96.ブレイブハート!

 ドンごろーがいつから我が家のボス猫になったのかというと、最初からです。人間なら幼稚園児くらいの頃にうちに来て、すでに高校生くらいだったゴンゴンとガンちゃんに「今日からオラがボス!」と宣言しました。(アホですね)
 しかしドンごろーは“ブレイブハート”の持ち主なのです。相手の方が大きくても、どんなに恐ろしくても、絶対に背中は見せません。売られた喧嘩は必ず買うのが、ボス猫になる為の条件です。咬まれて叫ぶのも、いけません。

 ゴンに負けたのは今までに一度だけ。来て数日後に目を殴られ「ぎゃん!」と言って座り込んでしまったのです。自分の三分の一しか無い子猫に、思いっきりパンチしたゴンは、さすがに気まずそうにしていました(馬鹿者です) けれどそれ以来ドンが喧嘩で悲鳴を上げたことはありません。どんなにやられても無言です。自分より強い相手に戦いを挑み続けて、決して引かないので、ゴンの方が立ち去ります。

 ゴンの耳や足に残る傷のほとんどは、ドンごろーのせいです。毎日する力試しの小競り合いで、ゴンはちょっとでも咬まれると、すぐに大声を出して逃げ出します。(ガンちゃんはそもそも争いません) ドンは大きな犬に会っても、ブルブル震えながら立ち向かっていました。

 ボスには箱やおもちゃを最初に独占する権利があります。

 新しいものを手に入れたら、まずドンがチェックします。

 お気に入りの場所に誰かいたら“マウンティング”で自分の優位を知らせます。
 人間にはかわゆいドンごろーですが、他の猫にはいつもエラソーにしています。

 ただし忘れてはいけませんよ。実はもう一人咬まれても泣かない“ブレイブハート”の持ち主がいるのです。今はまだ若くて小さいので遠慮しています。でも彼が大きくなった時何が起きるのでしょう?

「えっ!? それひょっとして僕ですよね。うふっ!」

2017-05-25 18:37 

94.ムリ猫団子

 今日のように突然雨が降って涼しくなると、短毛種の中でも特に薄毛のゴンとガンは、慌てて添い寝の相手を探します。その昔どうしても大好きなギンさんと寝たかったガンちゃんは、いつもお邪魔虫に迷惑していました。割り込んで来た奴を睨んでいますね。 

 今はボンにゃんと寝たいガンちゃんが、またしてもお邪魔虫に悩まされています。二人でもぎゅうぎゅうのベッドに、迷惑者が無理やり乗っています。

 下敷きになったボンにゃんが苦しそうなので、ガンちゃんの目がすわって来ました。

 二人の冷たい視線をよそに、どこ吹く風のお邪魔虫は、さっさと寝てしまいます。いい根性です。この後怒った二人は出て行きました。

 おデン様はゴンゴンが嫌いではありませんが、何しろ大きなお方なので、一緒に入るにはこのベッドは狭いようです。ゴンは下に潜り込めずに、掛け布団化しています。

 おデン様を諦めたゴンゴンが、こいつはどうかと試してみると、いつの間にか誰よりも巨大化していたコバンが、窮屈なのを嫌がって逃げ出します。

 せっかく広い所に寝直したのに、しつこいお邪魔虫が付いて来ました。コバンがまた逃げようとして暴れています。ゴンゴンはママに「いい加減にしなさいっ!」と怒鳴られてしまいました。

「だってオレ薄着じゃん。 さみ〜じゃん。さみち〜じゃん」

 すっかりスネているゴンゴンなのです。

2017-05-18 20:11 

93.添い猫団子

 猫は季節によって寝る場所を変えます。寒い時期寄り添っていた同士も、暑くなって来ると別々に眠ります。暑かったり寒かったりのこの時期は、毎日違う場所で、違う寝姿が見られるのです。

 こういう暑苦しい猫団子は、夏には見られない光景です(オヤジ3匹でむさ苦しいったらありゃしない)

 少し気温が高くなって来ると、このように伸び始めます(それぞれ隣のベッドにはみ出していますね)

 一人でハウスからはみ出した場合はこのようになります(けっこう胴長のゴンゴン)

 肌寒い日はおデン様の尻尾襟巻きに、くるまって寝ていたボンにゃん(どこがボンにゃんでどこがウサギのぬいぐるみでしょう?)

