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欠番の155回は、MANGATRIXからのお知らせでした。オークションに出ている漫画原稿の中には、紛失物や盗難品が含まれています。購入する前に必ず作者や出版社への確認をお願いします。
2018-05-15 00:41
欠番の155回は、MANGATRIXからのお知らせでした。オークションに出ている漫画原稿の中には、紛失物や盗難品が含まれています。購入する前に必ず作者や出版社への確認をお願いします。
2018-05-15 00:41
みなさんは文章を書くのに、テーマを決めて“起承転結”で構成すると教わりましたか?
全部忘れて下さい。
まずテーマですが、人類の命題だの普遍的な価値だのを追求してはいけまへん。書くのは「あなたの好きな事」に尽きます。
しかし初心者が作品を作ると、雰囲気だけのものになります。イメージや世界観は細部まで作れるのに、何も起こらないのです。
それならと事件を起こし(起) その結果が(承) 波及して行って(転) 衝撃の結末を迎える(結) ような話を作ろうと悩んでも、書けなくなります。
この脚本教室がストーリーより先にキャラ作りから始めたのには、ちゃんと訳があります(テキトーに言ってるんじゃないのよ〜)
ストーリーを先にして、それに沿って人物を配置すると、ただの駒として動くリアリティーのない人間になります。
緻密な構成や意表を突く展開はプロに任せて、話作りの基礎をここで学んで下さい。
まずはあなた自身が好きになれるキャラを、作りましょう。それが出来たらストーリーの基本はこうです。
〇何かが起こる→リアクション
〇また何かが起こる→リアクション(内面で何かが変わる)
〇またまた何かが起こる→前とは違うリアクション(行動が変わる)
〇自分からアクションを起こす→状況が変わる
場合によってはこれが繰り返されたり、アレンジされて物語になります。これに導入部分(主人公のキャラを見せるエピソード)と、エピローグを足して完成です。
重要なのはキャラの魅力を伝える事です。
これは常にリアクションに現れます。
その人の長所だけでなく、短所もリアクションで見せながら、好感を持ってもらえるキャラにしましょう。
そして物語のヤマ場・自分からアクションを起こすまでの心理に、説得力がないとダメなのです。
何故・何の為に・何をしたいのか、パーソナリティーをしっかり作ってあれば、主人公が勝手に物語の中で動き始めるはずです。
とにかく先ずは、何か書き始めてみましょうね。
2017-09-28 18:30
(集中講座なんて言ってた!?)
前回でキャラの背景を考えましたが、これがきちんと出来ていれば、その人が何を求めてどうなって行くのか、自然に決まって来るでしょう。ストーリーの狂言回しとして動くだけの、薄っぺらな人物像になるのを避けられます。(マジメな話で驚いた? 本当にプロの極意を教えるんだってば〜)
キャラの特徴が現れるのは、何かが起こった時のリアクションです。(ぶんぶんキャラのリアクション→ないっないっばあぁ!参照) 各キャラが何故そういう反応をするのか、内面が分かっていれば行動に説得力と整合性が出ます。
そして大事なのは、実はキャラの魅力はその人の長所にあるのではないという事です(ココ大切なのよ) 必ず欠点を作ります。ダメな部分は、性格に奥行きを与えるだけでなく、親しみやすさを感じさせます。さらに意外な一面を見せましょう。誰かに好感を持つきっかけは、たいていの場合その人の残念な部分や、予想外の素顔を知った時なのです。
ゴンゴンの場合なら、長所は見た目のカッコ良さや運動神経抜群な所。欠点は意地悪さやセコさ・人に媚びる部分です。意外な面としては「小さい子を可愛がる」がありますね。これも前回の背景を知れば、自分の寂しかった子猫時代を思い出して、放っておけないのだろうと想像がつきます。
でも一からキャラ設定なんて、とても無理だと思いましたか? 何も無い所から考えなくても、友達や好きなミュージシャンなど、誰かを主人公にして考えてみましょう。逆に大嫌いな奴を、ひどい目に合わせる物語を作るのもアリですね。知っている人なら、その人の性格や背景が大体分かります。
