461.15web版/連携/ccライブラリ

※「もう少しだから頑張ってやり切るんだ!」と檄を飛ばす司令官猫さんはAI生成画像です。

<Photoshop WEB版/ipad版とは>

Photoshop web版は、Photoshopのアプリを持っていなくても、Webブラウザを通してファイルの簡単な編集や閲覧ができ、Photoshopアプリで編集した内容を別の人と共有してレビューをもらうことも可能。

◯ファイルを開く→「ファイル」メニュー→「別名で保存」を選ぶ→「クラウドドキュメントに保存」ボタンをクリック→「Creative Cloudに保存」で「保存」をクリック→画面左上のファイル名が「.psdc」になる

※拡張子「.psdc」はPhotoshop Document Cloudの短縮でクラウドドキュメントに保存されたPhotoshopデータを表す。

◯Photoshop web版の起動 /CCデスクトップアプリケーションから「アプリ」→「カテゴリ:写真」→「作品を発信:Photoshop(Web)」を起動(Web版ホーム画面に最近使用したpsdc形式ファイルが表示されるのでブラウザから編集することも可能)

画面左側に「ツール」パネル、右側に「レイヤー」パネル→「プロパティ」ボタンをクリックして設定の変更が可能

◯クラウドドキュメントのURLを直接相手に知らせて開いてもらう /「ウィンドウ」メニュー→「コメント」パネルを開く(コメントパネルでクラウド共有されたドキュメントにコメントを入れたり確認することが可能)→「コメントを追加」欄にメッセージを入力→「送信」でドキュメント上にコメントを残す

※「コピー」ボタンを押すとクラウドドキュメントのURLを取得できる(webブラウザにURLをペーストするとPhotoshop Web版で開かれる)

◯Photoshop web版とデスクトップ版の間でのコメントの追加と確認

 ⚫️画面右「コメントパネルを表示ボタン」をクリック→「コメント」パネルが開かれ入力されたコメントを確認できる

 ⚫️Web版でコメントを書き込む /「コメント」パネル「シェイプを描く」ツールで指定したい場所をマークしてコメントを書き込み送信→デスクトップ版「コメント」パネルを開くとコメントが反映される(ツールで描かれたシェイプやそれに紐付くコメントはコメントパネルが開かれている間だけ表示され元のデータに傷を付けない)

 ⚫️色調補正 /「ウィンドウ」メニュー→「チャンネル」パネル→サムネールをcommandキーを押しながらクリックし選択範囲を作成→「背景」レイヤーが選ばれている状態で「イメージ」メニュー→「色調補正」→「色相・彩度」を選択して色調補正を実施→編集作業への反映が完了したら「解決」をクリックしてステータスの変更ができる

※Photoshopで編集した後Web版で内容を確認する場合ブラウザを更新(ページの再読み込み)すると変更内容を確認できる。

◯iPad版 /一部機能の制限はあるがクラウドを通じてデータを共有でき、ペン入力が可能な機種では手書きのテイストを反映させられる(iPad版アプリはPhotoshopだけでなくIllustratorやFresco他がリリースされている)

※「メインエンジン起動しまっす」の猫さんもAI画像です。

<Lightroomとの連携>

◯LightroomとPhotoshopの違い

 ⚫️Photoshop:「一枚一枚の写真の入念な編集・演出」複雑なコントロールを専門にしていて、数枚の画像を最適な状態にするために幅広い編集が可能

 ⚫️Lightroom:「多数の写真の一括管理・編集」PCに収まっている何千もの写真を管理して処理する場合に最適なツール(Lightroom:クラウド専用アプリ/Lightroom Classic:PC専用アプリでPC上にあるファイルにアクセス)

◯Lightroomで画像読み込み /「Lightroom」を起動→左上の「写真を追加」をクリック→「Lightroom」フォルダを選んで「読み込む項目を確認」をクリック→クラウドに画像がアップされる

※読み込んだ写真を撮影日時や最終編集日順に並べて管理したり、アルバムを作成して読み込んだ写真の整理が可能。編集画像の一覧やプレビューを確認できる。

◯LightroomとPhotoshopの連携(色調補正→画像合成)

「Lightroom」でファイルが開かれている状態で右上「編集」をクリック→調整→「プリセット」をクリックして「プリセット」パネルを表示→「+」をクリックして現在の設定を登録(プリセット→基本→ユーザープリセットから選択してクリックすれば複数選択した他の画像に一気に同じ補正を適用させることができる)

「Photoshop」ホーム画面で「Lightroomの写真」をクリックして選択→読み込み→「開く」をクリック

※Lightroomで編集した画像が読み込まれない場合右上の「更新」をクリック

ファイルを開き「選択範囲」メニュー→「すべてを選択」「編集」メニュー「コピー」を選ぶ→背景画像に切り替えて「編集」メニュー→「ペースト」を選ぶ→「編集」メニュー「自由変形」で大きさを調整→はみ出ている部分を調整「レイヤー」が選ばれている状態で「レイヤーマスクを追加」をクリック→「ツール」パネルから「ブラシ」ツールで描画色は「黒」ブラシサイズは任意ではみ出した部分をドラッグ(黒で描画した部分が非表示になる)→Photoshop形式で保存

※「オペレーションシステム問題ありません」の猫さんもAI画像です。

<CCライブラリ>

CCライブラリとは /Adobe Creative Cloudのアカウントで管理されたクラウド上のデータ保存・共有機能。アセット(素材)・アイコン・ビデオクリップ・ブラシ・カラーテーマなどを登録し、Adobeアプリケーション間やチームメンバー・クライアントと共有できる

