ない遊びはやめなさいってば。

 ドンごろーもおデン様も、見学は中に潜ってするものじゃないでしょ。

「美味そうな魚でござる」こらコバン! 水族館でお魚をとっちゃダメっ。

 ゴンゴン! その水槽はやめたほうがいいじゃないかな。「なんでだよ。オレ泳ぎは得意なんだぜぃ」

 ガンちゃんとアン・ワンは何か勘違いしています。「で、殿下! 足湯ってこんなにヌルいものなのっちゃ?」「う〜ん。思ったより冷たいし深いですねぇ」
 そしてボンにゃんは、まだシロクマさんと一緒にいました。

「お嬢ちゃんしっかり捕まってるかい?」「もっと速く泳ぎなさいよっ」
 仲良くなっちゃったみたいです。

2019-06-07 00:00

216.動物園でぶんぶん!

 ぶんぶんキャッツが動物園に遊びに出かけました。

 ダンゴ君はゾウさんに遊んでもらっています。「もう一周! もう一周お願いします!」「坊や落っこちるなよー」大喜びしていますが、檻に入って大丈夫でしょうか。

 キリンさんの部屋の奥を良く見ると、ガンちゃんとアン・ワンが居ます。「で、殿下っ! こいつら何っちゃ!?」「私にも分かりません。こんな奇怪な生物は初めてです」見学は中に入ってするものじゃありませんよ。

 ボンにゃんはシロクマさんと一緒です。「お嬢ちゃんはおいらのおやつかな〜?」「失礼ねっ。アタチは餌じゃないわっ!」だから危ないんですってば。

 ゴンゴンはヒョウさんと何やら話し込んでいます。「ぜーったい俺の息子じゃねぇって」「叔父さんとかでもねぇの?」「違うねっ」「従兄弟とかさぁ」「違っ!」「でもぉ⋯」しつこいですね。

 おデン様はヤマネコさんとティータイムです。「それで隣の奥さんたらさ、もうおかしくってさ⋯」「ほぉぉ。どこも大変じゃの」すっかりくつろいじゃってます。

 ドンごろーはライオンさんと寝てますよ。「お前虎じゃないのかい?」「うちの亭主に引っ付くんじゃないよ〜」

 コバンは迷子になっています。「拙者 地図の通りに歩いたのに、変でござるな」
 それは動物園のパンフレットじゃなくて、うちのご近所マップですよー。

2019-05-31 00:04

214.モデルはだあれ?

 今年も胡蝶蘭をいただいたので、ママが記念に写真を撮っておきたいそうです。

「綺麗じゃの。わらわへの貢ぎ物か?」違います。パパの誕生日のお祝いですよ。

「なに? わらわのではないと?? あの門番にこのような豪華なプレゼントが届くのか!?」おデン様は面白くないのか立ち去ってしまいました。

「オレ今日はお肌の調子が良くなくてさぁ。撮影は気がすすまねぇな」ゴンゴンは冴えない表情ですね。

 ガンちゃんは全く興味なし。スルーして行きます。

「モデルならオラだんべ!」ドンごろーがいそいそとやって来ました。

「アタチはお花の引き立て役なんて嫌よっ!アタチが主役じゃないと⋯」ボンにゃんは書斎から出て来ません。

「拙者はどうでござるか? 黒い毛並みに花がよく映えてかわゆいのでござるよ」コバンがポーズをキメています。

「コバンって可愛いんですかぁ? 僕の毛並みだってよく似合いますよー」ダンゴ君はスネています。

「やっぱオラがいいずら? オラの方が絶対いいずら〜」ドンはやる気満々ですが、ママは“お花の”写真を撮りたいって言ったのよー。
 あんた達ジャマなのっ!

2019-05-16 19:58

213.ぶんぶん かくれんぼ

 ぶんぶんキャッツが隠れんぼをして遊んでいます。ゴンゴンは隠れないのかな?「オレ様は鬼なんだぜ。天性のハンターだからさっ」

「みんなとっとと隠れろよー!」「いっち・にぃい・さんっ⋯」

「どこに行けば良いのでござるか?」「急いで探しませんと」「オラ逃げ隠れはやだっ! ボス猫は絶対逃げねぇだ!!」ドンごろーってば、そういう話じゃないんですけどぉ。

「おねーちゃんは隠れないのっ?」「わらわは女王なるぞ。隠れたりはせぬ」「だってこれ隠れんぼよっ!?」「わらわを守るために家臣達がいるのではないか!」おデン様も分かっておられないようです。

「アタチは暗いとこでも目立っちゃう」白猫は不利ですね。

「ここはどうですか?」「二人は入れませんよ」ダンゴ君はどこでも影に紛れてしまいます。忍者ですから。

「僕はこっちにします」パパのコートで隠れ身の術を使います。「旦那さんはいつもだいたい僕と同じ毛色です。もしかして旦那さんも忍者なんでしょうか。僕が思うには⋯」せっかく同化してもアンタはお喋りでバレるわよー。

「拙者達ここで大丈夫でござるか?」「押入れが一番ですよ」

「さーて。みんな軽〜く片付けてやるぜっ」「まずドンごろーとおデンなっ」

「ボンにゃんだろ⋯ダンゴに⋯ガンちゃんも居たなっ」「あ〜ん。やっぱすぐ見つかっちゃったぁ」「おめーら もっと上手く隠れろよぉ。簡単すぎてつまんねーだろ」

「あのぉ。拙者がまだ見つけてもらってないのでござるが⋯」「へっ!?」
 コバンく〜ん。自分で出てきちゃダメでしょー?

2019-05-09 18:50

212.猫屋敷の怪・またまた

 いつもはゴンゴンがガンちゃんの生首を背中に乗せているのですが⋯。

 今日はガンちゃんがゴンゴンの生首を持っています。「それがどうかしましたか〜?」ゴンは魂が抜けていますね。「⋯⋯⋯」

 ドンごろーはまた尻尾を無くしたようです。「えっ!? オラの尻尾また逃げたのけ?」

「尻尾なら棚の猫ベッドにあったわよ」窓辺に転がっていた小さな生首が教えてくれました。

 あ! 見つけたわ。これね。

「そそっ⋯それは拙者の尻尾ではござらぬか!? さっきから無いと思っていたのでござる」

 じゃあ これかなぁ?

「それは僕の手なんですよ。オトリにしてわなを仕掛けてるんです」誰に仕掛けてるのよぉ。

「この尻尾ではないのか? わらわが捕まえてやったぞ」

「やだやだ。オラそんな尻尾はいらねぇだ」あれっドンごろー? いつのまにか尻尾が戻って来てるよ。

「良かったですねー」ガンちゃんはゴンゴンの生首を枕に眠りにつきました。

 こっちではアン・ワンが首の無いゴンの体を抱えて寝ます。

 安心したドンごろーも白目をむいて眠ります。
 不思議な不思議な猫屋敷の夜が更けて行くのです。

「きゃははははははは!」

2019-05-03 00:00