515.可愛いがいっぱい

 おデン様とボンにゃんの旅立ちにあたっては、あたたかいお言葉をたくさんいただき、とても感謝しております。
 おデンの49日を待たずにボンも逝ってしまったので、6月末にようやく二人の49日が終わりました。

2025-07-01

512.オーディション受かったにゃ

 ボンにゃんは、天使のオーディションに合格したので、天国に向かいました。

 確かに“見た目”は天使そのものでしたね。

 おデン様が居なくなってから、女の子ひとりでつまらなそうで⋯。

 虹の橋を渡れば、ブン・ギン・デンの3匹の姉達と、最強女子会を結成できると気付いたみたいですね。

 ととちゃまに引き留められるとつらいからか、熟睡している明け方に、そおっと行ってしまいました。おデン様が迎えに来ているので、心配いりませんよ。

2025-05-12

486.まだまだ暑中お見舞い申し上げみゃす

 前回も暑中見舞いだったのですが、あまりに危険な暑さが続くので、もう一度お見舞いいたします。

 ぼんくらブラザースが「世界一危険なウォータースライダー」に挑戦していた頃、おデン様はお花のスライダーで遊んでおられました。

 ボンにゃんも滑ってきましたよ。チューブの中が泡だらけで、ラバーダックも流れて来るのは何故なんでしょうね。不思議そうにしています。

2024-08-03

416.ボンにゃん撮影会

 ボンにゃんはキレイな子なのですが、ママが嫌いで、なかなか可愛いお顔の写真を撮らせてくれません。出番が少ないとスネているけど、自分が悪いのですよぉ。

「ボンにゃんこっち向いてー」「いやよっ!あっち行って!」

「じゃあもう撮ってあげない」「今回は主役にしようと思ったのに」「え⋯主役!?」

 慌てて追いかけて来て、ママを引き止めようとしています。

「ほらほら!ちゃんとポーズするわよっ」機嫌良くなりましたね。

「場所はこっちの方が良いかしら」「でも周りの物が邪魔ねっ」「アプリで消してみてくれる?」

「う〜〜ん」「イマイチかしら」「どうせならセット組んでよっ」

「これでどう?」「春だからお外もアリね」「お花畑のバックも作ってみてっ!」「はいはい。注文が多いわねぇ」

「こんなカンジでどーでしょー」「なんかイメージ違うわっ」「もっと躍動感が欲しいのよっ」

「これでどうよ!!」「何よこれぇ!」「アンタが色々うるさいからでしょー?」普通はモデルの方から指図しまくったりしないのよ〜。

2023-03-17

※「薄闇怪談」に新作続々入荷中です!

臨死体験→「車窓山怪→「廃村事故物件2話→「内覧」 「排水管

禁忌3話→「海に行ってはいけない日」 「山に行ってはいけない日」 「外を見てはいけない日

409.にゃほん昔話・王女と侍女の物語

 昔々その昔。巣床村の猫浦ちゅう所に、王女とその侍女が住んでおってな。毎日仲良く寄り添っておったそうな。

 王女はこの侍女を大変可愛がっていてな、仔猫の頃は毎晩一緒に寝ていたのじゃった。

 ところが侍女が成長すると⋯。

アタチは侍女なんかじゃないわっ!
侍女でなければ何だというのじゃ

「ネルダス侯 そちが育てた娘が、わらわに従わなくなってしまったぞ」「私は愛情込めてよく躾けたつもりですが、反抗期なのかも知れません」

「アタチは侍女じゃないのっ」「侍女じゃ」「侍女じゃないってば!」「わらわが侍女だと言ったら侍女じゃ!」王女が王位に着く頃には、二人の仲はすっかり悪くなってしまってな⋯。

 困り果てた女王は、家臣達になんとかするよう命じてみた。「拙者は性格を直すような呪術は会得しておらんのでござる」「僕にもムリですぅ。彼女凶暴なんだもん」

「ドンなら言うことを聞かせられるのではないか?」「オラ子猫は相手にしねぇだよ〜」

 結局役に立たない家臣達は、全員女王に叱られたのじゃった。

「切れ者のネルダス侯にも策がないとは」「わしゃワン・アンだがやー」

 そんな訳で女王がどうしたかというと⋯。

 すっかり諦めたのじゃな。

 そして二匹は今でも、巣床村で幸せに暮らしているそうな。
 めでたしめでた⋯「アタチ侍女じゃないからっ」「侍女なのじゃ」 「おねーちゃんミルクで顎の下ガビガビになってるわよっ」「お前こそ目ヤニがついておるわ」

2023-01-28