◯新規のライブラリを作成 /Photoshop「ウィンドウ」メニュー→「CCライブラリ」→「CCライブラリ」パネルのパネルメニュー→「新規ライブラリを作成」を選んで名称設定作成

◯ライブラリにアセットを登録 /レイヤーを選択→「CCライブラリ」パネルの「+」をクリックし「グラフィック」を選んで登録

◯スウォッチの新規登録 /「ウィンドウ」メニュー→「カラー」パネルから任意のカラーを選ぶ→「スウォッチ」パネルを表示→「新規ライブラリを作成」をクリック→「現在のライブラリに追加」チェック→「OK」をクリックで登録

※「大丈夫よ。メカで劣ってもあたしの腕は一流だわ」の猫さんもAI画像です。

<Adobe Stock>

Adobe Stockとはロイヤリティフリーの写真やイラスト・ビデオ・オーディオなど3億点以上の素材(無料素材80万点)を利用できるフォトストックサービス(画像検索時のフィルター機能や類似画像検索のサーチ機能・CCライブラリを使ってAdobeアプリに取り込む機能などが搭載されている)

※契約により取得ライセンス数に制限があるが、透かし文字(ウォーターマーク)入り仮画像で編集配置してCCライブラリに保存でき、ライセンスを取得してから本画像に差し替えると、編集もそのまま更新可能。

◯CCデスクトップアプリを起動「アプリ」→「リソースリンク」→「Stock」をクリック(またはブラウザで「https://stock.adobe.com/jp/」を入力)

◯フィルター機能とビジュアルサーチ /画面左の絞り込み条件

 ⚫️アセットタイプ:素材の種類(すべて/画像/ビデオ/テンプレート/3Dなど)

 ⚫️サブカテゴリ:アセットタイプに応じてさらに絞り込み(画像なら、すべて/写真/イラスト/ベクター)

 ⚫️使用頻度の低い順:その時点で誰もダウンロードしたことのないコンテンツを表示

 ⚫️アーティスト:自分の国のアーティストによって作成されたコンテンツを表示

 ⚫️背景:背景が「透明」や「単色」のコンテンツを表示

 ⚫️画像生成AI:画像生成AIによって作成されたコンテンツのみ表示または除外

 ⚫️アイコン:アイコン画像コンテンツを表示

 ⚫️方向:コンテンツの縦長や横長の指定ができる

 ⚫️コピースペース:コピー(文字情報など)を入れるスペースがあるコンテンツを表示

 ⚫️被写界深度:背景のぼかしが強いものを表示(ぼかし度合いも調整できる)

 ⚫️色の鮮やかさ:コンテンツの鮮やかさの度合いで絞り込む

 ⚫️人物:人物が写っているかで絞り込む

 ⚫️サイズ:最小の幅や高さを指定して、その数値以上のコンテンツを表示

 ⚫️カラー:指定した色が多く使われているコンテンツを表示

 ⚫️セーフサーチ:成人向けコンテンツを除外して表示

※検索元の画像をStockの画面の上で「類似を検索」にドラッグ&ドロップするだけで、Aiが似ていると判断したコンテンツを表示する「ビジュアルサーチ」もできる。

◯CCライブラリを活用した画像の取り込み

 ⚫️Adobe Stockの画面で使いたい画像をクリック→右上に表示されている「ライブラリに保存」をクリック→Photoshopでファイルを開く→「CCライブラリ」パネルを確認するとAdobe Stockから取得したコンテンツが登録されている→一番上のレイヤーが選択された状態で「CCライブラリ」パネルから対象のコンテンツをドラッグ&ドロップで配置→任意のサイズに変更した上で確定(ファイル番号や透かしが入った仮画像が配置され、サムネールに雲のアイコンが表示される)

 ⚫️配置した仮画像を編集 /「選択範囲」メニュー→「被写体を選択」で人物のみを選択→「レイヤー」パネルの下から「レイヤーマスクを追加」をクリックし画像を切り抜く

 ⚫️仮画像を本画像に差し替え /ライセンスを購入する場合「CCライブラリ」パネルのショッピングカートのアイコンをクリック→購入確認画面→ライセンスを取得すると画像が本画像に差しかわりファイル番号や透かしが消える

※有料画像を選ぶにはAdobe Stockの契約が必要。

※「機動部隊出撃準備完了!!」の猫さん達もAI画像ですが、アンタ達どこに出撃するつもりなのよ!?

2023-11-17

460.14文字設定/ファイル書き出し

※めまい解消装置を考案中の猫さんはAI画像です。

<文字の入力と設定>

◯文字ツールの基本操作

 ⚫︎ポイントテキスト /「ツール」パネルで縦横などを選択→クリックしてから文字入力(フォントサイズなど書式設定は、オプションバーまたは文字を入力したタイミングで画像右プロパティパネルから変更できる)→オプションバーの「⚪️」をクリックで確定

※入力後の編集は、作成されたテキストレイヤーを選択し、文字ツールで編集したい文字の上をドラッグで部分的に、テキストレイヤーのサムネールをダブルクリックで全てを選択して編集できる。

 ⚫︎段落テキスト /「ツール」パネルから選択→ドラッグして入力範囲を描いてから入力(入力確定前ならハンドルをドラッグして入力エリアのサイズを変更できる)

