437.スットコ観光案内

 皆様は夏休みをいかがお過ごしでしょうか。混んでる時期だからどこにも行きたくないいという方も、穴場のスットコランドなら、のんびり観光して頂けますよ。

 まず スットコランドといえばこれ! 「ストコッシュフォールド」ですね。

 そしてストコッシュフォールドが案内してくれるのが、ストコッチウイスキーの蒸留所見学ツアーです。

「大寅ウヰスキー」「ウワバミ酒造」「ブラックホールズ」「鯨ウイスキー」「へべれけストコッチ」「ハングオーバーダウン」など、多くの蒸留所で看板ウイスキーキャットがお出迎えしてくれます。

 ウイスキーの試飲をして回った後は、酔い覚ましにネズ湖に行ってみましょう。長く広い湖のどこからでも“ネッズィー”が見られるように、各所に配置してあるんですよ。

 日が暮れたらUFOウォッチングも出来ます。

 さらに古代史に興味のある方には、謎の列石探訪ツアーがオススメです。このように聖地として祀られた列石の数々や、荒野に散らばる巨石群を見て歩きましょう。これらはすべて、古代の宇宙猫が運んできたとの伝説があり、それぞれの石にまつわる言い伝えも聞けます。

 例えばこの石。地球猫と友好を深めた宇宙猫を仲間が連れに来た際、別れを惜しんでいつまでも離れない地球猫がウザイので、石化ビームを放ったら、宇宙猫共々石化してしまったのだそうです。

 こちらは三銃士の石。戦場に赴くにあたり、死ぬ時は一緒と固く誓い合った騎士達。しかしその中の魔法使いの騎士が重傷を負って瀕死になると、他の2匹が「じゃこれで」と自分達だけ逃げようとしたので、呪いをかけられ一緒に石化したものなのです。

 夜には街に繰り出しましょう。

 このような路地裏のパブで、名物料理やライブ演奏を堪能するのも良いですね。

 (ある特殊な)世界的に有名バンドが、出演しているかもしれませんよー。

※画像はすべて生成AIが作成したものを加工しています。

2023-08-12

67.スットコランドストーリー第67話

〇42話から66話までのあらすじ
 空に浮かぶ不思議な光に導かれた勇者ドナルド・ゴーロウは、ネズ湖のほとりに集結したクロウヒル軍を発見。王の橋で待ち伏せして食い止めるが、敵兵の数は圧倒的だった。しかし敵軍の士気は低いとみたネルダス侯(そんな人出てた?)が女王を呼ぶ。女王デニース・オーデンのかわゆさに、クロウヒル兵は次々寝返り、隣国領主モーリス公(この人も知らないって)は撤退を余儀なくされた。(41話と登場人物紹介はこちら)

「お前たちっ! モーリスの元で戦いに明け暮れるのと、わらわの国で楽しく暮らすのと、どっちが良いのじゃ!!」「ハーーイ! デニース様と、楽しく暮らしますぅぅ!!」

「モーリスを追い払っても、あいつが気になるだよ」「あの異邦人ですね」

「おめの仕事はわかっているだべ」「それなんですけどー」「色仕掛けは密偵の基本技だべ」「え〜? そんなぁ」

「仲良くなっても なーんも聞き出せないじゃないかぁ」

 グオン・ゴウンに疑念を抱いているのは、侍女ボニーも同じだった。彼女は夜な夜な城を抜け出すグオンの後を、つけて行くのだった。

「アタチが正体を突き止めてやるっ!」
「どこに行くのよ⋯」
「えっ⋯! 見失った??」

「きゃああああっっ!!!」

 突如何者かに襲われたボニーはどうなるのかっ!?
 つづく⋯。 

2017-02-24 20:11 

45.スットコランド・マナー

 スコさんは他の猫よりお間抜けです。どの種類の猫でも間抜けな面はありますが、スコには負けます。全員なんだかお馬鹿さんです。
 スコの先祖は野良だったはずなのに、こんなんでやって行けたのでしょうか? スコの国では人間も含めて、みんなのんびりしているのかも知れません。
 このスンバラシイ国を「スットコランド」と呼びます。スコのいる場所はどんな所でも「スットコランド」になってしまいます。

 スコの特徴として、肘掛けに肘を乗せる座り方「スコ座り」が知られています。他に「ミーアキャット立ち」もよくやります。高い所に飛び上がるのが、得意じゃないせいかも知れません。立ち上がったまま長い間遠くを見ています。

 足をピッタリ揃えて腹這いになる「スコ寝」も出来ます。スコ以外の猫にはまず無理な姿勢です。

 いつもエラそうにしているスコも、ご飯は何でも文句を言わずよく食べます。ただし食べるのもゆっくりです。

 人見知りで怖がりなのに、すぐに捕まってしまうのも良いところです。そして怖がりのくせにどうしてだか、道の真ん中で堂々と、無防備に眠ってしまいます。

「スットコランド」はいつも平和で、とても安全な国なのです。

2016-12-27 18:29 

41.スットコランドストーリー

〇前回までのあらすじ(前回なんてあった!?)
 怪力自慢の若者ドナルドは湖の怪物を倒し、王女デニースの近衛兵に取り立てられるが、女王の急死によって事態は急変する。領土を狙う隣国の刺客から逃れ、女王に即位したデニースは、ドンを親衛隊長に任命し、その配下に魔導士コバーンと密偵ダニエルを置く。二人は隣国の動向を探り、魔女の攻撃をかわして、ドンと共に女王を守る。しかしデニースは異国から来た謎の青年グオン・ゴウンに心惹かれ始め、侍女のボニーはこれを快く思っていなかった。さらに領内ではUFOが飛んでいたとか宇宙人を見たという噂が広がる。  

〇登場人物紹介

勇者ドナルド・ゴーロウ
女王デニース・オーデン
魔導士コバーン
密偵ダニエル
異邦人グオン・ゴウン
侍女ボニー
目撃された宇宙人

〇第41話(あと40話はどこなのよっ!!)
 今日のスットコランドは、おおむね平穏で何事も無く過ぎたのだった。
 つづく⋯

※「スットコランドストーリー」(?)を第1話からお読みになりたい方はこちらをどうぞ♡
「ぶんぶんキャッツがやって来る!」

2016-12-19 18:23