 暖かい日は広いサッカー場でボールをキープしたまま寝ます(スポーツ少女なんですよ)

 ダンゴ君はドンごろーが眠っている間の、見張りを命じられています(真面目に警戒していますね)

 さらに気温が上がったら洗面器もいいかもしれません(それママが片付けちゃいますから)

 仲良しべったりの寝姿が見られるのも、今のうちだけです。

2017-05-15 19:43 

92.猫切れ

 猫飼いというのは家の猫はもちろん、他所の猫も野良猫もみんな可愛いと思うものです。自分の犬の犬種に興味が集中する犬飼いさんとは対照的に、どの種類でもブサイクでも、猫がみんな好きなのです。

 外に出かけると茂みの中や建物の隙間など、猫の居そうな場所を覗き込む習慣が付いています。見つけるともうそれで嬉しくなり、映画などを見ていても、猫が出て来るだけで喜んでしまいます。

 ゴールデンウィークには泊りがけでどこかへ行かれた方も多いでしょうが、猫飼いは旅行などでしばらく猫をさわれない日が続くと、猫切れの禁断症状が出るのです。観光地でも風光明媚なスポットでも、一応猫を探さないではいられません。

 ママは旅先でわざわざ猫カフェに行ったことがあります。お客さんの中には猫飼いも多いでしょう。猫を飼えない人達だけの癒しの場なのではなく、家に猫が居ても別の猫を触りたいのです。これは“浮気”ではなくて、猫を見かけると引き寄せられる“ビョーキ”なのです。

 ホテルの部屋に到着しても「ここに猫が居ればなぁ」と思ったりします。寝る前には“ウチの子達”に電話して、声を聞きたくなってきます。

 お土産を選ぶ時でさえ、猫が描かれたラベルなどがあると、つい手に取ってしまうではありませんか。結局その土地の名物でも何でもない猫物も、買って帰ってしまいます。
 一度感染してしまうと、猫が切れないように補給し続けていなければならない、困った猫中毒なのです。

2017-05-11 19:18 

91.押入れ探検隊

 ママが暑さに耐えかね、ついに猫達の猛反対を押し切ってコタツ布団を洗うと、ぶんぶん家も夏仕様になります。(布団とオイルヒーターを収納しただけ)

 実はコタツの電源は真冬でもあまり入れないのですが、コタツ布団は猫達の異常なまでの執着心によって、毎年4月いっぱいは守られているのです。

 洗ったお布団をしまう時は、猫達の“お手伝い攻撃”との戦いです。布団袋に一緒に入ろうとする者・他の箱を物色する者・押入れの奥に探検に向かう者。特に押入れ探検隊は、誰か引きずり出されても、またすぐに別の者がチャレンジする繰り返しで、ママひとりで猫達の旺盛な探究心に、対抗するのは大変です。(物を)しまうのと(猫を)出すので、2倍の手間がかかります。

 やっと終わったと思っても、必ず点呼をして確認しなければなりません。大抵は押入れの奥深くで、息を潜めて隠れている奴が居るのです。いい加減な点呼から2時間も経過してから、他の猫達の“指摘”で馬鹿者の存在に気付きます。

 何故閉じ込められると分かっていて、居座るのでしょう?

 毎朝のお布団たたみでも、積み上げた布団のてっぺんで、王様気分の昼寝を楽しもうとする輩がいるのです。だいたい週に3回は、誰かを閉じ込めているママなのです。

2017-05-08 20:32