※入力エリアよりも入力された文字の分量が多いと、オーバーセットテキスト「+」マークがつき、すべての文字を表示できない。(入力確定状態ではオーバーセットテキストマークは見えないので注意)

◯書式設定 /画面右「プロパティパネル」からさまざまな設定ができる

 ⚫︎フォント:フォントを選ぶ・メニュー上でマウスを動かとプレビューできる(フォントはPCにインストールされたものを使える)

 ⚫︎フォントスタイル:選んだフォントに太さ・斜体などのバリエーションがある場合に選べる

 ⚫︎フォントサイズ:フォントのサイズを変更する

 ⚫︎行送り:行の下から次の行までの数値(フォントサイズ+行間)を設定する(小さくしすぎると文字が重なる)

 ⚫︎カーニング:個々の文字の間隔を調整する(テキストツールで調整したい文字間にカーソルを挿入し調整)optionキーを押しながら◀️または▶️キーでも調節可能

 ⚫︎トラッキング:選択した複数文字の間隔を一律で調整(テキストツールで調整したい文字列を選択し調整)optionキーを押しながら◀️または▶️キーでも調節可能

 ⚫︎テキストカラー:クリックするとカラーピッカーが表示される(カラーパネルでも変更できるが文字が選択されていると反転表示で確認しにくい)

 ⚫︎行揃え:「左揃え/中央揃え/右揃え/均等配置/両端揃え」の切り替えができる

※「文字の入力なら僕がやっとくからね」の猫さんもAI画像です。

<文字の修飾>

◯レイヤースタイルを使った修飾

 ⚫︎フチ文字の作成 /レイヤーが選択されている状態で「レイヤー」パネル下「fx」をクリックし「境界線」を選択→サイズ・位置(外側)・カラー(文字カラーと別の色)を任意に設定

 ⚫︎二重フチ文字の作成 /「境界線」の右にある「+」をクリックして複製し、下の「境界線」を選んで設定→サイズ:フチ①より大きめ・位置:外側・カラー(文字や①と別の色)を任意に設定

※レイヤースタイルの並び順は階層を表すので、二重フチの作成に「境界線」を2つ適用した場合、上が内側・下が外側になるため、上のサイズより外側にフチが広がるように、下の「境界線」のサイズは大きめに設定する。

 ⚫︎文字の描画色をグラデーションに設定 /「レイヤースタイル」パネルで「グラデーションエディター」のチェックを入れタイトルをクリック(チェックを入れるだけだと機能はオンになるが設定画面が表示されない)→「グラデーション」右側の「v」をクリックし任意のものを選択(グラデーションの帯をクリックするとグラデーションエディターが表示され自由なカラー設定もできる)

◯パスやシェイプに合わせて文字を入力 /ペンツールやシェイプツールを使って描いたパスに沿う形で文字入力ができる

 ⚫︎円形に沿って文字入力 /元になるパスのレイヤーを選択→(文字サイズを設定)文字ツールで円のフチにカーソルを合わせカーソル形状が〜になっていることを確認してクリック(〜:パス上に文字を入力できる・◻️:通常の文字ツールとして入力・⚪️:パスを段落テキストのエリアに変換して文字入力)→文字を入力(クリックした位置が入力開始位置になる)

 ⚫︎波線に沿って文字入力 /元になるパスのレイヤーを選択→(文字サイズを設定)文字ツールで波線左で線に合わせカーソル形状が〜になっているのを確認してクリック→文字を入力(クリックした位置が入力開始位置になる)

※テキストがすべて選択されている状態でcommandキーを押しながらドラッグすると、テキストの基準位置を移動できる。「段落」パネルで「左揃え」なら始点「中央揃え」なら中間点「右揃え」なら終点が指定される(指定した場所によってはオーバーセットテキストが発生するので必要に応じて調整)

※パス上文字は作成するために使用したパスを削除しても消えない。

※「文字の装飾なら私が代わりにやりましょう」の猫さんもAI画像です。

<ファイルの書き出し>

◯保存と書き出し /「ファイル」メニュー

 ⚫︎保存:Photoshopで編集中のデータを上書き保存(初回保存時は保存場所・ファイル名・ファイル形式選択のダイアログを表示、2回目からは同じ場所・名前・形式で上書き保存)

 ⚫︎別名で保存:編集中のデータを別の名称で別のファイルとして保存

 ⚫︎書き出し:主にWebサイトで使用する画像を生成する際に使用

◯保存形式(Photoshopで選べる代表的なもの)

 ⚫︎Photoshop(拡張子:psd) /PSDはすべてのPhotoshop機能をサポートする形式で、他のAdobeアプリケーションでもファイルを直接読み込み・機能を保持できる(画像を保存した際に「互換性を優先」というダイアログボックスが表示される場合がある)

 ⚫︎Photoshop EPS(拡張子:eps) /EPSファイルはほとんどのDTPソフトでサポートされていて読み込みや配置が可能だがプリントするにはポストスクリプトプリンターを使用する必要がある(現在ではPSDに置き換わり使用される機会は少ない)

 ⚫︎ビッグドキュメント(拡張子:psb) /ファィルサイズが2GBを超える場合やカンバスサイズの縦横どちらかが30,000pxを超えるなど、大きな画像を保存する際に使用(PSDで保存した画像が作業中に容量やサイズが超えた場合自動的に変換保存される)

 ⚫︎BMP(拡張子:bmp) /ビットマップ形式の画像を保存できる形式でWindowsで標準使用(データ圧縮されない形式で画像の劣化がない)

