334.猫ちぐらで大騒ぎ!

 ぽちの輔さんから手作りの猫ちぐらを頂きました!

 ちぐらはとても高価なので、ママは「オマエ達にはもったいない」と言って、今まで買ってくれませんでした。初めて見た猫達は大コーフンです。

箱から出すとすぐに集まって来て⋯。
早速交代でチェックを始めます。
まずガンちゃんが中を確かめて出て来ました。

 ゴンゴンは、いきなり持ち手をかじり出したので、ママが鬼の形相で怒鳴ります。「こらっ! 届いた途端に破壊するんじゃないの!!」ウチではオモチャなどを貰っても、30分ともたずにボロボロにされたりするのです。

「見晴らしもなかなか良いぜー」ママと視線を合わせずに、ごまかしていますね。ドンも下で見ないフリをしていますよ。

 おデン様も様子を見にいらっしゃったのに、ドンごろーが中に居座っています。「お屋形様〜。女王陛下にお譲りになった方がよくありませんかぁ」ダンゴ君が心配して声を掛けます。

「オラここ気に入ったんだもん」

 おデン様が何かお命じになったようで、コバンが念入りに周囲を調べています。

「お屋形様は、まだ拙者のお清めが済んでいない部屋に、入られたのでござるか?」「呪術が込められたモノやも知れませぬし、魔物が潜んでいる可能性もあるのでござるよ」「このような勝手をされては、もし祟りや障りがあっても、拙者は一切責任を持てませぬな」

 コバンが交代で入って、中で何やら呪文を唱えているようです。「まだなのけ?」「念入りに行いませんとな」「まだなのけ〜!」

 しばらくすると、待ちくたびれたドンごろーは行ってしまい、おデン様がお入りになっておられました。

2021-08-28

333.視線の先にはにゃにもない?

 猫が何も無いところをジッと見つめていても、ほとんどは遠くから聞こえる音に集中しているだけで、そこに何かが見えている訳ではないと、以前お話ししました。考え事をしている場合も、たいていは しょーもない内容なのでした。(目線の先にはにゃにがある?)

 ゴンゴンは真面目な顔で、悪いコトしか考えないのは、皆さんご存知ですよね。

「オレ今日のイタズラはひと通りやっちゃったよな」毎日ひと通りやらんでイイから。「オトンの書斎でもひと暴れしてぇなぁ」暴れてくれなくてイイんだってば。

「コバンとダンゴはさっき“可愛がって”やったしぃ」「ガンにも何かしてやらねぇと」ガンちゃんは望んでないと思うよー。

「⋯それはお任せします」「次の交代は2・2・0時なので⋯」ガンちゃんは宇宙猫と交信中ですね。「宇宙猫じゃなくて宇宙クラゲさんです」「天井に漂ってるのが見えませんか?」えぇっ!?

「この音はなんじゃ!?」「上空からヒュンヒュンヒュンヒュンと聞こえて来るではないか」またUFOが来てるんだと思いますよ〜。

「はっ!? アタチ今日ととちゃまに撫でさせてあげてないんじゃない??」「抱っこもさせてあげてないかもっ!?」ソレ させてあげるんじゃなくて、してもらうんでしょ?

「拙者 朝ご飯は食べたのでござるよな」「昼ご飯は食べたのでござろうか??」

「わっ!! 晩ご飯をまだ食べてないのでござる!」まだ晩ご飯の時間じゃありませんから〜。

「え〜〜っと⋯オラ何しにここに来たんだっけ?」知りませんよ。「どーしても思い出せねぇずら〜」思い出さなくても良いような話じゃないの?

「僕 今日はお仕事サクサク進めちゃって、もう休み時間なんですよ」ダンゴ君 今日も頑張ったわね。「お天気も良いし、たまにはのんびりして、それから⋯」

「いけねっ!」「お屋形様のところに報告に行くんだった⋯」「どーしよー」「だいぶ待たせちゃってるよ〜」「怒ってるだろうな⋯」ドンも忘れちゃってるから、大丈夫だと思うよー。

2021-08-21

332.魂抜け開眼睡眠術・第二回演武会

 今回の開眼睡眠術も、まず第一人者“マムシの権三選手”から披露してもらいます。

 後脚を抱えた「チラ見の形」から、お手手を伸ばした「招き猫の形」へ、しっかりとキメました。

 次は前回“他猫疑惑で失格”した“星空頑四郎選手”が、雪辱を誓って登場です。

 まずは「二匹一体睡眠の形」そして⋯。

 おぉ!これは素晴らしい!! 開眼睡眠のお手本のような「片目見開きの形」をご覧下さい。

 こちらは観客人気ナンバーワンの“巣床の鈍五郎選手”ゴロンチョのひねり技も入れて来ましたねぇ。

 さらにトドメは「微笑み交信脱力の形」力の抜け具合が絶妙です。

 そしてこちらは“巣床院お伝選手”⋯??「たわけ者! わらわは起きておるわっ」失礼致しました〜。

 や、しかしこちらは完璧に参加中です。“白玉小ぼん選手”「前脚揃え半隠れの形」キマっています。

 “小判蛮八選手”は「放心片手下ろしの形」寝返りを打ったら落ちそうな場所に緊張感が高まります。

 最後は“煙の弾九郎選手”の得意技「見張ってるフリ転がりの形」この出来映えは、毎日よく練習している証ですねー。

2021-08-14

※丸い塔のある洋館シリーズの最初の話「迎え火」長い年月の封印を解いて、ついに「薄闇怪談」にアップしました。何も異変が起こらなければ続いて後編も掲載予定です。
※後編「送り火」も無事公開出来ました。

331.猫風鈴 入荷しました

「暑中見舞い2021」の猫風鈴に、たくさんのご意見・ご苦情を頂き、ありがとうございました。

 要するに“怖い”という方が多かったので、作り直してみました。

コレでどうでしょう?

 アドバイスに沿って頭を大きくし“首吊り”に見えないようにしましたよ。

 ドンごろーに売りに行かせますので、近くを通りかかりましたら、ぜひお買い求め下され。

2021-08-05

327.ピカピカ・ドッカーン!

 梅雨末期の天候不順が続くスットコランドに、怪しい黒雲が近づいて来ました。

「この光はなにっ!?」ボンにゃんが異変に気付きます。

「これはイナビカリじゃな!」おデン様は窓から離れます。

激しい雷雨になりました。

ドッカーーン!!

 ダンゴ君は固まってしまい声も出ません。「あ⋯ぁ⋯⋯!!」

 ゴンゴンは、いち早く安全な場所を確保しています。「オレ繊細なんだからさぁ。勘弁しちくれよぉ」「こえーじゃねぇかよぉ〜」「やめちくれよぉ〜」

 しかし雨も雷もますます強くなり⋯。

「雷獣が近くに落ちたようでござるな」「帝国軍の爆撃ではありませんか?」こちらは押入れに避難したコバンとガンちゃん。

 そしてドンごろーは玄関で⋯。

 アンタそんなとこで何やってるの?「え、いや⋯なんつぅかその⋯」「オラはお外の様子を確かめて来ようかと⋯」

 外は水浸しだし、危ないから出ちゃダメよ。お部屋に戻りなさいっ。

「う、うん」「戻りたいんだけど オラ⋯」腰が抜けちゃったみたいですねー。

2021-07-14