〇性格(長所と短所) 〇背景(内面) 〇意外な一面
これらを設定できたら、次回はいよいよストーリー作りに入りますよ。
2017-09-23 21:52
全く何の役にも立たねーじゃんかと、読んでくれた人々を脱力させている脚本教室。今回は真面目にプロの極意をお伝えする実践編ですよ。(ホントにマジですって)
キャラを作る場合多くの人は“元気で気の強い女の子”のように、表面上の性格設定をします。彼女は何故元気で気が強いのか、背景から考えてみましょう。
ボンにゃんは小さな頃からバレエを続けて来たのに、背が低く手足が短いのです。運動神経は負けてなくても主役を貰えません。「アタチの方が踊りは上手よ」「小ちゃいからってナメられたくないわ」彼女のプライドとコンプレックスが、気の強さと元気な振る舞いに現れているのです。
ではゴンゴンの意地の悪さとセコさはどうでしょう。
物心つかないうちに親に捨てられた可哀想な彼は、スラムでの悲惨な生活の中で盗みや脅しを覚えて生き抜きました。愛情への飢餓感や恵まれた人への妬みが、他者への配慮のない自己中な性格を形作ったのですね。
おっとりとして屈託のないおデン様は、王女として蝶よ花よと何不自由なく育てられただけでしょうか。将来の女王として国民を指揮出来るように、誰よりも堂々として賢くあらねばならないと、しっかり教育されています。体も相当鍛えていますよ。彼女の自信あふれる態度には、裏付けがあるのですね。
同じ王族と言っても96番目の王子のガンちゃんは、微妙な立場です。優秀なのに王宮に残れず、家族と別れて辺境の星(地球)に来ました。彼もちゃんとした教育を受けていますし、何より自分の忍耐が、権力闘争を悪化させない道だと知っています。冷静で優しい性格の裏には、孤独や悲しみが隠れているのです。(涙)
代々続く陰陽師の家系のコバンは、一子相伝の秘術を守る隠れ里に、隔離されて育ちました。術の習得には集中が必要なので、余計な事は何も知らんで良いと言われていたのです。魔術は使えても一般常識はありません。バカなのではなくて分かってないだけです。(多分)
コバンのようなエリートではなく下忍の家に生まれたダンゴ君。子供時代から修行に励み、特に秀でた所も無いのに、ひたすら努力でカバーして来ました。「努力を続ければいつかは認めてもらえる!」厳しい修行に耐えられたのは、希望を捨てない前向きな性格のおかげです。(お間抜けは修行では治りません)
普通の家ながら一人っ子で思いっきり甘やかされたドンごろー。何でも自分の物・自分が一番の性格は、自然に身についたもので悪意はありません。いつも一番じゃないと気が済まないのですが、その内面は⋯。
な〜んも考えてないと思いますよ。
2017-09-18 22:35
今回はそれぞれのキャラクターに合わせてお話しを考える練習です。早速ゴンゴンが来て待っていますね。「オレのどんなやつ? 早く見せてっ」
「これ英雄なの〜? どうせ悪役だろー」と言いながらも、主役でありさえすればゴンはまんざらでもない様子です。
「何か変じゃありませんか? 2001円ていう値段もビミョーだし訳が分かりませんよ」「皆さんも格安ツアーには気をつけて下さいね」ガンちゃんの言う通りです。
「オラかあいい? 似合ってる? オラこの服好きずら〜!」ドンごろーは結構気に入ったようです。
「わらわが太っているという意味かっ!」「違うわよ。ただ大きいと⋯」「無礼者っ!!」おデン様は怒って行ってしまわれました。お似合いなのにー。
「何よっ!コレッ!!」「あなたが真っ白でお餅みたいだから〜」「かかちゃまのバカッ!!!」ボンにゃんは完全に拒否しました。
「拙者はバカではござらんっ! ううっ⋯」またコバンを泣かせてしまいました。
「僕無芸じゃありません。隠れ身の術が使えるんです!」アンタのは術を身につけたんじゃなくて、生まれつきの毛色でしょう?
ドンごろーだけはやる気満々です。
「おっかあオラやる! 赤毛のドンやるーーっ!!」
2017-04-07 18:49