 ⚫︎Photoshop PDF(拡張子:pdf) /PDFはAdobe Acrobat DCやPDFビューアで閲覧可能なフォーマット・レイヤーやアルファチャンネルなどのPhotoshopデータを保持できるためPhotoshopで開いたり画像編集が可能(アクセス制限するためのセキュリティオプション設定を指定できる)

 ⚫︎JPEG(拡張子:jpg) /カラー静止画の圧縮技術でWEB標準画像フォーマットの一つ(デジタルカメラ・スマートフォンで撮影された写真にも使用されており多くのコンピューターで扱える)表現できる色数が最大「約1677万色」と多く写真のような連続階調を持つデータ向き(データを間引くことによりファイル容量を減少させる非可逆圧縮方式のため高圧縮が可能だが、圧縮率を上げると間引くデータ量も増え品質が劣化するので、可能な限り上書き保存を避けるようにする・透明機能をサポートしていないので切り抜き画像のようなデータ作成はできない)

 ⚫︎GIF(拡張子:gif) /WEBの標準画像フォーマットの一つで色数は最大「256色」のみだが「透明」機能をサポートしているため、色数が少ないベタ塗りイラストやロゴ・WEBボタンのような画像に適した形式(データの損失を伴わない可逆式圧縮を行う・アニメーション画像として表現も可能)

 ⚫︎PNG(拡張子:png) /WEB使用を目的として1995年に開発されたフォーマット・8、24、32の3つのタイプに分類され、PNG-8は最大「256色」のみ、PNG-24と32は最大「約1677万色」を表現できる(データの損失を伴わない可逆式圧縮・PNG-8は特定の1色を透明/24は透明を持たない/32は特定の1色を透明かつ半透明するなどの設定ができる)

 ⚫︎WebP(拡張子:webp) /GoogleがWEBサイトの表示速度短縮を目的に開発した静止画像の形式(Photoshop形式ファイルから直接変換ができないのでjpeg/GIF/PNG形式に保存し、保存の画面上で変換)

※「イヤになったら僕の戦闘ロボで燃やしてやるよ」の猫さんもAI画像です。

◯書き出し形式 /「ファイル」メニュー→「書き出し」→「書き出し形式」

 ⚫︎書き出す際の拡大・縮小指定:「+」をクリックすると、同時に書き出しサイズの追加が可能

 ⚫︎アートボードが複数ある場合書き出し対象を選択・現在の設定で書き出した際のファイル容量予測値も表示される

 ⚫︎プレビュー表示:「2分割」をクリックすると元画像と保存後の比較ができ、画面下の「+」「-」クリックで表示倍率変更

 ⚫︎ファイル形式指定:指定できるのはPNG/JPG/GIF(PNG形式は8:透明部分・ファイルサイズ小/32:透明部分の設定が可能)

※レイヤーパネルのパネルメニューの書き出し形式を選択すると、今選択している個別のレイヤーを一枚の画像として書き出せる(背景が透明な切り抜きレイヤーの書き出しにはレイヤーパネルからが便利)

◯クイック書き出し /使用する形式が決まっている場合「クイック書き出し」が便利(あらかじめ「編集」メニュー→「環境設定」→「書き出し」で設定可能)

※「クイック書き出し」も「ファイル」メニュー→「書き出し」と「レイヤー」パネルのパネルメニュー両方にある。アートボードごとに書き出すか、レイヤーごとに書き出すか、目的に応じて使い分ける。

※「俺らの音楽で元気出せよ!」の猫さん達もAI画像です。

<Web用に保存(従来)>

Web用に保存(従来)とは、画像の書き出しを行う際に使用されるメニュー・GIFアニメーションを作成する際に使用することが多い

◯アニメーションの作成 /レイヤーパネルに元になるレイヤーを準備→「ウィンドウ」メニュー→「タイムライン」を選択→画面下「タイムライン」パネルが表示されるので右上パネルメニューから「レイヤーからフレームを作成」を選択→レイヤーがタイムラインパネル上に取り込まれる(各コマごとに表示時間指定ができる・左下からループ設定)→再生ボタンを押すと今選択しているコマから再生スタート

 ⚫︎設定完了後「ファイル」メニュー→「書き出し」→「Web用に保存(従来)」を選択(この画面でも「ループオプション」などの設定が可能)→「保存」(完了を押すと設定のみで書き出しは行われない)

※Webページ用のファイル名には日本語は使えない。

 ⚫︎書き出したgifをWebブラウザで確認 /Finder→「gifファイル」を右クリック→プログラムから開く(このアプリケーションで開く)→「Webブラウザ」を選択→開く

※「家事は全部僕たちが済ませときまーす」の猫さん達もAI画像です。

2023-11-07

459.13フィルター/bridge

※ハロウィンそろそろ始まりますねの猫さんはAI画像です。

<フィルター>

 フィルターとは、画像に特殊効果を与える機能。見た目を大きく変更できる。(選択範囲を作成していない場合は、画像全体に対してフィルターがかかるので、部分的にフィルターをかける場合は、事前に選択範囲を作成する)

 ⚫️顔のモザイク /選択ツールで対象部分を選択→「フィルター」メニュー→「ピクセレート」→「モザイク」を選び「セルの大きさ」を任意に設定→OKを押しcommandキー+Dで選択範囲を解除

◯スマートフィルター /「フィルター」はそのまま画像に適用すると後からの修正が難しい。「スマートフィルター」を使うと、元画像はそのままで「フィルター」を「レイヤー」のように使用できる。

