131.女王様の言うとおり

 おデン様は高飛車な態度だから女王と呼ばれているのではありません。実際にスットコランドを支配しています。ボスはドンごろーじゃないのかって? 確かにドンは“ケンカでは”最も強いのです。

「ドンなどわらわの足下にも及ばぬわ!」

「所詮は家臣の一人に過ぎないからのっ」

 ママから新しいおもちゃを渡されたら、おデン様のお許しが出るまで手を出してはいけません。彼女が寝ている間にドンが他の子を追い払って独り占めしても、おデン様が登場すればちゃんと譲りますよ。(キャットニップで全員集合!参照)

 まずおデン様が匂いを嗅いだ後「よしっ!」の掛け声と共におもちゃ争奪戦が始まります。オス達はみんな彼女にヨワく逆らえないのです。

 おデン様を大好きなドンが無礼な行為を働くと、必ず手痛い反撃を喰らいます。侍女のボンにゃんが駆けつけましたが心配はいりません。しばらくすると怒ったおデン様のヘビー級ハードパンチを受けて、吹っ飛ばされていたりします。

「ダンゴッ!ちゃんと控えておるかっ?」「はいっ!ここにおります」
 ダンゴ君は相変わらず彼女の言いなりですね。

「乳母もわらわの言うことを聞いておれば良いのじゃ」「わらわに従っていればアホな間違いばかりしなくて済むぞよ」「⋯⋯⋯」

 名君おデン様の言う通りですね。

2017-12-15 22:17 

130.電飾ぴか!ぴか!

 先週ママが壁に設置していたイルミを点灯すると、こんな感じです。散らかった部屋が意味もなくド派手になり、おもちゃ箱を引っ繰り返したみたいですね。(ママの頭の中もこんなカンジだそうです)

 猫達が集まって来て不思議そうに眺めていますよ。

「こっ⋯これはなんでござるかっ!?」「小型のUFOでしょうか」
「ヒトダマの群れのようなものが飛びかっておりますぞ!」
「オラが捕まえて食ってやるだよ〜」
「アタチが取るのよっ!」
「コレ 流れ星っちゅうもんでねぇだか?」
「違うねっ」
「スターのオレ様を照らすステージライトなのさっ!」

2017-12-08 19:21 

129.電飾ぐじゃ!ぐじゃ!

 イルミネーションの季節ですね。ママはピカピカ光るものが大好きなのに、ウチには電気コードをかじるアホ猫達がいます。飾り付けの前に、全てのコードにスパイラルチューブを巻いて、ガードしなければなりません。でもこの作業が、猫のいる家では大変なのです。

「拙者はからまってなどおりませぬ。押さえてさしあげようと思ったのでござる」
 コバンくーん“お手伝い”はいりませんよ。コードに頭突っ込まないでね〜。

「オレはからまってなんかいねーぜ。ちょっと かついでやろーかと思ってさ〜」
 これゴンゴン!持って行っちゃダメでしょ!

「オラはからまってなんかいねぇだよ〜。長さを調べてるだけずら」
 ドンごろー?やめなさいってば!

「ややっ!この紐には怪しい光が走っておりまする!」
 怪しくなんかありませんっ!放っといて下さいっ!

「あの〜。僕たちはコードとスノードームを守ってるんです〜」
 はいはい。あんた達は頑張ってね。ムービースターの名誉にかけて、猫達に負けちゃいけませんよ。
「それが実は〜。時々負けちゃってます〜」 

2017-11-30 22:52 

127.めでたい七五三

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「お屋形様 七五三ってなんですか?」「七五三ったら753歳のお祝いだんべ」「お祝いならご馳走が出るのでござるか? 」「1000歳飴ちゅう菓子をもらえるんだと」「753歳なのに1000歳飴?」「菓子なら拙者も欲しいでござる」

「TVで見ましたが地球人の753歳はまだ子供なんですねぇ。シワワン星なら立派に成人してる歳ですから、人間は随分長寿のようです」

「そんだら おっかあは何歳なんだべ?」「6000歳くらいじゃねーか」「6000年前なら石器時代ですかね」「もっと前だろ〜」

「オレ オトンとオカンが恐竜と一緒に撮った写真見た事あるぜっ」

※ブンたん1歳の誕生日
(当時は恐竜も飼っていた)

「へ〜すんげぇだなぁ。そんでオラ達は何歳なんだべ。七五三はまだまだなのけ?」

 ドンはもう七五三過ぎてるよ。ダンゴ君はあと3年ね。「え〜? オラ800歳くらいだったんか!?」「僕は750歳!?」

2017-11-15 19:48 

126.バッドマン

 朝いちからゴンゴンはビニールを舐めて気持ち悪くなり、わざわざパパのお布団まで行ってゲロゲロしました。次に熟睡しているドンごろーに突然噛み付いて素早く隠れます。猫のケンカはまず睨み合い、頭を突き合わせて唸ってから始めるのがルールなのに、寝ている時にいきなり襲われたドンは訳が分かりません。

「いったい誰ずら?」

 ママが猫のトイレ掃除を始めると、何度も行き来して少しずつ処理する間(流すタイプの砂)ドアが開けられるようになります。普段はゴンが誰かを閉じ込めないように、外側からフックを掛けて封鎖してあります。ゴンはこのチャンスを見逃さず、コバンを誘い込んで便器のたまり水を覗かせました。コバンは水を見ると“お清め”をしないではいられません。幸いママが飛んで来ましたが、気付かなかったら水浸しになっていたでしょう。ゴンは自分だけさっさと逃げ、残されたコバンは納得がいかない様子です。

「奥方様っ!このような不浄な水はいけませぬ! 」「いーのいーの」「良くありませぬ!この水は絶対清めなければ」「いーからやめれ!」「しかしここは見過ごせませぬ!」「ここだけはやめんかーーっ!!」

 手を突っ込んでジャバジャバしようとするコバンを何とか連れ出します。

 ゴンはその頃棚の上で寝ていたガンちゃんを、ベッドごと蹴落として喜んでいました。物が散乱する床で、ベッドを見付けたおデン様はご機嫌です。

「おぉ!このような所にベッドがあったのじゃな。
これは良いではないか」

 その向こうではゴンがダンゴ君の獲物を横取りし、家具の隙間に入れてしまいました。

「それは僕のです〜。返してくださーい」

 ゴンは知らんぷりでキッチンに来て、コーヒー缶を持っているママの手に頭突きします。飛び散ったコーヒー粉をママが拭き、気を取り直してお湯を注ごうとするとまた頭突きするのです。

「こぉ〜の! あほんだらがあぁぁーっ!!」

 ついにオカン山が噴火しました。本日1回目の爆発です。でもまだ朝ですよ。

「ばかったれぇぇ〜!!」

 今日もゴンとの戦いは始まったばかりなのです。

2017-11-07 18:39