 「フィルター」メニュー→「スマートフィルター用に変換」を選択(変換されるとレイヤーサムネールに書類の形のアイコンが表示される)

※「レイヤー」パネルのパネルメニューから「スマートオブジェクトに変換」を選んでも同様の処理が可能。

◯フィルターギャラリー /さまざまなフィルター(特殊効果)を、プレビューを確認しながら適用できる。

 「フィルター」メニュー→「フィルターギャラリー」→左にプレビュー右にフィルターフォルダが表示される→フィルターをクリックするとプレビューに適用→画像右で詳細設定→OKを押すと「スマートオブジェクト」に変換したレイヤーに「スマートフィルター」として「フィルターギャラリー」が収納される(ダブルクリックで再編集もできる)

※プレビューのズームイン:command+「+」/ズームアウト:command+「-」

◯ぼかしフィルター /さまざまなぼかし効果を、プレビューを確認しながら適用できる。

 「フィルター」メニュー→「ぼかしギャラリー」を選ぶと左にプレビュー右に各種設定が表示される→名称右のチェックのON/OFFで適用するぼかしを切り替え・左の「>」をクリックで設定画面が開く

 ⚫️フィールドぼかし:ピンを指しながら部分的にぼかしの加減を調整できる

 ⚫️虹彩ぼかし:目の虹彩のように縁を描き周りをぼかす(目立たせたい部分を強調させたい時にも使う)

 ⚫️チルトシフト:ピントの合う範囲や角度を自由に調整できる・水平/垂直にぼかして遠近感を出すことも可能(上から撮影している奥行きのある画像で彩度を上げるとミニチュア感が出る)

 ハロウィンの夜スットコランドでは、各家の玄関ポーチに、お菓子が用意されます。(AI画像)

<ニューラルフィルター>

 AIを使ってさまざまなフィルターを適応できる。

※初めて使用する際は、クラウドアイコンをクリックしてフィルターをダウンロードする。

 ⚫️調和:重ねたレイヤー同士の色を馴染ませて合成する /「レイヤー」が選ばれた状態で「フィルター」メニュー→「ニューラルフィルター」→画面右のフィルターから「カラー」→「調和」をオンにする→「参照画像」→「レイヤーを選択」を「背景」に切り替えると背景に調和する→下のスライダーで色調の調整(元の画像を表示を押すと補正前後の表示が切り替わる)→画面中央下の「出力」から選択(現在のレイヤー:現在のレイヤーに色調補正を適用・新規レイヤー:レイヤーを複製し色調補正を適用・スマートフィルター:スマートオブジェクトに変換しスマートフィルターとして適用)→OKを押す

 ⚫️スマートポートレイト:人物の表情や年齢などの見た目を変える /「フィルター」メニュー→「ニューラルフィルター」を選ぶ→画面右のフィルターから「ポートレイト」→「スマートポートレイト」→各項目のスライダーをドラッグして調整→出力方法を指定(マスクされたレイヤー:人物のレイヤーを複製して顔の部分のみレイヤーマスクを作成・新規ドキュメント:結果をレイヤーではなく新規のドキュメントにする)→OKを押す

 ⚫️風景ミキサー:風景写真に対して、別の情景や季節をミックスして反映 /「フィルター」メニュー→「ニューラルフィルター」を選ぶ→画面右のフィルターから「クリエイティブ」→「風景ミキサー」をオンにする→「プリセット」の中から好きなものをクリックして適用(カスタムに切り替えると風景スタイルに自分で用意した元画像を使用できる)→スライダーで調整→出力方法を指定してOKを押す

※ニューラルフィルターの名称右側に「ベータ」記載のあるものは開発途上機能。

 さっそく仔猫さん達がやって来て、食べ散らかしていますね。(AI画像)

<Adobe bridge>

「Bridge」はAdobeのファイル管理アプリ。個別のアプリケーションの橋渡しをするだけでなく、データのプレビューの確認作業や管理機能など多くの便利機能を搭載 /Photoshopからの起動は「ファイル」メニュー→「Bridgeで参照」を選ぶ(ショートカットキーはcommand+shift+0)

 ⚫️お気に入り:頻繁にアクセスするフォルダーをドラッグ&ドロップで登録(フォルダータブに切り替えてツリー形式で表示も可能)

 ⚫️パスバー:現在閲覧中のファイル(フォルダー)の位置が表示される(クリックで移動できる)

 ⚫️コンテンツ:現在閲覧中のフォルダーの中にあるファイルが表示される(画面下のスライダーで表示の大きさが変更できる)画像クリックで右上プレビューで表示・ダブルクリックで該当のアプリでファイルが開く

 ⚫️プレビュー:選択した画像のプレビューを表示(プレビュー上でクリックすると一部分を拡大鏡表示)

 ⚫️メタデータ:画像に内包されたさまざまな情報を表示(ファイルプロパティで作成日時やアプリ・カメラデータでは撮影カメラ機材情報)

◯ファイルの閲覧 /左上「お気に入り」タブや「フォルダー」タブから閲覧したいフォルダーにアクセス(お気に入りパネルのユーザー名クリックでダウンロードフォルダへのアクセスも可能)→フォルダーを選択すると収納ファイルが「コンテンツ」タブに表示される→画像をクリックで右上プレビューに表示(プレビュー画像をクリックで拡大鏡表示)→ダブルクリックするとPhotoshopで開かれる(Photoshop形式・jpeg形式の画像のみ)

◯レーティングとフィルター /データに対して星0~5のレーティングを設定することで、フィルターを使って絞り込みができる /対象データをクリック→「ラベル」メニュー→「★」~「★★★★★」を選ぶ /画面左下の「フィルター」タブの「レーティング」でチェックを入れたレーティングの画像のみを「コンテンツ」タブに表示できる /「フィルター」タブでは、データが持つメタデータの情報で、右下の「キーワード」タブではデータに内包されているその他の情報で、表示するデータを絞り込みが可能(レーティング:command+0~5)

◯コンタクトシート /「コンタクトシート」とは画像やデータのサムネールを並べたもので、一覧で確認できる。複数のデザインを並べて確認したり、一覧の中から画像を選んでもらう場合に便利(BridgeではPDF形式で作成できる)

 ⚫︎画面上から表示モードを「出力」に切り替え→「出力設定」タブの「テンプレート」を選んで切り替え→command+Aで全画像を選択→「出力プレビュー」タブにドラッグ&ドロップ→「PDFに書き出し」をクリック

 こちらでは家族で記念写真を撮っています。(AI画像)

<Camera raw>

デジタル一眼レフで撮影されたRAWデータはそのままではPhotoshopで開けないが、「Camera RAW」フィルターを介することで開けるだけでなく、さまざまな補正も可能。

◯RAWデータと現像 /「RAW」とは英語で「生」「未処理」を意味し、デジタルカメラで撮影された「素の状態」を保存しているデータをさす。情報量が多くさまざまな画像への調整がしやすい。一方データ容量が大きくそのまま他のアプリケーションに配置できないので、jpeg形式など閲覧可能な状態の画像形式に変換する。RAW画像を閲覧可能な形式に変換することを「現像」と言う。

 ⚫️Bridge上でファイルを開く→ダブルクリック→自動的にCamera RAWフィルターが開く→画面右の設定を選び「>」をクリックで詳細設定

◯自動補正 /画面上にある「自動補正」を押すと、そのRAW画像に最適な色調補正が行われる(その下の各種補正で調整も可能)

◯レンズのプロファイル /「レンズ」には代表的なメーカーの一眼レフカメラの交換レンズ情報をまとめたプロファイルが登録されていて、適切なレンズプロファイルを選ぶと簡単に補正することができる。

 右下の「開く」の「V」をクリックすると3つの形式で開ける

 ⚫︎開く:通常の画像として開く

 ⚫︎オブジェクトとして開く:スマートオブジェクトに変換して開く(shiftキーを押しながら開くを押しても同様)

 ⚫︎コピーして開く:ファイルを複製して開き元画像の情報は書き変わらない(optionキーを押しながら開くを押しても同様)

 ※「完了」はRAW画像に補正を適用するがファイルは開かない。

 おデン様とボンにゃんも魔法使いと魔女の仮装で写真を撮ってみました。

2023-10-31

458.12レタッチ

※「みなさんハロウィンの準備は出来ましたか?」の祭りの幹事猫さんはAI画像です。

<レタッチ>

「レタッチ」とは修正・加筆のこと。不要部分を取り除く作業・色合い質感調整などの画像補正・修復も含む。

※選択したレイヤーに修正がかかるので、元の状態に戻しやすくするためレイヤーを複製する。選択範囲を作成しておけば、補正する部分を限定しながらレタッチを行える。

※「ジャック・オー・ランタンは何個作れば良いですかな」の猫さんもAI画像です。

◯コピースタンプツール /画像の一部をコピーして、同じ画像や別の画像の別の部分に、スタンプのようにコピーした部分を貼り付けることができる。

 ⚫️レイヤーの複製(作業の準備)レイヤーをレイヤーパネルの「+」ボタンにドラッグ&ドロップで「コピー」レイヤーを作る

 ⚫️ツールパネルから「コピースタンプ」ツールを選びツールオプションを設定→ブラシサイズ・調整あり:オン・サンプル:現在のレイヤー

※「調整あり」にチェックが入っている場合は、ペイント作業を中断しても、サンプルポイントとポインタの位置関係は変わらない。チェックがない場合、操作中断後に再開すると、最初のサンプルポイントに戻る。

 ⚫️コピーの元になる場所指定:ブラシを合わせてoptionキーを押しながらクリックして指定(クリック時にターゲットアイコンが表示される)→optionキーを放し消したい場所の上でクリックやドラッグ(クリックしているときに見られる十字マークはソースのピクセルの位置を表す)→位置がずれる場合はこまめにoptionキーを押しながらソース(元の素材)の位置を調整する

※色と色の境目は、境目の中心にブラシを合わせて貼り合わせると綺麗に補正できる。

◯修復ブラシツール /「コピースタンプ」と同様の使い方をするが、ソースに指定したピクセルのテクスチャ(質感)や陰影を元のピクセルと一致させる事ができ、修復部分が周りの部分と違和感なく溶け込み自然な仕上がりになる。

 ⚫️作業の準備としてレイヤーを複製

 ⚫️ツールパネルから「修復ブラシ」ツールを選びツールオプションからブラシサイズを設定

 ⚫️optionキーを押しながらクリックでソースを指定→optionキーを放し消したい場所の上でクリックやドラッグ

※ソースと適用場所の条件は近い方が、仕上がりはより滑らかになる。

◯スポット修復ブラシツール /「コピースタンプ」「修復ブラシ」と同様の使い方をするが、修復する前にサンプリングする必要がない。画像の取り除きたい部分をクリックまたはドラッグすることで、自動的にサンプリング。オプションバーの「種類:コンテンツに応じる」を使用するとよりリアルなレタッチを行える。

 ⚫️作業の準備としてレイヤーを複製

 ⚫️ツールパネルから「スポット修復ブラシ」ツールを選びツールオプションからブラシサイズを設定

 ⚫️なぞるようにドラッグ→ドラッグを離したタイミングでその領域と周囲の画像の情報を読み取りながら分析して補正

※周囲の情報を分析して補正するため、周囲に消すもの以外の情報が多いと上手く行かない。ある程度単調な画像の方が上手く行く。小さな傷やゴミなど細かい部分補正に活用。

※「僕たちはこのふたつを作りました」の猫さん達もAI画像です。

◯パッチツール /「パッチ」はつぎはぎや当て布の意味。補正したい部分を選択し、別の部分を「当て布」で持ってきて、周りと馴染む処理で補正する。大きく広い部分も補正しやすい。

 ⚫️作業の準備としてレイヤーを複製

 ⚫️ツールパネルから「パッチ」ツールを選びツールオプションから「ソース/複製先:ソース」(ソース:補正箇所を選択してから参考情報を選ぶ・複製先:参考情報を選んでから補正箇所を選ぶ)

※「パッチ」は「通常」と「コンテンツに応じる」が切り替えられる。

 ⚫️ドラッグ操作で範囲を指定(囲む際に消したいもの以外を含まないようにする)描き直しは選択範囲を取り消す→修正範囲からドラッグして参考情報の方へ移動→ドラッグ&ドロップでその場所と参考にした場所の情報が馴染んで補正される

※補正先として選ぶ情報は、比較的色や明るさが近く余計な情報が含まれないように注意する。

◯コンテンツに応じる /「コンテンツに応じる」は「スポット修復ブラシ」や「パッチ」でも選べ、該当の範囲を塗りつぶすために周囲の情報を処理して選択範囲をシームレスに塗りつぶす(シャドウやオブジェクトのエッジなどのディテールは保持)

※「切り抜き」ツールの画像の角度補正でできた余白も、オプションで「コンテンツに応じる」のチェックを入れておくと補完してくれる。

 ⚫️塗りつぶす範囲を「選択」ツールで選択→「編集」メニュー→「コンテンツに応じた塗りつぶし」を選択

 パネルの左に補正前・右に補正後の結果(処理に参照しているエリアは薄緑で表示)

 サンプリング領域のオプション:「自動」

 サンプリングブラシツール:「+」でサンプリング領域を増やす「-」で減らす(サンプリング領域の変更でパネル右の補正後の結果が変化)

 「なげなわ」ツール:塗りつぶし領域を変更できる

 出力先:「新規レイヤー」にして「OK」を押す(元の画像の上に塗りつぶした領域の新規レイヤーが作成される)

※「コンテンツに応じた塗りつぶし」は広範囲の修正をしたいときに向く。

※「僕たちはこんなにいっぱい作りました」の猫さん達もAI画像です。

<直接的な画像調整>

◯覆い焼き・焼き込みツール /「覆い焼き」ツールは部分的に明るく・「焼き込み」ツールは部分的に暗く補正する(選択しているレイヤーに直接補正がかかるのでレイヤーを複製した上で補正)

 ⚫️作業の準備としてレイヤーを複製 

 ⚫️ツールパネルから「覆い焼き(焼き込み)」ツールを選びツールオプションを設定

 ブラシ:ブラシサイズを設定

 範囲:画像のどの範囲の明るさをもつ部分を補正するのかを限定(シャドウ:画像の暗い部分のみ・中間調:画像の中間的な明るさをもつ部分・ハイライト:画像の明るい部分のみ)

 露光量:補正の強さ(10~20%くらいが調整しやすい)

 エアブラシ:重ねて描くことで強さを調整できる

 トーンを保護:その場所の色合いを保つ(チェックを入れたほうが馴染む)

◯ぼかし・シャープ・指先ツール /部分的に質感をぼかしたり、くっきりさせたり、指先でなぞるように馴染ませるツール(ブラシの設定で大きさや硬さが変更できる)

 ⚫️ぼかしツール:質感をぼかす

 ⚫️シャープツール:質感をくっきりさせる

 ⚫️指先ツール:絵の具を指先でなぞるように色を混ぜ合わせる(ブラシでイラストを描いた後色の境目あたりを馴染ませたいとき使う)

※「私は火を灯して街角に飾って行く係です」の猫さんもAI画像です。

2023-10-25

457.11色調補正

※「今夜は俺たちの試合だー!」の猫さんはAI画像です。

<色調補正とは>

「色調補正」は画像の使用目的に合わせて、明るさ・暗さ・コントラスト・色のバランスを整える補正で、暗い画像を明るくしたり画像の一部を別の色に置き換えたりできる(繰り返し補正を行うと画像が劣化する)

<調整レイヤー>

Photoshopでは2通りの方法で補正ができる

◯「イメージ」メニュー→「色調補正」:選択したレイヤーを直接補正(繰り返しの編集や元の画像に戻すのは難しいのでバックアップをとる)

◯「レイヤー」メニュー→「調整レイヤー」:選択したレイヤーとその下のすべてのレイヤーに補正がかかる(繰り返しの編集や元の画像に戻すことができる)

※「スクラム組むぜー!」の猫さん達もAI画像です。

<明るさ・コントラストの補正>

◯レベル補正 /ヒストグラムを利用してシャドウ・ハイライト・中間調の3つのポイントを調節しながら簡易的な明るさ補正ができる機能(スポイトツールで画像上をクリックして感覚的に補正もできる)

※ヒストグラムは画像内のピクセルの明るさ分布。縦軸:ピクセル数・横軸:明るさレベル(明るい・右側に偏る/暗い・左に偏る/コントラストが強い・両端に偏る/コントラストが弱い・中央に偏る)なだらかな山形が理想的。

「色調補正」パネル→「レベル補正」をクリック(レイヤーパネルに調整レイヤー・プロパティパネルに詳細設定が表示される)

※ヒストグラム単独表示は「ウィンドウ」メニュー→「ヒストグラム」パネル

レベル補正の使い方 (それぞれヒストグラムの端に合わせてコントラストを調整する)

 ⚫️シャドウ:右に移動すると暗いところがより暗くなる

 ⚫️中間調:左に移動すると明るくなり、右に移動すると暗くなる

 ⚫️ハイライト:左に移動すると明るいところがより明るくなる

※レイヤーパネルの表示/非表示で補正前後を比較して確認・削除は調整レイヤーを「レイヤーを削除」ボタンにドラッグ&ドロップ。

◯トーンカーブ /画像の明るさとコントラストを調整する機能で、補正を加える部分以外への影響を押さえ、レベル補正より精度の高い調整ができる(ヒストグラムを参照しながらの作業が可能)

 ⚫️明るさの調整 /「色調補正」パネル→「トーンカーブ」をクリック /横軸中央とトーンカーブがぶつかるあたりをクリックしてポイントを打つ /ポイントをマウスでドラッグ(上に引き上げると画像が明るく、下に引き下げると暗くなる)

※ポイントをクリックして選択→deleteキーで削除できる。

 ⚫️指先ツール /「指先ツール」ボタンをクリック→マウスを画像の上に移動するとヒストグラムの線上に円が表示される /明るさを補正したい場所にマウスを合わせてドラッグ(ヒストグラムの対応する場所にポイントが設定される)上にドラッグ・明るさを強く補正/下にドラッグ・暗さを強く補正

※コントラスト補正はやりすぎると「黒潰れ」や「白飛び」が発生するので注意(コントラストを強めたトーンカーブを「Sトーンカーブ」と言いコントラストを弱める時は逆S字型に調整する)

※「パス受け取れー!」の猫さんもAI画像です。

<色合いや鮮やかさの補正>

◯色相・彩度 /「色調補正」パネル→「色相・彩度」をクリック→それぞれのスライダーで調整(プリセットを使用して目的に応じた編集を素早く行うこともできる)

※画像上の黒や白は、これ以上色を変更することができない部分のため、補正結果の差が出にくい。

◯自然な彩度 /「色相・彩度」はすべての色の彩度を均等に調整するのに対し、「自然な彩度」は彩度が高い色への影響を抑えながら、彩度が低いすべての色を調整する(特に複雑な色を保持する写真や肌色を補正する場合に有効)「色調補正」パネル→「自然な彩度」をクリック

◯グラデーションマップ /画像の明度(階調)に応じて任意のグラデーションカラーにリマップ(置き換え)する機能・グレースケール画像にさまざまな色を着色することができる(複数のレイヤーで構成されている場合、レイヤーの描画モードを合わせると画像イメージが大きく変わる)

※グレースケール画像の着色法「ダブルトーン」は、カラーインクとグレースケールなど2色以上を掛け合わせて表現の幅を広げる印刷技法。

「色調補正」パネル→「グラデーションマップ」をクリック(新しいレイヤーが作成される) /プロパティパネルのグラデーションをクリック→「グラデーションエディター」→「プリセット」→「基本」→「黒白」/左の「カラー分岐点」をダブルクリック→「カラーピッカー」パネルから色を指定→「OK」をクリック(右のカラー分岐点をダブルクリックで白と置き換える色の指定もできる)

※調整レイヤーは下から順番に補正される。レイヤーの重ね順を入れ替えると処理順が変更され、見た目が変わる場合がある。

※「キャーッチ!」の猫さんもAI画像です。

<限定箇所への色調補正>

◯複数の調整レイヤーの適用

 ⚫︎「チャンネル」パネルの「選択範囲」サムネールをcommandキーを押しながらクリック→「色調補正」パネル→「レベル補正」をクリックで色調補正(レベル補正適用でレイヤーマスクに変換される)

 ⚫︎さらに別の色調補正を重ねがけする /レイヤーマスクのサムネールをcommandキーを押しながらクリック→選択範囲が作成される→「色調補正」パネル→「色相・彩度」クリックで任意のカラーに変更

◯クリッピングマスクを活用した色調補正 /コピーする画像のファイル「選択範囲」メニュー→「被写体を選択」を選び「編集」→「コピー」を選択→背景画像のファイルに戻る→「編集」→「ペースト」で「レイヤー」としてペーストされる→上の色調補正用レイヤーを選び「レイヤー」メニュー→「クリッピングマスクを作成」を選択(その下のレイヤーの形で切り抜かれたことを示すアイコンがつき色調補正が適用される場所が限定される)

 ⚫︎レイヤーマスク:切り抜き画像ではない画像の選択範囲に対して部分的に補正が行える

 ⚫︎クリッピングマスク:切り抜き画像への補正なら選択範囲を作成する手間を省ける

※「キックきめまっす!」の猫さんもAI画像です。

2023-10-22